田中一の発言 (風水害対策特別委員会)
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○田中一君 過去の予算措置を見ましても、私は今岸総理が今回の災害にお驚きになって、そうして予防の立場に立って一切の公共事業を行ないたいという御意思、並びに三十五年度の予算では必ずそれを実現する、こういう力強いお約束と拝承してその点は満足でございます。しかしながら、私は翻って過去の公共事業全体を見ますと、これはことごとく一貫した総合性ある施設がなくして、大部分が政治的な配慮によってのみ行なわれておったというのが実態でございます。時間がないからそういう例示その他をたくさんあげることはできませんけれども、過去十数年間私はそうした現場々々を歩いておりますけれども、ことごとく政治的な公共事業であったということはいなめないのでございます。おそらく並んでいらっしゃるところの各閣僚とも自分の所管の面については、それぞれ三十五年度の予算にかつての間違いを正し、そうして民用安定のための、国民のための公共事業という建前の腹案をお持ちだと思います。私はここで各省大臣から、いわゆる法律にございますところの原形復旧の原則、災害復旧は原形復旧というのが目安になっております。これを改良復旧というところまで飛躍する御構想があると思います。従って建設大臣以下各所管大臣からそれぞれの所管に対する構想をお漏らし願いたい、こう考えます。