風水害対策特別委員会
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会
会議録情報#0
昭和三十四年十一月二十七日(金曜
日)
午前十一時五十一分開会
—————————————
委員の異動
本日委員草葉隆圓君及び江藤智君辞任
につき、その補欠として佐野廣君及び
勝俣稔君を議長において指名した。
—————————————
出席者は左の通り。
委員長 郡 祐一君
理事
稲浦 鹿藏君
重政 庸徳君
田中 一君
成瀬 幡治君
小平 芳平君
向井 長年君
森 八三一君
委員
秋山俊一郎君
石谷 憲男君
江藤 智君
上林 忠次君
木村篤太郎君
古池 信三君
小山邦太郎君
斎藤 昇君
佐野 廣君
仲原 善一君
西川甚五郎君
山本 米治君
吉江 勝保君
米田 正文君
大倉 精一君
清澤 俊英君
栗山 良夫君
小酒井義男君
近藤 信一君
藤田藤太郎君
安田 敏雄君
大竹平八郎君
国務大臣
内閣総理大臣 岸 信介君
大 蔵 大 臣 佐藤 榮作君
文 部 大 臣 松田竹千代君
厚 生 大 臣 渡邊 良夫君
農 林 大 臣 福田 赳夫君
通商産業大臣 池田 勇人君
運 輸 大 臣 楢橋 渡君
労 働 大 臣 松野 頼三君
建 設 大 臣 村上 勇君
国 務 大 臣 赤城 宗徳君
国 務 大 臣 石原幹市郎君
国 務 大 臣 菅野和太郎君
国 務 大 臣 中曽根康弘君
政府委員
法制局長官 林 修三君
法制局次長 高辻 正巳君
自治庁財政局長 奥野 誠亮君
防衛政務次官 小幡 治和君
経済企画庁調整
局長 大堀 弘君
経済企画庁総合
開発局長 藤巻 吉生君
科学技術庁長官
官房長 原田 久君
大蔵政務次官 前田佳都男君
大蔵省主計局長 石原 周夫君
文部大臣官房長 斎藤 正君
文部省社会教育
局長 福田 繁君
文部省管理局長 小林 行雄君
厚生大臣官房長 森本 潔君
厚生省公衆衛生
局長 尾村 偉久君
厚生省社会局長 高田 正巳君
厚生省児童局長 大山 正君
農林大臣官房長 斎藤 誠君
農林省農地局長 伊藤 正義君
林野庁長官 山崎 斉君
通商産業大臣官
房長 斎藤 正年君
中小企業庁長官 小山 雄二君
運輸省港湾局長 中道 峰夫君
労働省職業安定
局長 百田 正弘君
建設省河川局長 山本 三郎君
建設省河川局次
長 曾田 忠君
建設省住宅局長 稗田 治君
—————————————
本日の会議に付した案件
○小委員会設置の件
○昭和三十四年七月及び八月の水害又
は同年八月及び九月の風水害を受け
た地方公共団体の起債の特例等に関
する法律案(内閣提出、衆議院送
付)
○昭和三十四年七月及び八月の水害又
は同年八月及び九月の風水害を受け
た市町村職員共済組合の組合員に支
給する災害見舞金の額の特例に関す
る法律案(内閣提出、衆議院送付)
○昭和三十四年八月の水害又は同年八
月及び九月の風水害を受けた中小企
業者に対する国有の機械等の売払等
に関する特別措置法案(内閣提出、
衆議院送付)
○中小企業信用保険公庫法の一部を改
正する法律案(内閣提出、衆議院送
付)
○昭和三十四年八月の水害又は同年八
月及び九月の風水害を受けた中小企
業者に対する資金の融通等に関する
特別措置法案(内閣提出、衆議院送
付)
○昭和三十四年七月及び八月の水害又
は同年八月及び九月の風水害を受け
た地域における公衆衛生の保持に関
する特別措置法案(内閣提出、衆議
院送付)
○昭和三十四年八月及び九月の風水害
を受けた社会福祉事業施設の災害復
旧費に関する特別措置法案(内閣提
出、衆議院送付)
○昭和三十四年七月及び八月の水害又
は同年八月及び九月の風水害を受け
た都道府県の災害救助費に関する特
別措置法案(内閣提出、衆議院送
付)
○昭和三十四年七月及び八月の水害又
は同年八月及び九月の風水害を受け
た者に対する母子福祉資金の貸付に
関する特別措置法案(内閣提出、衆
議院送付)
○昭和三十四年七月及び八月の水害又
は同年八月及び九月の風水害に際し
災害救助法が適用された地域におけ
る国民健康保険事業に対する補助に
関する特別措置法案(内閣提出、衆
議院送付)
○昭和三十四年八月の水害又は同年八
月及び九月の風水害を受けた医療機
関の復旧に関する特別措置法案(内
閣提出、衆議院送付)
○昭和三十四年七月及び八月の水害又
は同年八月及び九月の風水害を受け
た者等に対する福祉年金の支給に関
する特別措置法案(内閣提出、衆議
院送付)
○昭和三十四年九月の暴風雨により塩
害を受けた農地の除塩事業の助成に
関する特別措置法案(内閣提出、衆
議院送付)
○昭和三十四年七月及び八月の豪雨、
同年八月及び九月の暴風雨又は同年
九月の降ひようによる被害農家に対
する米穀の売渡の特例に関する法律
案(内閣提出、衆議院送付)
○昭和三十四年九月の風水害を受けた
漁業者の共同利用に供する小型の漁
船の建造に関する特別措置法案(内
閣提出、衆議院送付)
○天災による被害農林漁業者等に対す
る資金の融通に関する暫定措置法の
一部を改正する法律案(内閣提出、
衆議院送付)
○昭和三十四年七月及び八月の水害又
は同年八月及び九月の風水害を受け
た農林水産業施設の災害復旧事業等
に関する特別設置法案(内閣提出、
衆議院送付)
○昭和三十四年八月及び九月の風水害
による任意共済に係る保険金の支払
等にあてるための資金の融通に関す
る特別措置法案(内閣提出、衆議院
送付)
○昭和三十四年八月の水害又は同年八
月及び九月の風水害を受けた公立の
学校等の建物等の災害復旧に関する
特別措置法案(内閣提出、衆議院送
付)
○昭和三十四年八月及び九月の風水害
を受けた私立学校施設の災害復旧に
関する特別措置法案(内閣提出、衆
議院送付)
○昭和三十四年七月及び八月の水害又
は同年八月及び九月の風水害を受け
た地域における失業対策事業に関す
る特別措置法案(内閣提出、衆議院
送付)
○昭和三十四年七月及び八月の水害並
びに同年八月及び九月の風水害に関
する失業保険特例法案(内閣提出、
衆議院送付)
○昭和三十四年八月の水害又は同年八
月及び九月の風水害に伴う公営住宅
法の特例等に関する法律案(内閣提
出、衆議院送付)
○昭和三十四年台風第十五号により災
害を受けた伊勢湾等に面する地域に
おける高潮対策事業に関する特別措
置法案(内閣提出、衆議院送付)
○昭和三十四年八月及び九月の暴風雨
による堆積土砂及び湛水の排除に関
する特別措置法案(内閣提出、衆議
院送付)
○昭和三十四年七月及び八月の水害又
は同年八月及び九月の風水害を受け
た公共土木施設等の災害復旧等に関
する特別措置法案(内閣提出、衆議
院送付)
○昭和三十四年七月及び八月の水害又
は同年八月及び九月の風水害により
被害を受けた者の援護に関する特別
措置法案(衆議院送付、予備審査)
○天災による被害農林漁業者等に対す
る資金の融通に関する暫定措置法の
一部を改正する法律案(衆議院送
付、予備審査)
○農林水産業施設災害復旧事業費国庫
補助の暫定措置に関する法律の一部
を改正する法律案(衆議院送付、予
備審査)
○農業協同組合整備特別措置法の一部
を改正する法律案(衆議院送付、予
備審査)
○農林漁業金融公庫法の一部を改正す
る法律案(衆議院送付、予備審査)
○天災による被害中小企業者等に対す
る資金の融通等に関する特別措置法
案(衆議院送付、予備審査)
○昭和三十四年七月及び八月の水害又
は同年八月及び九月の風水害により
被害を受け生計が困難である者の生
活の保障に関する特別措置法案(衆
議院送付、予備審査)
○昭和三十四年七月及び八月の水害又
は同年八月及び九月の風水害による
消費生活協同組合の協同施設等の災
害復旧に関する特別措置法案(衆議
院送付、予備審査)
○昭和三十四年七月及び八月の水害又
は同年八月及び九月の風水害により
被害を受けた公務員等に対する国家
公務員共済組合等の給付の特例等に
関する法律案(衆議院送付、予備審
査)
○昭和三十四年七月及び八月の水害又
は同年八月及び九月の風水害を受け
た地域における失業対策事業に関す
る特別措置法案(衆議院送付、予備
審査)
○昭和三十四年七月及び八月の水害又
は同年八月及び九月の風水害に関す
る失業保険特例法案(衆議院送付、
予備審査)
○昭和三十四年七月及び八月の水害又
は同年八月及び九月の風水害による
病院及び診療所並びに薬局の災害の
復旧に関する特別措置法案(衆議院
送付、予備審査)
○昭和三十四年七月及び八月の水害又
は同年八月及び九月の風水害を受け
た地方公共団体の起債の特例等に関
する法律案(衆議院送付、予備審
査)
○昭和三十四年七月及び八月の水害又
は同年八月及び九月の風水害に係る
私立学校の児童、生徒等の授業料の
徴収免除に関する補助及び資金の貸
付に関する特別措置法案(衆議院送
付、予備審査)
○公共土木施設災害復旧事業費国庫負
担法の一部を改正する法律案(衆議
院送付、予備審査)
○昭和三十四年八月の水害又は同年八
月及び九月の風水害を受けた事業協
同組合等の施設の災害復旧に関する
特別措置法案(衆議院提出)
—————————————
この発言だけを見る →日)
午前十一時五十一分開会
—————————————
委員の異動
本日委員草葉隆圓君及び江藤智君辞任
につき、その補欠として佐野廣君及び
勝俣稔君を議長において指名した。
—————————————
出席者は左の通り。
委員長 郡 祐一君
理事
稲浦 鹿藏君
重政 庸徳君
田中 一君
成瀬 幡治君
小平 芳平君
向井 長年君
森 八三一君
委員
秋山俊一郎君
石谷 憲男君
江藤 智君
上林 忠次君
木村篤太郎君
古池 信三君
小山邦太郎君
斎藤 昇君
佐野 廣君
仲原 善一君
西川甚五郎君
山本 米治君
吉江 勝保君
米田 正文君
大倉 精一君
清澤 俊英君
栗山 良夫君
小酒井義男君
近藤 信一君
藤田藤太郎君
安田 敏雄君
大竹平八郎君
国務大臣
内閣総理大臣 岸 信介君
大 蔵 大 臣 佐藤 榮作君
文 部 大 臣 松田竹千代君
厚 生 大 臣 渡邊 良夫君
農 林 大 臣 福田 赳夫君
通商産業大臣 池田 勇人君
運 輸 大 臣 楢橋 渡君
労 働 大 臣 松野 頼三君
建 設 大 臣 村上 勇君
国 務 大 臣 赤城 宗徳君
国 務 大 臣 石原幹市郎君
国 務 大 臣 菅野和太郎君
国 務 大 臣 中曽根康弘君
政府委員
法制局長官 林 修三君
法制局次長 高辻 正巳君
自治庁財政局長 奥野 誠亮君
防衛政務次官 小幡 治和君
経済企画庁調整
局長 大堀 弘君
経済企画庁総合
開発局長 藤巻 吉生君
科学技術庁長官
官房長 原田 久君
大蔵政務次官 前田佳都男君
大蔵省主計局長 石原 周夫君
文部大臣官房長 斎藤 正君
文部省社会教育
局長 福田 繁君
文部省管理局長 小林 行雄君
厚生大臣官房長 森本 潔君
厚生省公衆衛生
局長 尾村 偉久君
厚生省社会局長 高田 正巳君
厚生省児童局長 大山 正君
農林大臣官房長 斎藤 誠君
農林省農地局長 伊藤 正義君
林野庁長官 山崎 斉君
通商産業大臣官
房長 斎藤 正年君
中小企業庁長官 小山 雄二君
運輸省港湾局長 中道 峰夫君
労働省職業安定
局長 百田 正弘君
建設省河川局長 山本 三郎君
建設省河川局次
長 曾田 忠君
建設省住宅局長 稗田 治君
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本日の会議に付した案件
○小委員会設置の件
○昭和三十四年七月及び八月の水害又
は同年八月及び九月の風水害を受け
た地方公共団体の起債の特例等に関
する法律案(内閣提出、衆議院送
付)
○昭和三十四年七月及び八月の水害又
は同年八月及び九月の風水害を受け
た市町村職員共済組合の組合員に支
給する災害見舞金の額の特例に関す
る法律案(内閣提出、衆議院送付)
○昭和三十四年八月の水害又は同年八
月及び九月の風水害を受けた中小企
業者に対する国有の機械等の売払等
に関する特別措置法案(内閣提出、
衆議院送付)
○中小企業信用保険公庫法の一部を改
正する法律案(内閣提出、衆議院送
付)
○昭和三十四年八月の水害又は同年八
月及び九月の風水害を受けた中小企
業者に対する資金の融通等に関する
特別措置法案(内閣提出、衆議院送
付)
○昭和三十四年七月及び八月の水害又
は同年八月及び九月の風水害を受け
た地域における公衆衛生の保持に関
する特別措置法案(内閣提出、衆議
院送付)
○昭和三十四年八月及び九月の風水害
を受けた社会福祉事業施設の災害復
旧費に関する特別措置法案(内閣提
出、衆議院送付)
○昭和三十四年七月及び八月の水害又
は同年八月及び九月の風水害を受け
た都道府県の災害救助費に関する特
別措置法案(内閣提出、衆議院送
付)
○昭和三十四年七月及び八月の水害又
は同年八月及び九月の風水害を受け
た者に対する母子福祉資金の貸付に
関する特別措置法案(内閣提出、衆
議院送付)
○昭和三十四年七月及び八月の水害又
は同年八月及び九月の風水害に際し
災害救助法が適用された地域におけ
る国民健康保険事業に対する補助に
関する特別措置法案(内閣提出、衆
議院送付)
○昭和三十四年八月の水害又は同年八
月及び九月の風水害を受けた医療機
関の復旧に関する特別措置法案(内
閣提出、衆議院送付)
○昭和三十四年七月及び八月の水害又
は同年八月及び九月の風水害を受け
た者等に対する福祉年金の支給に関
する特別措置法案(内閣提出、衆議
院送付)
○昭和三十四年九月の暴風雨により塩
害を受けた農地の除塩事業の助成に
関する特別措置法案(内閣提出、衆
議院送付)
○昭和三十四年七月及び八月の豪雨、
同年八月及び九月の暴風雨又は同年
九月の降ひようによる被害農家に対
する米穀の売渡の特例に関する法律
案(内閣提出、衆議院送付)
○昭和三十四年九月の風水害を受けた
漁業者の共同利用に供する小型の漁
船の建造に関する特別措置法案(内
閣提出、衆議院送付)
○天災による被害農林漁業者等に対す
る資金の融通に関する暫定措置法の
一部を改正する法律案(内閣提出、
衆議院送付)
○昭和三十四年七月及び八月の水害又
は同年八月及び九月の風水害を受け
た農林水産業施設の災害復旧事業等
に関する特別設置法案(内閣提出、
衆議院送付)
○昭和三十四年八月及び九月の風水害
による任意共済に係る保険金の支払
等にあてるための資金の融通に関す
る特別措置法案(内閣提出、衆議院
送付)
○昭和三十四年八月の水害又は同年八
月及び九月の風水害を受けた公立の
学校等の建物等の災害復旧に関する
特別措置法案(内閣提出、衆議院送
付)
○昭和三十四年八月及び九月の風水害
を受けた私立学校施設の災害復旧に
関する特別措置法案(内閣提出、衆
議院送付)
○昭和三十四年七月及び八月の水害又
は同年八月及び九月の風水害を受け
た地域における失業対策事業に関す
る特別措置法案(内閣提出、衆議院
送付)
○昭和三十四年七月及び八月の水害並
びに同年八月及び九月の風水害に関
する失業保険特例法案(内閣提出、
衆議院送付)
○昭和三十四年八月の水害又は同年八
月及び九月の風水害に伴う公営住宅
法の特例等に関する法律案(内閣提
出、衆議院送付)
○昭和三十四年台風第十五号により災
害を受けた伊勢湾等に面する地域に
おける高潮対策事業に関する特別措
置法案(内閣提出、衆議院送付)
○昭和三十四年八月及び九月の暴風雨
による堆積土砂及び湛水の排除に関
する特別措置法案(内閣提出、衆議
院送付)
○昭和三十四年七月及び八月の水害又
は同年八月及び九月の風水害を受け
た公共土木施設等の災害復旧等に関
する特別措置法案(内閣提出、衆議
院送付)
○昭和三十四年七月及び八月の水害又
は同年八月及び九月の風水害により
被害を受けた者の援護に関する特別
措置法案(衆議院送付、予備審査)
○天災による被害農林漁業者等に対す
る資金の融通に関する暫定措置法の
一部を改正する法律案(衆議院送
付、予備審査)
○農林水産業施設災害復旧事業費国庫
補助の暫定措置に関する法律の一部
を改正する法律案(衆議院送付、予
備審査)
○農業協同組合整備特別措置法の一部
を改正する法律案(衆議院送付、予
備審査)
○農林漁業金融公庫法の一部を改正す
る法律案(衆議院送付、予備審査)
○天災による被害中小企業者等に対す
る資金の融通等に関する特別措置法
案(衆議院送付、予備審査)
○昭和三十四年七月及び八月の水害又
は同年八月及び九月の風水害により
被害を受け生計が困難である者の生
活の保障に関する特別措置法案(衆
議院送付、予備審査)
○昭和三十四年七月及び八月の水害又
は同年八月及び九月の風水害による
消費生活協同組合の協同施設等の災
害復旧に関する特別措置法案(衆議
院送付、予備審査)
○昭和三十四年七月及び八月の水害又
は同年八月及び九月の風水害により
被害を受けた公務員等に対する国家
公務員共済組合等の給付の特例等に
関する法律案(衆議院送付、予備審
査)
○昭和三十四年七月及び八月の水害又
は同年八月及び九月の風水害を受け
た地域における失業対策事業に関す
る特別措置法案(衆議院送付、予備
審査)
○昭和三十四年七月及び八月の水害又
は同年八月及び九月の風水害に関す
る失業保険特例法案(衆議院送付、
予備審査)
○昭和三十四年七月及び八月の水害又
は同年八月及び九月の風水害による
病院及び診療所並びに薬局の災害の
復旧に関する特別措置法案(衆議院
送付、予備審査)
○昭和三十四年七月及び八月の水害又
は同年八月及び九月の風水害を受け
た地方公共団体の起債の特例等に関
する法律案(衆議院送付、予備審
査)
○昭和三十四年七月及び八月の水害又
は同年八月及び九月の風水害に係る
私立学校の児童、生徒等の授業料の
徴収免除に関する補助及び資金の貸
付に関する特別措置法案(衆議院送
付、予備審査)
○公共土木施設災害復旧事業費国庫負
担法の一部を改正する法律案(衆議
院送付、予備審査)
○昭和三十四年八月の水害又は同年八
月及び九月の風水害を受けた事業協
同組合等の施設の災害復旧に関する
特別措置法案(衆議院提出)
—————————————
郡
郡祐一#1
○委員長(郡祐一君) ただいまより風水害対策特別委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。本日草葉隆圓君が辞任し、その補欠として佐野廣君が選任されました。
—————————————
この発言だけを見る →委員の異動について御報告いたします。本日草葉隆圓君が辞任し、その補欠として佐野廣君が選任されました。
—————————————
郡
郡祐一#2
○委員長(郡祐一君) 昨日、委員長及び理事打合会を開き、本委員会の運営について協議いたしましたので、その結果を御報告いたします。
本日は、総理大臣ほか関係大臣に対し総括質疑を行ないます。総括質疑の方法は、次のように行ないます。各会派の質疑時間は自由民主党六十分、社会党六十分、無所属クラブ十分、社会クラブ十分、緑風会十分。質疑の順は社会党、自由民主党、無所属クラブ、社会クラブ、緑風会の順によって繰り返して行ないます。関連質疑は自粛していただくことといたします。
次に、明日以降の日程につきましては、明日二十八日より小委員会において審議をし、三十日は午前十時より委員会を開き、小委員長の報告を行ない、直ちに討論採決を行なうことにいたします。
以上のように申し合わせがございましたから、このように取り運ぶよう御了承願います。
—————————————
この発言だけを見る →本日は、総理大臣ほか関係大臣に対し総括質疑を行ないます。総括質疑の方法は、次のように行ないます。各会派の質疑時間は自由民主党六十分、社会党六十分、無所属クラブ十分、社会クラブ十分、緑風会十分。質疑の順は社会党、自由民主党、無所属クラブ、社会クラブ、緑風会の順によって繰り返して行ないます。関連質疑は自粛していただくことといたします。
次に、明日以降の日程につきましては、明日二十八日より小委員会において審議をし、三十日は午前十時より委員会を開き、小委員長の報告を行ない、直ちに討論採決を行なうことにいたします。
以上のように申し合わせがございましたから、このように取り運ぶよう御了承願います。
—————————————
郡
郡祐一#3
○委員長(郡祐一君) 次に、小委員会の設置の件についてお諮りいたします。
現在本委員会に付託されております法律案の審査のため、次の小委員会を設けることにいたしたいと存じます。厚生、労働小委員会、農林水産小委員会、建設、自治小委員会、文部、通商産業、大蔵小委員会、以上四個の小委員会を設置いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →現在本委員会に付託されております法律案の審査のため、次の小委員会を設けることにいたしたいと存じます。厚生、労働小委員会、農林水産小委員会、建設、自治小委員会、文部、通商産業、大蔵小委員会、以上四個の小委員会を設置いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
郡
郡祐一#4
○委員長(郡祐一君) 御異議ないと認めます。さよう決定いたします。
次に、各小委員会の小委員の員数及び小委員、小委員長の選任、並びに小委員の異動につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →次に、各小委員会の小委員の員数及び小委員、小委員長の選任、並びに小委員の異動につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
郡
郡祐一#5
○委員長(郡祐一君) 御異議ないと認めます。さよう決定いたします。
小委員及び小委員長は、追って委員長において指名の上、公報をもって御報告いたします。
なお、各小委員会において審査すべき案件は、関係各小委員会の所管において委員長において決定することに御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →小委員及び小委員長は、追って委員長において指名の上、公報をもって御報告いたします。
なお、各小委員会において審査すべき案件は、関係各小委員会の所管において委員長において決定することに御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
郡
郡
田
田中一#8
○田中一君 議事進行。昨日の理事会で、私どもはおそらく衆議院では暁の国会になるであろう、であるならば、総理以下各大臣ともに疲労こんぱいをしておって、肉体的にはとうてい今朝十時から開くのは無理であろう、このような愛情ある解釈から、私どもは午後一時に開会をしたらどうであろうかということを申し上げました。ところが、与党の自民党の各理事並びに委員長が最後には裁断を下して、きょうはどうしても十時にやってくれというような御要請がありましたけれども、緑風会の方から、それでは十一時にしようじゃないかということで十一時になったわけであります。従ってその際に委員長は、自分が責任をもって要求大臣は必ず出席させる、従って十時五十分には理事会を開催し、十一時きっちりから質疑を始める、こういうような委員長のかたい決算があった。そこでわれわれは、おそらく自民党の閣僚諸君はタフなからだを持っておって、そうして委員長が責任をもって出席させると言っておりますから、一応これを了承して今日臨んだわけでございます。そこで、今拝見いたしますと、まだ要求した大臣は全部出ておりません。従って、これは委員長が昨日われわれに強行押しつけたところのこととは異なっておりますから、私としては、各大臣を急速にお呼びになりまして、その上で質疑をいたしたいと、かように思います。
この発言だけを見る →郡
郡祐一#9
○委員長(郡祐一君) 委員長におきまして、昨日の委員長理事打合会後、また本朝におきましても、事実衆議院の本会議が非常に今朝長い時間を要したことは事実でございましたけれども、同時に本委員会の緊急性にもかんがみまして、御約束通り開きますように努力をいたしましたが、事実相当の時間おくれておりますることは、まことに委員長として申しわけなく、遺憾の意を表する次第でございます。大体要求大臣はかなりの数にそろうておりますから、どうです、田中君、お始めを願いまして、現に委員長の手元にも、それぞれ間もなく、きわめて間もなく登院いたす通知が参っておりますから、災害の委員会でもあり、お始めを願いたいと思います。
この発言だけを見る →田
田中一#10
○田中一君 これは委員長からそういう言葉を聞くのは、はなはだ意外なわけです。間もなく来るならば、一時間時間を空費したのですからそれまで——間もなくということは一時間か、あるいは十分か、五分かわかりませんけれども、お待ちになった方が委員長としては昨日の言葉をそのまま守れると思いまるから、そう一つ御了承願いまして、間もたく参ったならば質疑をいたします。
この発言だけを見る →郡
田
田中一#12
○田中一君 私は、今次の災害まことに遺憾なことであり、かつまた国会としても、これに対する応急、あるいは国民の生活の安定のための施策が数々出た面に対しましては、まことに喜ばしいと考えております。そこで、最初に私が伺いたいのは、総理がたしか十月の三日と思いましたけれども、現地におもむかれ、そうして根本的な対策を立てたいと、治山治水に対しましてもそうした方途を持ちたいということを、たしか読売新聞で私は拝見したのでございます。そこで伺いたいのは、その対策というのは何であるか。二つの要素があると思います。防災、いわゆる予防であるが、あるいは災害が起こったために、これを復旧並びに救助等の施策を持とうとするならば、この点について総理の見解をまず伺いたいのでございます。同時にまた、閣内でも予防の面につきましては、まず第一に大蔵大臣がいろいろ反対しているようなことも新聞紙上に見えております。従って、今次の災害で受けた各大臣の所管のうち、自分たちの方は防災、いわゆる予防対策としてはかくかくの構想を持っているということがあるならば、むろんあると思うが、これらについては各省関係大臣からそれぞれ御答弁を願いたい。これがまず最初に伺う点でございます。
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岸信介#13
○国務大臣(岸信介君) 今回の、特に伊勢湾台風によって非常な被害を受けました。まことに遺憾にたえないところであります。また年々歳々こういう災害を繰り返しておるという実情から考えまして、この災害に対する考え方をはっきりときめて強力にこれが推進をしなければならぬ。第一はこの考え方は二つあると思います。現に生じておる災害を受けた事実に対してできるだけ早く現状を回復し、同時に将来に対してその地域に再びかかることのないような改良等を加えた施設をして、そうして民生の安定をはからなければならぬということは当然考えなければならぬ。しかしながら災害が起こって、それに対してそらした復旧なり復興の処置をとるというだけでは足りないのでありまして、どうしても予防的な措置を講ぜなければならぬ。すなわち今回の体験にもかんがみまして、治山治水、防潮、あらゆる面の点からこの日本の国土全体に対する予防の措置を講じなければならぬ。その際はさらに台風そのものの科学的な研究、またこれに対する画期的た措置等もあわせて総合的な根本対策を立てて、将来に向かって日本国土のどこにもそういう災害が起こらないような予防措置を講ずる、この二つのことを考えなければならぬと思う。今回この臨時国会におきましては、言うまでもなく主として前者、すなわち現在起こっておる被害に対してこれを早く復旧し、またその地域を将来再びかかることのないような方法によってこれを復旧して、民生の安定に処したいというので補正予算及び特別措置を御審議を願った、こういうわけでございまして、根本の問題につきましては、通常国会に十分に一つわれわれとしては総合的な、また科学的な案を立てて将来に処したい、かように考えております。
この発言だけを見る →田
田中一#14
○田中一君 過去の予算措置を見ましても、私は今岸総理が今回の災害にお驚きになって、そうして予防の立場に立って一切の公共事業を行ないたいという御意思、並びに三十五年度の予算では必ずそれを実現する、こういう力強いお約束と拝承してその点は満足でございます。しかしながら、私は翻って過去の公共事業全体を見ますと、これはことごとく一貫した総合性ある施設がなくして、大部分が政治的な配慮によってのみ行なわれておったというのが実態でございます。時間がないからそういう例示その他をたくさんあげることはできませんけれども、過去十数年間私はそうした現場々々を歩いておりますけれども、ことごとく政治的な公共事業であったということはいなめないのでございます。おそらく並んでいらっしゃるところの各閣僚とも自分の所管の面については、それぞれ三十五年度の予算にかつての間違いを正し、そうして民用安定のための、国民のための公共事業という建前の腹案をお持ちだと思います。私はここで各省大臣から、いわゆる法律にございますところの原形復旧の原則、災害復旧は原形復旧というのが目安になっております。これを改良復旧というところまで飛躍する御構想があると思います。従って建設大臣以下各所管大臣からそれぞれの所管に対する構想をお漏らし願いたい、こう考えます。
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村上勇#15
○国務大臣(村上勇君) 災害の復旧につきましては、一応原形復旧ということが原則になっておりますが、昭和二十八年以来、この原形復旧だけでは非常に再び災害を起こすおそれのあるというようなところにつきましては、十分この災害に関連して改良復旧を積極的にやることになっておりますし、また将来も改良復旧を十分やって参りたい、かように思っております。
この発言だけを見る →福
福田赳夫#16
○国務大臣(福田赳夫君) 農林省所管で、災害の対策といたしましては治山の問題がございます。上おきめざれば下おさまらず、かようなことで昨年昭和三十三年から治山五ヵ年計画というものをやっておりまして、ただいま鋭意やっておりまするが、さらにその資金量を充実いたしまして、必要なるものにつきましては、災害につきましては改良復旧もやりますが、同時に基本的に治山の計画を進めていきたい。山につきましては、私どもは大体昭和初期の安定した状態ということを目標といたしておるわけなんです。これをやるには、ただいまの財政状況から見ますると、よほど努力いたしまして十年かかる、四十万町歩ぐらいの荒廃地があるのです。それを十年計画で逐次整備いたしまして、そうしてこれを昭和初期の九万町歩ぐらいのところまで持っていきたい、そのために必要な予算を来年度はぜひ確保したい、かように考えております。
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松田竹千代#17
○国務大臣(松田竹千代君) 今回の災害にあたりまして、特に銘記いたしましたことは、災害に対する予防のいかに重大であるかということを銘記せざるを得ない事情でございました。そういうわけでありまするから、危険校舎などの改築に対しては鋭意これが推進に努力いたして参りたいと思います。明年度の予算も特にこの方針をもって要求し、危険校舎の改造をやっていきたい。しかも特にこれに当たる場合にはできる限り鉄筋鉄骨組みの堅牢なものをという考え方でやって参りたい、かように考えております。
この発言だけを見る →渡
渡邊良夫#18
○国務大臣(渡邊良夫君) 災害が発生いたさんといたしまする事前に予見いたされました場合におきましては、私ども特に今次の災害に対しまして感じましたことは、まず第一に避難命令が徹底しない、こういうことでございまして、この避難命に対しましては、建設省の水防法あるいは警察庁の職務執行法ともにらみ合わせまして、基本法の設定というものを考えておりまして、集団避難命令というものをいかにしてこれをやるか、こらいちことにつきまして目下検討いたしておるような次第でございます。自後の措置につきましては、私ども厚生省におきましては万般の策を、これを徹底きせるように平素これにつきまして各府県とも協力いたしまして、これにつきましての方策を立てているような次第でございます。
この発言だけを見る →楢
楢橋渡#19
○国務大臣(楢橋渡君) 私の所管では港湾関係でございますが、今回の伊勢湾台風の災害にかんがみまして、港湾に対する防御その他の対策といたしましては、今まで五ヵ年計画がありましたが、これに大きな修正をいたきなければならないということで全面的にその点を検討いたしておるのであります。港湾によって受けました被害は約六十四億ぐらいでありますが、今回の補正予算の査定におきまして、十六億要求いたしまして、十一億の否定で大蔵町の了解を得たのであります。なお高潮に対する対策といたしまして港湾、ことに名古屋港とかあるいは衣浦とか、あるいは東京湾、大阪湾、こういうところは非常に今回の経験によりまして、危険にさらされる濃度が強くなって参りましたので、全面的にこれらの港湾に対する防災の対策を立てるべく大蔵省との間で折衝いたしておるのでありまして、たとえば名古屋の港湾の湾口に約九キロメートルの防波堤を作る、こういうようなことを今計画しているような次第であります。
気象関係は、今回の災害によりまして非常な気象関係の強化が必要であるということで、ことにレーダー等のものを増設する必要があるということで、今回は室戸岬に気象レーダーの設営をすることを了解を得てこれに何している。約四ヵ所レーダーの費用を要求しているような次第であります。
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石
石原幹市郎#20
○国務大臣(石原幹市郎君) 災害復旧にいたしましても、さらに今後の治山治水あるいは防潮、いろいろの対策にいたしましても、地方団体といたしましていろいろ財政的に措置しなければならない問題が多いのであります。地方財政にできる限り弾力性を持たしていかねばならぬと思っております。しかし現在の地方財政の現状から見まして、なかなかそういう余力もないので、できる限りこういう根本施策につきましては、国の負担をふやしてもらうように今努力を続けております。
国家公安委員長といたしましては、警察であるとか、あるいは消防の防災訓練をさらに徹底をしていきたい。それから今までのいろいろの体験からいたしまして、数県にまたがるようなこういういろいろの災害につきましては、やはり災害対策本部といいますか、こういうような機構を常に考えておかなければいけないと思います。こういうようなことを考えている次第であります。
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田
田中一#21
○田中一君 大体政府の方針が十月三日の日に岸総理の国民に言明した通り、三十五年度の予算というものは少なくとも災害予防のためには大幅な抜本的な計画を立ててその実行の第一歩をしるすのだ、こういうように理解します。そこでこれに対する大蔵大臣は、むろんこの構想に対しては国民全部の要望する点でありますから、最後に一つ大蔵大臣からはっきりと資金面の裏づけの言明を一つ願いたい、こう思います。
この発言だけを見る →佐
佐藤榮作#22
○国務大臣(佐藤榮作君) 先ほど来、関係各省からそれぞれの治山治水計画、あるいは港湾計画、あるいは老朽校舎の改築計画、それぞれの計画を持っておられるお話がございました。特に私ども今回の災害につきまして、総理あるいは内閣、与党の基本方針でもございますが、治山治水についても基本対策を立てるということになっております。あわせて防潮対策を加えておる。その構想そのものは、政府におきましても企画庁を中心にして規模その他を決定することになっております。いわゆる関係閣僚の懇談会を持ちまして、そうして治水計画、あるいは治山計画、あるいは防潮計画、この規模を十分相談をいたしまして、決定することになっております。まだ、ただいまその結論を得ておりません。この結論を得ました上で、これらについての必要な措置を講じて参るということでございます。しこうして、来年度の予算編成に当たりましては、各委員会を通じましてしばしば申し上げておりますように、災害対策復旧費、並びに治山治水の基本的対策、これが予算編成の大きな柱になっておるその一つであるということを指摘いたしております。十分財政的にも検討いたしまして、緊要度、緊急度等を勘案して、これが実施についての措置を講じて参る、かように考えるのでございます。
この発言だけを見る →田
田中一#23
○田中一君 今の各大臣の気持はわかりました。そこで三十三年に建設省が策定しておるところの新治水緊急五ヵ計画、これがいまだに閣議決定になっておらぬということを聞いております。御承知のように、われわれは昭和二十八年の災害のときにも、内閣は急遽緒方副総理を首班として対策本部を総理府の中に作り、そうして抜本的な対策を立てるのだという構想を発表し、それが旧五ヵ年計画の骨子になっておりますが、それすら実は閣議決定になっておらなかったのでございます。われわれは各委員会で、あれだけの構想を持って出発したところの五ヵ年計画というものは実施されるものである、むろんこれは閣議の決定されたものであるというような誤認をいたしまして、この推進に努力して参ったのでございますけれども、これはそうでなかった。現在建設省は内閣に、総理府に提示しておりますところの新五ヵ年緊急計画にいたしましても、いまだ閣議決定になっておらぬ。これは一体何によるものか、ことにもう三年間の実績を見ましても、ただ三五%できたにすぎません。一体これに対しては、総理は今回の新治水事業緊急五ヵ年計画、これに付随するところの財源等の特別会計算、どういう御見解を持っているか。かつての二十八年災のときには、燃えるような意気をもって、国民を瞞着しながら、それを実行に移しておらないという事実、今回も三十三年策定したところのこの計画に対しては閣議決定しておらぬということは、総理は一体どういう考えを持っておるのか。そうしてこれを今回の災害によってあるいは改定すべきものは改定し、いつごろこれを政府の方針として打ち出すつもりであるかどうか、この点について明言願いたいと、こう思います。
この発言だけを見る →岸
岸信介#24
○国務大臣(岸信介君) 根本的な治山治水の計画につきましては、今御指摘になりましたように、従来これに対するいろいろな計画についての考え方というものはございます。さらに現内閣におきましても、治山治水の関係閣僚懇談会を設けて、これが検討をいたしております。先ほど大蔵大臣がお答えを申し上げましたように、企画庁を中心に今回はこの長期的な計画の規模、内容等を十分に検討して、政府がそれによって一定の期間の間にこれを完成するという計画を立て、さらにそれを裏づける、これは財政的な裏づけと、それから推進をしていくいろいろな建前と申しますか、あるいはそれに対して法律、制度等を完備していく必要があると思います。そうした計画をはっきりきめ、さらに財政的または法律的、制度的の裏づけをいたしましてその計画を実施する、こういう考えでもって通常国会にわれわれは提案したいと、かように考えております。
この発言だけを見る →田
田中一#25
○田中一君 私は、現在事業特別会計として政府が持っているものを調べてみますと、特定多目的ダム、道路整備、特定土地改良、特定港湾建設と、このように持っております。そとで今回はいよいよ治山治水に対しましても、特別会計制度によって事業を遂行したいというようなことが新聞に出ております。そこで、これはむろん今日のすべての公共事業も単年度制度になっておるから、むろんこれはあるものについては認める点もございましょうけれども、財政の裏づけとしてはそれがないというところに起因するものと思うのです。従って大蔵大臣は、この特別会計制度がはっきりと政府としてこれは確立したものであるかどうかという点について、現在までの閣内におけるところの——閣内と申しますか、あなた方与党並びに政府の中において、どういう話し合いがっいているかという点について説明していただきたい。
この発言だけを見る →佐
佐藤榮作#26
○国務大臣(佐藤榮作君) 新聞その他でおそらく田中委員のお耳に入っておることだと思います。与党また政府部内にも強い特別会計設置の要望がございます。しこうして、この特別会計の内容についての具体的な検討がまだ遂げられていないように私は感じております。先ほど申しましたように、やはり治山治水計画あるいは防潮対策、それらを合わしての一つの規模を考えまして、そうしてしかる上でこれの所要財源をいかに生み出すかということを考えていかなければならぬ、かように実は考えるのでございます。で、ただいま総理も非常に含みのあるお答えをいたしたと私は伺ったのでございますが、この点は十分検討を要するのではないかと思うのでありまして、いわゆる特別会計の内容等をいかにするかということ、これは一つの問題でありますし、将来の財政、従来のあり方からも相当検討を要する点があるように実は考えておるのでございます。これらの点をあわせて十分検討いたしまして、要契にこたえたい。ただ、その場合に、ただいまのお話にもありましたように、ただいまの財政計画そのものは一年々々の計画になっております。いわゆる長期財政計画というものは、なかなか立ちにくい状況になっております。しかしながら、ただいまのような長期計画を推進するという場合におきましては、ある程度の財政的の見通しを十分立てまして、これが五年だとか十年だとかいらわけにはなかなか参らないと思いますが、一年でないやや長期にわたる財政の見通しを立てて、これらの遂行についての所要財源を生み出すと、こういう工夫を必要とする、かように実は考えております。
この発言だけを見る →田
田中一#27
○田中一君 現在ありますところの四つの特別会計の事業を見ましても、これはことごとくいわゆる経済原則と言いますか、早期経済効果というものをねらっていることは明らかなんです。そうしてこれらのものは必ず資本主義経済と申しますか、現在の繁栄している経済に結びついている政策ばかりであるということが指摘されるのでございます。むろん港湾にいたしましても、すべてのものがそこに基盤をなしているということが言える。そこで治山治水の場合は何かと申しますと、これはむろん山間僻地もこれによって救われる。同時にまた経済ベースに乗らない場合もたくさんあるのでございます。私は、大蔵大臣がこの特別会計に踏み切らぬということも、一面山の中にはあまり投票を持っている選挙民もおらぬから、そういうこともあるいは考慮しているとも考えますけれども、これはもう当然治山治水の問題につきましてはもっと早く、継続的な計画は持っておっても、資金的な面でもって継続されなきゃならぬと思っている。幸い今度は、今の言葉はあいまいでございますけれども、新聞等の伝えるところによりますと、総理も相当な決意を持って踏み切るのではないかというふうに聞いておりますが、この点につきましては、どうか三十五年度には実現するようにしていただきたい。そして国民を災害から守るために、安心して生活ができるようにしていただきたい。その点について、今の大蔵大臣の言葉とあわせて総理からもう一ぺんその点にっいて信念を伺っておきたいと思う。
この発言だけを見る →岸
岸信介#28
○国務大臣(岸信介君) 特別会計を設置するかどうか、また設置するとしてどういうふうにするかというような点につきましては、ちょうど三十五年度の予算編成の時期に当たっておりますので、政府としては十分な検討をして参りたい、かように考えておりますが、いずれにいたしましても、先ほどお答え申し上げましたように、こうした計画、過去のわれわれの経験から申しまして、そういうことがあってはならないのでありますが、ややともすると、のど元通れば熱さを忘れるというふうなことで、そのときには非常に緊切に考えているが、時間がたつというと、だんだんそれに対する感覚が薄くなって、そうして十分な対策なり施策が講じられないということを考えまして、そういうことがあってはならない、従って計画をはっきり立て、それを遂行するに必要な財政的の裏付けを十分見通しをつけ、立て、またそれを遂行するについて、途中でそういうような今申したようなことのないような制度なり、あるいは法律なりというようなものでもって裏づけて、そうしてこの計画を、相当長期にわたることは当然でありますから、それの間においてくじけないように推進したい、かような決意でおります。
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田中一#29
○田中一君 そこまで話を伺いましたから、これから、じゃ、どうして防災の計画を立てるかという点について一、二質問してみます。
まず第一に、今回の名古屋の災害、東海地区の災害というものは、もはや数年前に、堤防が切れたならばあの地域まで全部湛水するということは学者が証明しておるのでございます。私はそれがそういう基本的な調査によって樹立されたところのものであるならば、五千名の人間を殺すはずはなかったろうと、こう考えております。これは今、総理並びに各大臣にお見せしますけれども、これは建設省の所管であるところの地理調査所が作成したものです。この地図で示すように、今回の災害というものはこの地図通りにこれは実現されております。一つも狂いはございません。湛水区域はかつて三年前に技術家が作った地形図によって証明されておるという事実を知らなきゃならぬと思うのでございます。そこで、これは何によってできたかと申しますと、地理調査所空中写真によって五万分の一の空中写真をとって、これを専門家がこれは陸地である、これは高さは何である、これは川であるということを色づけしたものでございます。従ってすべての計画が、まず第一に地形図の作成でなくちゃならぬと思うのです。これに対して建設大臣はどういうお考えを持っているか。同時に三十五年度の予算には、防災の第一歩としてこの地形図作成に対する熱意をどういう工合に持っておられるかどうか、伺いたいと思います。
この発言だけを見る →まず第一に、今回の名古屋の災害、東海地区の災害というものは、もはや数年前に、堤防が切れたならばあの地域まで全部湛水するということは学者が証明しておるのでございます。私はそれがそういう基本的な調査によって樹立されたところのものであるならば、五千名の人間を殺すはずはなかったろうと、こう考えております。これは今、総理並びに各大臣にお見せしますけれども、これは建設省の所管であるところの地理調査所が作成したものです。この地図で示すように、今回の災害というものはこの地図通りにこれは実現されております。一つも狂いはございません。湛水区域はかつて三年前に技術家が作った地形図によって証明されておるという事実を知らなきゃならぬと思うのでございます。そこで、これは何によってできたかと申しますと、地理調査所空中写真によって五万分の一の空中写真をとって、これを専門家がこれは陸地である、これは高さは何である、これは川であるということを色づけしたものでございます。従ってすべての計画が、まず第一に地形図の作成でなくちゃならぬと思うのです。これに対して建設大臣はどういうお考えを持っているか。同時に三十五年度の予算には、防災の第一歩としてこの地形図作成に対する熱意をどういう工合に持っておられるかどうか、伺いたいと思います。