樋口勝の発言 (法務委員会)
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○最高裁判所長官代理者(樋口勝君) 法廷外の周辺の模様といたしましては、先ほど申し上げました福岡の開廷前の模様、また、最近十月十七日に行なわれました京都におきまする京都府職労事件と称する事件の勾留理由開示の際に、やはり開廷前に弁護団が裁判官室において、係裁判官に対して傍聴券を全部組合に交付してくれというような要求をしたために、開廷が相当おくれたというような事例がございます。
それからまた最後に、十月二十七日に行なわれました山口地方裁判所の勾留理由開示、いわゆる教課講習乱闘事件と称せられておるものでございますが、開廷前に約三日五十名の労組員が参りまして、構内にこれを全部入れてくれというような要求を開廷前に弁護団から係裁判官及び所長代理に面会を求めてさような申し入れを行なった。それで開廷の時刻になりましても、弁護団がその法廷の入口にまで参りましたが、法廷の中に入らないために弁護人なしで開廷いたそうとしましたところ、法廷内で相当な混乱が生じた、かようなことで、要するに、これは顕著な例を拾いましたものでございますが、ただいま申し上げたように、法廷外の周辺のさような騒擾が、混乱が、ひいてまた法廷内の混乱に結びつきまして、予定の審理がその日にはできかねたというような事例が若干見えましたので、その点を御報告いたします。