岸信介の発言 (予算委員会)

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○国務大臣(岸信介君) 先ほど来お答えしているように、私の方――この自由民主党におきましては、党の立党のときから、その政策の重要要綱として、安保条約の改正の問題は、これを党の基本方針の一つに取り上げて参っております。その根本は、日本とアメリカとの関係をできるだけ対等なものにし、日本の自主性を回復するという方向においてこれをやるということは、党の政策の方針としてすでに決定をしてきておることでありますし、また、それに基づいて、党は、立党以来しばしばアメリカとの間にも話をしておったのでございます。そういうことであり、その方向のもとに改定の話し合いを正式に始めようということが、昨年の九月におきまして決定をしたわけであります。もちろん、交渉の内容等につきましては、またその経過等につきましては、それぞれ適当な連絡をとりながら進めて参ったわけでございます。今御質問の、日本のこの防衛、安全保障の意味から、一体常時駐留の問題が日本にとって適当であるかどうかという問題に関しましては、私ども、日本の置かれておるこの事態、状態、並びに日本国内における自衛力の関係から申しますというと、このある程度の常時駐留は、日本にとっても、日本の安全を保障する上からも適当であるという考えのもとに、私どもは交渉をいたしております。しかしながら、すでに私が一昨年参りましたときに、陸上部隊の日本からの駐留を撤退するというような方針もきめております。また、日本におけるところの駐留軍の漸減方針につきましても、話をいたしております。そういう状況のもとにおいて、やはり常時駐留ということ、ある程度の駐留は必要である、こういうことが私どもの初めからの考えでございます。

発言情報

speech_id: 103315261X00419591117_029

発言者: 岸信介

speaker_id: 6788

日付: 1959-11-17

院: 参議院

会議名: 予算委員会