佐藤榮作の発言 (地方行政委員会)

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○佐藤国務大臣 先ほど来申し上げますように、特別な、今の休閑地税というようなもの、これは一つの構想かもわかりません。わかりませんが、私どもなかなかまだそこまで踏み切るところまでいっておらないのでございます。積極的に土地の利用方法を変えてみて需給の調節方法が何かできないかという程度、また利益があればそれに対して、先ほど申しましたように所得税で納めてもらう、これ以外に方法はないのじゃないか。ずいぶん私どもも困っておる問題でございますから、ただいま門司さんもいろいろ何か名案があれば授けてやるというようなお気持でもいらっしゃるのでしょう。私どももこの問題はほうっておくつもりはありませんけれども、実はなかなか名案が出て参らないのであります。一部与党の中でも、例の旧地主の土地をその後それぞれ処分して利益を得たものについていろいろな工夫をしておられるようでございますが、与党のその考え方にも私どもはあまり賛成しかねると思う。一般のそういうような特殊な原因によっての利得者というものに対しては比較的感情も手伝うのでしょう。理論で割り切りやすいように考えておられるようでありますが、たとえば今も御指摘になりましたように、道路ができた、あるいは水道ができた、特別にバス路線が開通した、そういうようなことによる値上がり、そういうものは一体どういうように見たらいいのか、これはなかなか簡単に結論が出ない問題だと実は非常に困っております。今言われるように、一番目についておるのは、いかにも遊ばせておいて、ただ草だけはやしていく、そうしてじっと土地の値上がりを待っておる。こういうようなことは、いかにも何かもっと使いようはないかというような気がしますが、それかと申して、直ちに休閑地税を課すというようなことがいいのか悪いのか、もっと検討してみないと、なかなか結論は出ないように思います。

発言情報

speech_id: 103404720X02019600405_029

発言者: 佐藤榮作

speaker_id: 21117

日付: 1960-04-05

院: 衆議院

会議名: 地方行政委員会