川村継義の発言 (地方行政委員会)
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○川村委員 政策にあらずして、それはそうかもしれません。政策的に逃がしたとはまさか今ここで私は言いたくありません。数少なくしてというが、これは警官が二人いるのですよ。二人で一人の男をつかまえていったっていいんじゃないですか。勢力か少なかったからだというあなたの今の答弁には、この場合私としてはどうも納得できないのですよ。とにかく、こういうようなことを見のがしておるということも、やはり一つの例として考えるならば、今度の三池の事件の、こういう暴力団が介入した背後に何かあるということをよく察知して、十分なる手を打ってもらわなければならぬということが一つと、こういうような状態を続けておれば、暴力団等がつけ上がるということはいつまでたってもなくならない。今、中川さんは政治的配慮にあらずしてとおっしゃったから、私も言いたくありませんけれども、うっかりすると地方においては、そういうような政治的配慮がよく出ている。だからこういうものがばっこするということが言えるわけです。たとえば事案が違いますけれども、この前の選挙のときでも、善良なる一市民がある新聞社が出した選挙関係の号外を配ったということで、ちょっといろいろ事情を聞きたいから警察まで来てくれないか、そうですかといって飛んで行った。飛んで行って二言、三言聞いておりましたら、すぐそこで逮捕状を出して、そのまま検事局に送ってしまった。そして勾留期間一ぱい調べて、何と言い開きしても聞き入れられないという、ほんとうに何も背景のない者はそういう目にあっている。ところが一方では、いわゆるその地方の有識者といわれる人たち、あえて自民党の人たちとは言いませんけれども、そういう人たちが手を加えて、もっと大きな選挙違反等の事実があがっておっても難なく帰されているということがないでもない。これは事案が違いますけれども、そういうような取り扱いの形をとると、警察のほんとうの正しい行政あるいは警察の責務を全うすることになり得ないのではないか。こういう問題にしましても、中川さんが言っておられるように、あるいはこのときには何か事情があったかもしれませんけれども、こういうおそるべき凶器を振り回わしてあばれかかった者を、ただ制止をして見のがして帰してやる手はないと思います。これはやはり逮捕して、あくまでも追及することが必要になってくるのではないか。だから現地に居合わせた市民の諸君も、警察の人たちのやり方がどうも手ぬるいからああいう事件が起こるのではないか、こういうようにあなたたちの一生懸命にやっておる努力も結局水のあわに帰するような結果になるでしょう。こういう点は今後十分注意をしてもらわなければならぬと思うのです。
それからもう一点長官にお聞きしておきますが、さかのぼって二十八日の事態でありますが、私はこの前江口局長にいろいろ警官隊の警備状況、それから衝突が起こった現場までの時間的なもの、あるいは措置等について聞きましたが、きょういただいた報告にもそれが書いてあります。そこで私がこの際長官にお聞きしておきたいことは、第一組合が三川鉱の三つの門でピケを張って入構を阻止しようという態勢をとっておる。これに第二組合といわれる人たちが、これを突破しようというので三方面に分かれてその門に向かった、このときに白はち巻等をして白い服装をしておる者、それから黄色いはち巻をしておる者、緑の服装、はち巻等のしるしをつけている者、この三つの編隊ができているわけですね。これを警察当局はどういうような編成と見ておられたのか、これはわかっておりますか。