周東英雄の発言 (予算委員会)
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○周東委員 それにつきましても遺憾千万なのは、最近におけるソ連の声明であります。それに対して私がただいま申し上げたような趣旨で結ばれている日米安保条約というものは、日本とソ連との間における共同宣言というものをなされた当時から実は日米安保条約の存在はしておったわけであります。にもかかわらず、そのときにおいては何らの発言なくして、今日、同趣旨のものがただ内容的にもっと日本の立場をはっきりさせる意味において、日本がアメリカだけの意思でもってすべての行動をしてもらわぬようにいろいろの点において文字通り改正されたものではありますけれども、内容においては日ソ共同宣言の行なわれた当時のものと同一のものであります。にもかかわらず、突如として共同宣言の内容に盛られたところの、将来日ソの間における講和条約ができたときになされるべき一つの問題であった歯舞、色丹の返還をしないというようなことを声明したことは、非常に矛盾するおかしな問題だと思います。これこそ明らかに大国主義的な考え方であり、強国主義的な考え方であって、力をもってどうかつ、恐喝をして、日本をして正当な主張でも押えようとする主張にしか見えません。私ども党としてはこれに対する決議案を出そうとしておりますが、政府におきましても近くこれに対する反論をされるそうでありますが、このことは国民に向かってもその実態をはっきりと解明を加えて声明をしてもらいたいと私は思うのであります。ことに今日実行、協議されつつある日ソ漁業条約の問題、かくのごとき問題についても、これは一体こういうふうな日米安保条約の改定というような問題とは無関係な問題なのであります。にもかかわらず、伝えられるところによると、日米安保条約の改正によって日ソ漁業条約の話し合いも困難になるであろうという新聞記事の報道であります。実に驚き入った事柄であると私は思うのであります。こういう点に対しても、日ソ漁業条約は、別個の関係において、あくまでも学問的立場に立って資源の調査等が行なわれておるのでありますから、こういう問題と離れてまじめな交渉をし、妥結をすることが必要だと思いますが、これらに対しての政府の所見を聞きたいのであります。ことに私が遺憾なのは、このソ連の声明に対して社会党の淺沼氏が鬼の首でも取ったような形で、それ言わぬことではないかというような話が出た。一体どういうお考えであるか、私はその真意をつかむのに困るのであります。一体日本の国に対してかくのごとく不合理な声明がなされておることを、日本の政府が悪いようなことを外に向かって言われるようなことがあるこのこと自体が、日本の国内を二分しようとしておる外国の宣伝といいますか、謀略に乗ることだと思います。これは遺憾なことであると考えます。先ほどの点について政府の所見をお伺いしたい。