周東英雄の発言 (予算委員会)
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○周東委員 私はただいまの御意見はごもっともであると思うのでありますが、今後の世界の平和をどうやって維持し、進めていくかということに対して、最も大きな問題は軍縮の問題であろうと思うのであります。しかも、それに対しては、すでに関係各国の間に十ヵ国の会議が持たれております。その中には、共産圏を代表する国五カ国と、自由主義国を代表する五ヵ国が、軍縮に関する問題を討議することになって、三月十五日からやるはずであります。こういう問題について、一月の二十一日において、中国の全国人民代表大会常務委員会拡大会議というところで、陳毅外相は、中国は自国が同意した国際義務を何のちゅうちょもなく引き受けることは考えるが、しかし、中国が正式に参加せず、かつその代表の署名のない軍縮に関する国際協定は、当然中国に対して何らの拘束力を持つものでないという声明をしております。これに対してアメリカのバーター長官は、とにかく軍縮の計画には参加させる、入ってもらいたい、協定は守ってもらいたいが、交渉には入れない、また同時に、その義務を負うてもらう協定の中には入れるが、しかしそのことは中国を承認するものでもなければ、国際連合加盟を承認するものでもないという証言がなされております。この間において私は非常な疑問を持つのであります。今日世界平和の促進といいますか、確立をはかるについて、軍縮ということが大きな議題になっておる。なかなか総理のお話しになったように、このことはむずかしいと思います。が、しかし、これはあくまでなし遂げねばならぬし、総理も本会議の御演説で、ぜひこの十ヵ国会議がスムーズに成功して、軍縮が成功することを祈るとお話しになっておりましたが、こういう点において、せっかくできたと仮定しても、それに対して大きな軍事力と経済力を持とうとしておる中共がこの協定に服しないというような——これはあるいはどうかつかもしれませんが、そういうことでは、はたして軍縮ができたと仮定しても、世界の平和というものは非常に脅かされるのではないかという気がいたすのであります。ただ私はその点について、この十ヵ国会議に代表として選ばれた共産圏の五ヵ国というものは、これは国際連合の会議でありませんから、国際連合に加入しておらないものも代表としてなり得ると思うのでありますが、その際において、ソ連は中共を代表に出そうとしたのでしょうか、どうでしょうか。また代表として出そうとしても、これは許さなくて出られなかったけれども、この五ヵ国の共産圏代表の交渉した内容というものは、当然に共産圏を代表して出ておるのであるから、束縛するものであるかどうか。これが束縛できれば、ただいまの陳毅外相の声明なるものはまことにどうかつしたものであって、信義に反する問題であると思うのでありますが、これはいかがな内容でありましょうか、おわかりになっておったら御教示を願いたい。