河野密の発言 (予算委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○河野(密)委員 防衛庁長官がそういうことを言われたあとで、私どうも記憶があったので調べてみたのですが、大蔵省で発表されました「国の予算」の中にこういうことが書いてあります。防衛庁長官も一つよく聞いてもらいたい、「国民一人当りの所得額が少いことと実質的な所得額が少いので、もし国民所得に対する国防費の割合が、諸外国と同じくらいであるとしても実質的な負担ははるかに重くなる。これを考えれば現在の防衛費の負担は必ずしも軽いとはいえないのである。同じことは各国の歳出予算に占める軍事費の割合についてもいえる。」「国防費については、国民所得の何パーセントまでとか、歳出予算総額の何割くらいがよいという絶対的な水準というものはない。」「それはあくまでもその国の経済力の許す範囲内にとどめられなければならない。」「しかし、問題はこれだけにとどまらない。国防にぼう大な国費を使っても、IRBMやICBM等が出現した現在では在来の兵器と隊員の増加にのみ重点を置く当面の防衛力増強のごときは、もはや無意味と化しているのではないかという疑問が残る。」これは大蔵省が「国の予算」という中に書いてある。「国の予算」の二百五十二ページと三ページに書いてある言葉であります。これは私が言った言葉じゃないのであります。これに対して一体防衛庁長官はどうお考えになるのですか。

発言情報

speech_id: 103405261X00219600205_161

発言者: 河野密

speaker_id: 28496

日付: 1960-02-05

院: 衆議院

会議名: 予算委員会