田中一の発言 (建設委員会)

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○田中一君 次に地下または地上の駐車場の新設ということは方々でやっておりますけれども、これは建設大臣に質問すべきものではないと思いますけれども、国務大臣としての一つ村上さんに伺っておきたいのは、道路交通法案がいよいよ衆議院に上程されたようでございます。従って自動車の増加による市民に反ぼす交通上の不安というものは相当増大している。これを多少緩和するための地下または地上の駐車場の新設ということは当然でございましょう。しかしながらこの自動車の増加という問題を、今日の段階では日本の都市の現状から見て政治的な考慮をしなければならぬ段階が来ているのではないか、こう考えるわけです。聞くところによりますと、何といいますか、単車というかオートバイ類似のものなどは、後につける番号の準備がない。もう二、三カ月たつと毎日のように走っております車の増加、単車の増加によってナンバーがなくなってきておるというのです。何とか手を打たなければならない。今の自動車のように、いろはとかあいうえおとかそれからABCというものにするとか、これはそういうような増加率を示しているのです。これは自由主義的な自由経済のもとではとやかく言うことはできないと思います。しかし今日の段階においては少なくともそれらのものは都心を横行している。人間の交通が正しいのか、自動車が主となってものをやるのか、その辺がはっきりつかめないくらいなわがままな行動をしておる、それは単なる道路交通法のみで取り締まるということだけであってはならない。われわれは取締まりということは、今日の憲法下においては好ましくないことなんです。今度提案された法律も道路交通法といって基本法になっておりますけれども、少なくとも自動車、オートバイを走らすのは人間です、道路上を歩くのも人間なんです。従って取り締まるというものじゃなくして、もっと根本的な増加というか累増といいますか、勝手気ままな新製品新製品で売り出すものに対する対策が、やはり今日では考えられなければならぬのじゃないか、こう思うのですが、その点はどういうふうにお考えでいらっしゃいましょうか。

発言情報

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発言者: 田中一

speaker_id: 27021

日付: 1960-03-01

院: 参議院

会議名: 建設委員会