藤山愛一郎の発言 (日米安全保障条約等特別委員会)
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○国務大臣(藤山愛一郎君) ハーター長官のアメリカ議会におきます証言につきましては、まだその速記録を入手いたしてしおりませんけれども、私どもといたしましては、ハーター長官の答弁というものに、極東の領域という意味で説明されたのでなくて、ソ連から攻撃を受けたというときにおけるアメリカの行動に関する問題として、それに対処する方法として述べられたのであるということを私ども信じておるのでございますが、そういう意味で私どもの見解を発表して昨日言ったのでありますが、六月八日、昨日の夜、米国国務省は国務省声明をいたしました。その声明によりますと、次の通りでございます。「ソ連について論じた際ハーター長官は、かりにこの方面から条約区域に対して攻撃があった場合のことについて述べていた次第であって、フルブライト上院議員が、日本に対してソ連から行なわれる攻撃は、条約第五条における武力攻撃と認められるであろうという趣旨で質問したのに対して、これを肯定したものである。」こういう意味でございまして、従って、いわゆる極東の説明としてではなく、武力攻撃に対処する場合の第五条における問題として、ハーター長官が答弁をされたということでございます。