千田正の発言 (予算委員会)
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○千田正君 いずれこの問題も後日に譲りまして、昨日の朝日新聞の夕刊が、ワシントンの電報を報じております。これには、非常に重大な問題が書かれております。ドナホー米海軍作戦部長補佐が、先般開かれたアメリカ下院の歳出委員会の秘密聴聞会で、「安全保障上の理由から米海軍は、現在日本にいる小笠原島民は一人も帰島させたくない」と証言している。さらに米海軍は、サイパン、テニアンなどの諸島の元島民に帰ってもいらたくないのと同様に、小笠原島民にも帰ってもらいたくないという重大なる発言をしておりますが、これはどういう意味なのか。日本民族に加える強制的な抑圧ではないか。極東の平和と安全と日本の幸福を思うならば、このような証言がアメリカの国会においてなされるということは、非常に私は遺憾なことであると思います。この点につきまして、総理大臣並びに外務大臣のお考えを承りたい。どういうわけでこういう証言をしなければならないか、小笠原島民を一人も自分のかつてのいわゆる祖国へ帰すことができない、帰さない、こういうような証言は、非常にこれは重大な問題であると思いますが、どうお考えになりますか。