藤山愛一郎の発言 (予算委員会)

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○国務大臣(藤山愛一郎君) 日本が占領時代を脱しまして、そうして独立国家として国際社会に復帰いたします場合に、日本としては当然みずからを防衛していきますという方法をとらなければならぬことは、これは私は独立国家の当然のことであると思います。ただ、日本が戦後のいろいろな困難、特に経済的困難というような場合にあたりまして、日本自身がとり得る防衛的な能力というものは十分でないところも、これはまた当然でございます。従いまして、日本の安全と平和を維持いたしますために、あるいは防衛的に、予防的な措置としても、何らかの形でもって友好国と緊密な連絡をとっていくということは、これまた私どもが日本の民生を考えてみましても、これは当然なことだと思います。
 で、われわれは、自分の独立のために防衛をやって参るのでありますけれども、御承知のように、今申し上げた理由からして、現行の安全保障条約ができたと思います。でありますから、われわれとして、日本国民として、自衛力をある程度増強をして参りますことは、当然必要でありますけれども、その増強をいたして参ります上において、日本の経済力から見て十分でない、あるいは日本の軍事産業その他の能力から見て十分でなければ、やはり何らかの援助を求めることも、これまた当然であります。あるいは近来の情勢から見て、アメリカと意見の交換をするのもあたりまえでありまして、そのこと自体が、何か過去におきます、いわゆる国連ができまして、国連憲章によって定められている今日、いわゆる昔のような合従連衡によります軍事同盟というようなものがあり得ないことは当然であり、防衛の意味におきましてそういう国連のワク内における協力をして参りますことは、これは別に、軍事的に何か日本が非常に侵略的な意図をもってそういうことをやったということでは全くないのであります。その点は、いささか佐多委員と見解が違うところだと思います。

発言情報

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発言者: 藤山愛一郎

speaker_id: 10389

日付: 1960-03-11

院: 参議院

会議名: 予算委員会