村山道雄の発言 (予算委員会)
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○村山道雄君 昭和三十五年度をもちまして東北開発事業は第三年目を迎えようとしておるのでございます。政府が閣議をもって決定されました公共事業、公益事業に対する投資も着々実行に移されておるのでございます。その点は関係大臣各位に深く敬意を表する次第でございます。ただ、東北開発審議会におきましてもいつも問題になっておりまする事柄は、道路事業費が現在のところ計画投資額を相当に下回っておるということでありまして、この点につきまして、村上建設大臣にお尋ねをいたしたいのでございます。
閣議で決定をいたしました道路に対する十年間の総投資額は二千七百億円であります。実際の支出額は、政府から御提出いただきました資料によりますると、昭和三十三年度が百五十一億、昭和三十四年度が百八十三億、昭和三十五年度の推計が二百億でありまして、いずれも十年計画の年平均二百七十億をはるかに下回っておるのでございます。このことは、道路がすべての開発事業の先行条件となっておりまする関係上、遺憾に存ずるのでございます。しかしながら、私も、現在道路整備五カ年計画が全国的に実施されておりまして、東北開発促進計画の中の道路事業も一応はそのワクの中に入っておりますること、そうして道路整備事業費がガソリン税収入と見合っておりますることはよく承知をいたしておるのでございます。しかしながら、そうであるからと申しまして、十カ年に限った東北開発事業の中で最も先行しなければならない道路の建設ということがあと回しになるということは忍びがたいのでございます。そこで、建設大臣にお伺いいたしたいのでございまするが、所得倍増計画に伴って全国道路整備計画もさらに拡大強化する方向において再検討されるやに伺っておるのでございまするが、はたしてそのようなお考えがありますかどうか、もしおありになるといたしまするならば、その際には、この閣議決定による東北開発計画中、特に先行要件でありまする道路建設投資のおくれを取り戻すことにつきまして好意ある御配慮をいただけますかどうか、この二点につきましてお答えをいただきたいのでございます。