千田正の発言 (予算委員会)

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○千田正君 関連して。文部大臣にお伺いをいたしますが、今の市川委員の御質問に関連しましてお尋ねするのでありますが、あなたが法務大臣に就任される前の問題だと思いますが、先般の参議院の選挙等において各地方において非常に残念な問題が方々に起きておる。それは、戦争前の政党政治における弾圧あるいはその他の圧迫等の時代と違って、今日においては民主政治だということを岸首相はいつでも言っておりますが、最近の選挙の前には、大体判事、検事等の異動が盛んに行なわれる。今度の選挙を通じてわれわれが感じましたことは、選挙違反の疑いがある者を検察当局が取り調べる。取り調べる起訴、不起訴かのまさにあぶないせとぎわにきたときに、突如として取り調べの検事をかえる、異動する。どうもこれを国民から、選挙民から考えるというと、何か政府が選挙干渉をしているのじゃないか、あるいは明らかにあれは選挙違反しておる人間だが、途中において取り調べが峻厳になってくるというと取り調べの検事を異動して今度は別の検事がやってくる。そのうちにもう龍頭蛇尾になって、起訴も何もなくなって不起訴になってそのまま終わる。こういう事例が方々で見受けられますが、こういうことはある種の選挙干渉であると私は思います。少なくとも今日における民主政治においては、法のもとには峻厳にそういう問題を取り調べられ、かつ法の適正な効果を表わさなければいわゆるほんとうの政治が行なわれないのじゃないかというふうに非常に疑わしい点がありますので、幸い井野法務大臣はそういう意味において今後におそらく新しい機軸を出されると思いますので、確信のある御答弁を願いたいと思います。

発言情報

speech_id: 103415261X01719600319_035

発言者: 千田正

speaker_id: 27068

日付: 1960-03-19

院: 参議院

会議名: 予算委員会