山内公猷の発言 (予算委員会)
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○政府委員(山内公猷君) 三江線の建設につきましては、非常に古い線でございまして、電源開発計画以前に手をつけております。これは昭和二十七年十二月の二日の鉄道審議会の議を経まして着工して、昭和三十年三月、三次━━式敷間を部分改良し、さらに工事を継続中のものであります。工事の継続中にこの電源開発の問題が建設審議会に当時の通産省の石原委員から御提案がありまして、石原委員といたしましても、できるだけ両立してやりたい、工事を中止することなく妥結点を見出してやりたいということで、通産、運輸、経済企画庁の三省間におきまして、その妥結点を見出すことに努力をいたしたわけでございます。それでいろいろ当時の三省間の専門家がそろいまして検討いたしました。それから三省間の大臣の間にもいろいろ検討されまして、大体百十五メーターということであれば両立する可能性はあるということで、鉄道の方でも相当費用がかさむということでございますが、さらに電源開発の方で、それで経済が成り立つかどうかということを検討されて、先ほど経済企画庁長官から御答弁になりましたように、そのあとで事後を処置するという決定になったわけでございます。それで繰り返すようでございますが、鉄道といたしましては、ずっとやってきた工事でございまして、横やりを入れたというのではないわけでございますが、その工事の変更によってその路線の使命が達せられるかどうかということが問題になったわけでございます。百十五メーターならば大体において所期の目的に近いものが達せられる。これが五メーター上がりますと、口羽地区の入口はほとんどなくなってしまう。この線は大体において陰陽連絡の線でございますが、やはり中間の客ということも考えておりますし、またそれぞれその地方の方方の御要望にも沿える点もございますので、それらを十分検討いたしました結果、百十五メーターであればこの線を敷く価値があるということに当時決定をいたしたわけでございます。ところが先ほど御答弁になりましたように、それでは電源開発の方はちょっと採算に合わないというので、昨年通産省の方に、電源開発計画は将来、西地域の電力需要供給並びに料金水準の推移を勘案して、水資源の利用を主眼としつつこれを再検討の上着手するほかはないという結論を電源開発の方で出して参りましたわけでございます。