山内一郎の発言 (建設委員会)
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○説明員(山内一郎君) それでは台風一六号による公共土木施設の被害概況につきましてお手元にプリントがございますが、これに基づきまして御説明をいたします。
台風十六号によりまして、だいぶん被害を受けまして、現在まだ調査の段階でございまして、最終的な被害の報告額はまとまっておりませんが、一応中間の段階でこの数字を印刷してございます。非常な西日本の広範な地域に被害を受けまして、ここに各県ごとに被害の中心地、それから降雨量、おもなる被害河川、それから被害報告額、それがずっと補助災害の分がずっと書いて、ございまして、一番終わりに直轄災害の関係、こういうふうな内容になっております。
宮崎県でまず申し上げますと、県の南部地方、これが被害を受けまして、河川で申し上げますと、広渡川、北川、こういう河川が被害を受けまして、現在の報告額は六十七カ所、一億四万円、こういうふうになっております。河川、海岸、道路、橋梁各内訳が書いてございますが、ここに書いてある通りでございます。それから大分県つきましては、被害の中心地は、佐伯市、臼杵市、大分市、こういうような海岸の地方が被害を受けまして、被害の個所二十三カ所、一千六百二十六万円、こういう数字になっております。高知県は台風の中心が上陸をした地点でございますが、県の中央部及び西南部に被害の中心がございまして、雨量関係がここに書いてございますように、最高は物部村——物部川の付近でございますが、三百三十七ミリ、あと大体二、三百ミリ程度、こういうような相当な大雨が降っております。被官の河川は松田川、仁淀川、渡川、新地海岸、こういうような個所でございます。二百七十七カ所、三億八百万円、こういうような数字になっております。それから徳島県は県の中央部の山地地帯の方、それが被害を受けまして、雨量にいたしますと相生町、これは那賀川の水系でございますが、これが五百ミリの豪雨が降っております。それらによりまして被害の個所数八十九カ所、一億二千六百万円、こういうような数字になっております。次は愛媛県でございますが、新居浜市、越知郡、西宇和郡、南宇和郡地方、大体愛媛県の西の方でございます。河川で申し上げますと国領川、これは四十二カ所で三千五百万円、それから香川県は被害は比較的僅少でございまして八カ所、五百八十三万円、それから岡山県は被害の中心地でありまして、和気町、備前町、倉敷市の周辺でございまして、河川で申し上げますと吉井川、それから吉野川というのは吉井川の支川でございますが、吉井川の水系が被害があった。それからこのプリントの県南東部、水島港、それから下に手窓となっておりますが、これは牛窓の間違いでございます、牛窓港。こういう港で異常潮位がここに書いてあるような数字を示したわけでございます。被害の総計は百四十三カ所、八千八百万円。それから鳥取県は非常に僅少でございまして五カ所、百六十八万円。それから和歌山県につきましては県の南部の地方でございまして、河川名は書いてございませんが富田川とか、日高川、古座川、こういうような河川に被害が発生をいたしております。総計はここに四十カ所、五千八百万円となっておりますが、この印刷のあと報告が参りまして現在、三百三十九カ所、二億九千九百万円、こういうような数字になっております。それから三重県でございますが、被害の中心は志摩郡の地方、それから熊野管内、三重県で申し上げますと大体南の地方でございます。被害の個所は六カ所で二千万円。それから兵庫県は被害の中心地が神戸市、姫路市、西宮、八鹿町、川西、洲本市、この二重丸が書いてございますのは災害救助法の発令市町村でございまして、従って、兵庫県の東の方の瀬戸内海側、これが非常な被害を受けたわけでございます。河川で申し上げますと武庫川、船場川、丸山川、八鹿川、被害は百九十八カ所、一億九百万円となっておりますが、その後、印刷のあと報告が参りまして、二百五十五カ所、二億一千二百万円、こういうような数字になっております。それから京都は非常な豪雨のため、今回の十六号台風によりまして一番ひどく被害を受けたものと推定をされますが、町村名で申し上げますと園部町、京北町、八木町、亀岡市、日吉町、大体、桂川と由良川の水系でございます。京北町におきまして三百四十ミリという豪雨が降っております。推定被害額約十億円となっておりますが、その後、報告が参りまして一千百八十八カ所、十四億四千九百万円、こういうような非常な被害の額になっているわけでございます。それから大阪でございますが、大阪の大体、市内の河川、その被害の合計が三百三十九カ所、一億三千百万円。それから奈良県につきましては、吉野管内、五条管内、大宇陀管内、こういうような地方におきまして三十五カ所、三千万円。それから石川県は、道路が三カ所で、一千万円、こういうような報告が参っております。それから次は福井県でございますが、被害の中心は大野和泉村、九頭竜川の最上流の地方でございまして、その付近におきまして三十七カ所、五千三百万円。それから岐阜県におきましては、白鳥町の周辺、河川では長良、揖斐、根尾川、九十六カ所、一億四千六百万円。それから神戸市の裏六甲に四百五十八ミリの豪雨がございまして、百四十八カ所、九千四百万円。以上を合計をいたしますと、この印刷では千五百五十六カ所、二十三億三千六百万円でございますが、先ほど御訂正申し上げました数字を合計いたしますと三千百カ所、三十一億二千九百万円、こういうような額に上っているわけでございます。
それから次は直轄関係の直轄河川の災害でございますが、ここに掲げてございます河川名は警戒水位以上の今回の出水を見たという河川でございます。揖斐川におきましては——この警戒水位、計画高水位、今回の最高水位の欄をごらんいただきますと、揖斐川では六メートルの警戒水位に対しまして七メートル四十九、簸川につきましては二メートル二十に対しまして三メートル六十、これは警戒周水位をこえておる、こういう状況でございます。それから牧田川につきましては六メートル五十に対しまして七メートル六、長良川におきましては三メートル二十に対して三メートル五十五、多少警戒水位をこしたという程度でございます。それから猪名川でございますが、二メートル五十に対して三メートル四十五、大体計画高水位に近づいておるという出水を見ております。担保川につきましては三メートル五十、大体警戒水位に近い出水を見ております。由良川につきましては四メートル四十に対して五メートル、淀川の本川が四メートル五十に対して四メートル六十三、大体警戒水位に近いのでございます。それから桂川につきましては三メートル五十に対して四メートル十六、それから渡川が六メートル五十に対して七メートル二十五、仁淀川が七メートル二十に対して七メートル四十九、那賀川が六メートル八十七と、大体警戒水位と同じような出水を見ております。これは庄川は流量で書いてございますが、八百三十三トン、警戒流量に対して千三百九十トン、こういうような状況でございます。ただいままで地方建設局から入りました被害の額は担保川におきまして三百万円、渡川におきまして四千三百万円、仁淀川につきまして三千六百万円、那賀川が二千四百万円、以上合計いたしますと一億六百万円、これに府県の災害を合計すると三十二億三千五百万円、こういうような数字に相なっておるわけでございます。こういうような状況で、ございまして、まあ京都が一番ひどくやられておるような状況でございます。もう少し様子がわかりましてから京都にはさしあたり検査官の派遣をいたしまして、工法の指導並びに現地調査をやりたい、こういうようなつもりで現在やっております。
以上で御報告を終わります。