山田節男の発言 (逓信委員会)
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○山田節男君 今の電電公社当局のマイクロウエーブのカラーテレビに利用し得る状況——こういう状況なんだから、郵政大臣よくお聞き願いたいと思う。そうすると、経済的には採算としては電電公社は非常に高いものにしなくちゃならない。カラーテレビの放送なり設備、受信が非常に高いものになる。しかも、マイクロウエーブの施設では、二年も待って普及しないという。しかも、多大なむしろこれは不経済的な投資を電電公社に強要しなくちゃならぬという状況、これらは、私は今度のカラーテレビにおける最大の問題だと私は傍聴したのですが、そういう事実を、そういうことを考慮しておりながら、なお九月一日からこれを実施、できるだけ大阪、名古屋、東京だけでやるのだということは、これはやはり放送法の本質からみまして、そういうやり方は、これはいけないというのです。これはわれわれ立法者の立場からいえば、放送法の本旨に反するのではないか、こういう根本論も実はあったわけですね。ですから、そういう点は、どういうように調整されるつもりか。政府が非常に低金利な投融資でもそれに融通して、これをすみやかにカラーテレビのために、そういう特別のトランク・ラインを作るようにされる方針で今のような決定を、あなたは前の政府のカラーテレビの方針を踏襲されるのかどうか。ただその場限りその場限りでいくということは、これは私は、ことに池田内閣が低姿勢で慎重に岸内閣の政策を全般的に反省、再批判してやろうというこのいい態度を、閣僚の一員としては、少しこれはあなた軽率じゃないかと思うのですが、この点どうですか。
もう少し、少なくともここは前郵政大臣もおられ、また逓信次官もおられ、非常にここはベテランばかりなんですから、はなはだ失礼だけれども、衆議院よりも、参議院の逓信委員会は非常にその点においては、みなその道の大家が多いのですから、こういう点は、一つ政治の根本は、やはり国会の常任委員会にあるのだという、きわめて政府がもっと低姿勢、謙虚な気持で国民の声を、われわれ国民を代表しているのですから、それをやはり聞いてやるという建前をあなた方がお守りにならぬと、今後も前の諸大臣、前郵政大臣の諸君と同じように、ここにいろいろわれわれとして協力できないようなことになってきますから、その点どうですか。これは事務局から、こういう実情はお聞きになったのだろうと思うのですが、一つ今の電電公社の問題につきましても、二年も待って、ただ大阪から名古屋、東京だけで、これをやろうということは、これは放送法の立場とすればおかしなものです。これに対して大臣の一つ所信を、現状はどうなっておっても、あなたはどういうようにお持ちなのか承わっておきたい。