逓信委員会

1960-08-31 参議院 全103発言

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会議録情報#0
昭和三十五年八月三十一日(水曜日)
   午前十時二十五分開会
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  委員の異動
七月二十三日委員谷村貞治君辞任につ
き、その補欠として上原正吉君を議長
において指名した。
七月二十六日委員上原正吉君辞任につ
き、その補欠として谷村貞治君を議長
において指名した。
八月二十二日委員野田俊作君辞任につ
き、その補欠として植竹春彦君を議長
において指名した。
本日委員光村甚助君辞任につき、その
補欠として久保等君を議長において指
名した。
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 出席者は左の通り。
   委員長     鈴木 恭一君
   理事
           柴田  栄君
           手島  栄君
           松平 勇雄君
           森中 守義君
   委員
           植竹 春彦君
           黒川 武雄君
           新谷寅三郎君
           寺尾  豊君
           谷村 貞治君
           久保  等君
           鈴木  強君
           野上  元君
           山田 節男君
  国務大臣
   郵 政 大 臣 鈴木 善幸君
  事務局側
   常任委員会専門
   員       勝矢 和三君
  説明員
   郵政大臣官房長 荒巻伊勢雄君
   郵政大臣官房人
   事部長     長田 裕二君
   郵政省郵務局長 板野  学君
   郵政省電波監理
   局長      甘利 省吾君
   日本電信電話公
   社施設局長   大橋 八郎君
   日本電信電話公
   社施設局長   平山  温君
   日本電信電話公
   社保全局長   黒川 広二君
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  本日の会議に付した案件
○郵政事業及び電気通信事業の運営並
 びに電波に関する調査
 (台風の被害状況及び対策等に関す
 る件)
 (カラーテレビジョン放送問題に関
 する件)
 (集配請負人制度等に関する件)
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鈴木恭一#1
○委員長(鈴木恭一君) ただいまより開会いたします。
 委員の変更についてお知らせいたします。八月二十二日野田俊作君が委員を辞任せられまして、その補欠として植竹春彦君が委員に選任せられました。
 八月三十一日光村甚助君が委員を辞任せられまして、その補欠に久保等君が委員に選任せられました。
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鈴木恭一#2
○委員長(鈴木恭一君) 郵政事業及び電気通信事業の連隊並びに電波に関する調査を議題といたします。
 質疑の通告がございますので、順次これを許します。
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鈴木強#3
○鈴木強君 今度の台風十六号が近畿、四国を中心にして、かなり被害があったようでございます。幸い電電公社は手回しがよくて被害の状況の御報告をプリントでいただいておりますので、大かた被害の内容がわかったのでありますが、この復旧対策は、大体どんなようでございましょうか、それをちょっと、先に承っておきます。
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大橋八郎#4
○説明員(大橋八郎君) 被害の状況につきましては、御質問がないようでございますから、では省略いたします。
 この状況につきましては、各通信局において極力復旧に努めておりますので逐次復旧に向かっておる次第でございます。特に取り立てて特別の災害対策本部を作るというような程度には至っておりませんが、まあふだんの災害復旧の構成のもとに、全力を尽して復旧をすると、かような状況でございます。
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鈴木強#5
○鈴木強君 大きく分けて、通信の被害と職員の被害とに分かれると思いますが、大体あれですか、比較的規模が小さいという工合に把握されているわけですか。そして何日くらいで、これは全部復旧できる見通しですか。それから職員に対するいろんな救援対策といいますか、そういうものが、どうなっておりますか。
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大橋八郎#6
○説明員(大橋八郎君) ただいまの御質問に対して、詳細保全局長から。
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黒川広二#7
○説明員(黒川広二君) お答え申し上げます。
 対策といたしまして、四国通信局及び徳島通信局、高知通信部に災害対策本部を設置いたしまして、ここと京都及び岡山辺がかなりひどいのでございますが、四国を除きましては、大体二、三日後、それから四国につきましては、これもまあおくれても四、五日後に復旧するだろう。こういう予定にいたしております。
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鈴木強#8
○鈴木強君 職員関係はわからないですか。
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黒川広二#9
○説明員(黒川広二君) 職員関係につきましては、被害の状況が職員の、ここに手元に差し上げました資料にございますように、家屋の被害状況、三分の一壊が二戸、床上浸水が三十一戸で、幸い死傷者がなかったというようなことでございまして、この程度でございますと、通信局の職員部が主としてこの救援に当たるということをいたしております。
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鈴木強#10
○鈴木強君 大体了解いたしました。
 それで私たち今度チリ津波の災害地である宮城、岩手等の視察をさせていただいたわけでございますが、痛切に感ぜられるのは通信施設がああいう際に非常に重要な立場に置かれるわけでありまして、この復旧というものを、非常に地域の人たちは一日も早いことを念願しておるわけでございますが、通常国会の際にも、被害の根本的な対策について、いろいろと私意見を申し上げておるわけですが、特に台風の常襲地帯等に対するこれからの通信施設は災害対策を含めて、来年度の予算等にも、多少考えていただいておるわけですか、詳細なことは、またあらためてお尋ねいたしますが、基本的にどんなふうになっておりますか、それだけ簡単にお聞きしておきたい。
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大橋八郎#11
○説明員(大橋八郎君) 将来の災害に対する対策としましては、この通信のルートは一ルートでなく、少なくとも二ルート、できれば三ルートというふうに、一方に被害がありますと、他のルートを利用して疎通がはかれるようにという考慮のもとに、すべての計画を立てるように準備をいたしております。また、今までもそのつもりでやっております。
 なお、台風に伴う水害等の場合を考慮いたしまして、ことに昨年の伊勢湾台風の経験等々をもとにいたしまして、今後は、できるだけ水害地の水害の及ばないような高い所にできるだけ局舎を設けるというような配慮等も十分考慮して、今後の設計に当たるつもりでございます。
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鈴木恭一#12
○委員長(鈴木恭一君) 速記をとめて。
   〔速記中止〕
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鈴木恭一#13
○委員長(鈴木恭一君) 速記を始めて。
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森中守義#14
○森中守義君 それでは時間がちょっと合間があるようですから、二つほど聞いておきますが、この年間の建設計画の進捗は、予定通り進んでおりますか。
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大橋八郎#15
○説明員(大橋八郎君) 建設の状況について申し上げますが、大体順調に進んでおると申し上げてよかろうかと思います。
 月別に申し上げますと、四月の雑談は七十二億三千万円の工事を執行いたしました。全体の工事幅から言いますというと五・三%弱です。五月は七十八億五千万円、これが全体の工事幅から見まして五・八%に当たります。六月は百十六億二千八百万円、これが全体の工事幅から見まして八・六%。七月は百六億九千万円、工事幅七・八%。この四カ月全部累計いたしますと、全体の工事幅の二七・五%ということになっておりまして、昨年等に比べましても、進捗の状況が相当進んでおるように考えます。
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森中守義#16
○森中守義君 それから例の公社法の改正による外債の見通しはどうですか、片づきましたか。
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大橋八郎#17
○説明員(大橋八郎君) この問題につきましては、いろいろ御配慮をわずらわしたのでありますが、幸いに関係する公社法等も通過いたしましたので、それに基づいて直ちに準備を整えておるわけでありますが、目下、どういう証券業者等にこれを引き受けてもらうかというところの調査を進行中でございます。そのうち遠からず、ある程度見通しがつくと考えますので、そういたしますと、それに基づいて公募の手続き等を、できるだけ早く進捗いたしたい、かように考えております。
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森中守義#18
○森中守義君 大蔵省等の根本的な問題は、片づいたわけでございますか。
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大橋八郎#19
○説明員(大橋八郎君) 特に大蔵省等の根本問題で意見を調整しなければならぬ点は今日までありませんのですが、常に連絡をよくとって、大蔵省の意見も十分しんしゃくして、協議の上で進めることにいたしておりますので、その点は、支障はないと思います。
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鈴木強#20
○鈴木強君 今の建設工事の進捗状況ですが、四月から七月までの四カ月間に二七・五%の進捗ですから、非常に私も当初心配していたよりも好調だと思うのですが、この建設工事の場合でも、基礎工程、サービス工程いろいろあるでございましょうが、四月の七十二億というのは、これは基礎工程にほとんど力点をおいてやったと思うのです。五月の七十八億というのは、サービス工程、基礎工程あわしてやったと思いますが、これは四月、五月の工事の進捗率が、四カ月を比べてみると少ないように見えるのですが、この点は、五月についてはどういうわけなんですか。四月は大体わかるのです。
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平山温#21
○説明員(平山温君) お答え申し上げます。
 鈴木先生のお話で、四月、五月、特に五月が四カ月のうちで工事が進捗が低いのは、どういうわけかという御質問だと思いますが、実は、例年の例で申しますと、昨年も、実は四月、五月という年度当初の立ち上がりというのが低うございまして、後半等で進捗をはかったような結果になっているのでございますが、私どもとしましては、やはり年度当初から、平準的に同じ程度の工事が実施されることを理想といたしまして、そういうふうな進捗を考えているわけでございますが、四月の方は、サービス工程の影響もあるのだろうが、五月はどういうわけかということでございますが、実は、毎月の進捗状況の中に、工事費の支出というものを見ました場合に、大きく分けまして、工事に使います物品と申しますか、線路とかあるいは通信機材といった関係、それから物品の決算の金、それから同じ物品を取り付けるための工事費、工費といいますか、それと大きくいって二つ分かれるわけであります。それで、その月に新しく着工いたしましたときに物品は決算することにいたしますが、そういうものが多いときは、同じ程度の工費、要するに手間の方は同じようにかけておりましても、見かけ上の工事の進捗というものは、低い場合もありますし、逆に、工費の方は同じであっても、その月に着工したものが多い場合には、物品代の決算の関係で、その月の支出が見かけ上大きくなるというようなこともございまして、平準的に仕事をやると申しましても、今申し上げましたような関係で、多少月によって出入りがあるということはあり得るわけでございます。
 しかし、それを勘定いたしましても、七十億台のものと百億台あるいは百十億台のものと比べますと、若干のの開きはあるわけでございまして、それについきましては、やはり全体の手配の関係が一般的な年度の状況と同じように、年度当初の立ち上がりというものが、まだことしも完全にはいかなかった、しかし、昨年に比べますと、昨年年は五月が、やはり四十八億ぐらいであったと思いますし、四月が二十八億ぐらいであったと思いますので、昨年よりも、だいぶ年度当初も立ち上がりはよくなったと思いますけれども、まだほかの月と同じように完全に平準的に年度当初から立ち上がるというところまではいかなかった、かように御了解を願いたいと思います。
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鈴木強#22
○鈴木強君 事務的に、いろいろな作業の準備とかあります予算との関係で四月、五月の多少のおくれのあるのはわかりますが、何とか公社事業の本来の使命から考えまして、工事の繰り越しということもできるわけですし、平準化ということは、われわれも希望していることであるし、それに沿ってやられているので、大綱としては、私は了解できますが、もう一般の工夫を、年度切りかえ時における工夫をやっていただけましょうか。
 それから、せんだって東北の管下の視察をして感じたことは、非常に成績がいいですね、あそこの管内は。加入者増にしても、あるいは農村公衆電話においても、市町村の電話統合も、大体半数以上ぐらいいっているのですね。私ども非常に推奨もするし、けっこうなことだと思ってきたのですが、これは季節的な問題もありますから、できるだけやり得る時期に馬力をかけてやるという方針だと思いますが、こういうものは、やはり北海道なんかも特異的に出ているもので、ございましょうか、通信局別にみると、一番成績のいいのはどの辺ですか、これは七月を例にとっていただいてもいいのですが、進捗率で一番いいのはどういうところですか。
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平山温#23
○説明員(平山温君) 最初に年度当初の立ち上がりについて、さらに一そう努力をせよ、こういうお話につきましては、私どもといたしまして、まことにごもっとものお話だと思いますので、今後とも努力いたしまして、年間、平準的に仕事ができるように努力いたしたいと思います。
 いずれにしても、建設工事の進捗については、先生方に非常に御心配をかけているわけでございますが、私どもといたしましても、最大の努力を払って、御期待に沿いたいと思います。
 それから通信局別の進捗でございますが、今ここの手元にございます資料では、年間の支払額の数字はございますのでございますが、計画額と対比しました資料を実は持ち合わせてきておりませんですけれども、私の記憶いたしますところでは、本年度におきましては、各通信局とも一せいに今調子を揃えて、例年と比べますと、順調にいっていると思います。今先生の御指摘の東北、北海道といいますのは、大体寒いときは、やはり工事がしにくいものでございまして、現地の方からも強い要望がございますので、なるべくこういう向きには、早く工事命令を出して、早く工事ができるように心がけておりますし、ほかの地域におきましても、やはり年度当初から工事をやるということにつきましては、設計を早くし、工事命令を早くし、実施を早くするという以外にございませんので、そういうふうに心がけておりますが、東北の方のそれぞれ支出額がどれだけだという数字はございますが、全体の計画額とその関係をちょっと出しませんと、一等いいのはどこだというお等えは、今すぐにはできません。しかし、どこもほとんど甲乙なしに進んでいるということで御了承いただけたらお願いいたしたいと思います。
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鈴木強#24
○鈴木強君 約五割増しの予算ですから、大へん御苦労だと思いますが、非常に総裁以下工事促進については異常な努力を持っていることは、私も感謝をしているわけですが、なお一つ、期待に沿い得るようにお願いしたいと思います。
 大臣が見えましたので、郵政関係をちょっとお尋ねいたしたいと思います。今度の十六号台風の被害の関係については書面でいただきましたが、特別のあれですか、応急に措置をしなければならぬという、そういうことはなかったわけでして、比較的被害が郵政関係は少なくて済んだわけですし、復旧は、もうすぐ、二、三日のうちにできると理解してよろしゅうございますか
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鈴木善幸#25
○国務大臣(鈴木善幸君) お手元に被害の状況を御報告申し上げておりますように、比較的郵政関係は軽微でございまして、両三日中に復旧が可能である、こういう状況にあるわけであります。
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鈴木強#26
○鈴木強君 それから大臣御就任以来、非常に各地も回られておるようでございますし、勉強していただいておりまして、この点は感謝しておるわけでございますが、来年度の予算編成にからめて、池田内閣の新しい政策の一環として通信関係の施策について大臣は御所見を持っておられるようですし、いろいろ新聞紙上等で私たちも拝見するわけでございますが、本来、きょうは休会中の委員会でありますから、大臣の施政の御方針等を伺った上で、基本的な問題については、あらためて私質問をさしていただきたいと思いますが、とりあえず緊急に考えられるのは、カラーテレビの問題でございますが、この問題は、植竹前郵政大臣当時から本委員会におきましても、何回か論議をしたものであります。ご引き継ぎはあったと思いますし、当時この放送標準方式の点については、NTSC方式に大体おきめになって、審議会の方におかけになったようでございますが、その後委員会も休会でありますし、昨日の大臣の記者会見等によりますと、九月十月ごろには、本放送に踏み切るというふうな形で電波審議会の議を経る、こういうような御方針でございますが、その後の一つ経過を大まかに御説明いただけませんでしょうか。
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鈴木善幸#27
○国務大臣(鈴木善幸君) カラーテレビにつきましては、九月一日に省令の公布をいたすことに相なっておりまして、その省令に基づきまして放送事項の変更の申請を正式に郵政省として受け付けて審議をすることに相なるわけでございます。
 郵政省といたしましては、二日にその放送事項の変更の件を電波審議会に諮問いたしまして、その審議決定を待ちまして許可をするわけでありますが、直ちに設備の検査を実施いたしまして、検査の結果よろしいということになりますれば、放送開始の届出がございますから、それで放送が始まる、こういうことになるわけでありますが、検査に一週間くらいの時間を要すると思いますので、大体九月の十日ごろには、カラーテレビの放送サービスが開始される、こういうことでございます。
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鈴木強#28
○鈴木強君 後半のことはわかりましたが、前段の植竹郵政大臣が、たしか三月十八日でございましたかの審議会に標準方式を諮問しておりますね。十八日だと思いましたが、その答申は大臣にあったと思いますが、その答申は、どんな答申が出ておりますか。
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甘利省吾#29
○説明員(甘利省吾君) 当時三つの省令案を諮問いたしまして、標準方式、それから設備規則、免許手続規則、この三つの省令案を諮問いたしました。答申といたしましては、標準方式はNTSC、郵政省原案でおおむねよろしい、こういうことでございまして、これは即日施行ということになりました。元来標準方式と申しますものは、いろいろの実際の放送申請をするとか、免許をするとか、そういうことに相当先だって公布すべきものであるということで、即日公布になりました。ところが聴聞会その他における一般世論の動きというものを見ますと、カラーテレビの実施につきましては、標準方式がきまって即日実施ということは好ましくない。もちろんそれまでも実験放送はいたしておりましたが、やはり各放送会社で、標準方式がきまってからカラー放送実施の意図のある会社は、それぞれ準備をいたしまして、申請をして認可になる、こういう手順を踏むべきで、その間に、若干の日にちを必要とする。またこれに対してメーカー側も、受像機を製造する態勢をかなり準備はいたしておりましたが、本格的にこの態勢に移行するために、若干の日にちを必要とする、こういった点を考えあわせて、答申としましては、免許については約三カ月間猶予期間を置いて実施することがよかろうと、こういう答申でございました。その答申を郵政大臣としましては全面的に尊重しまして、九月一日を期して免許手続規則、設備規則の施行ということにいたしたわけでございます。その後、各社それぞれカラーテレビの実施を意図するところは準備をいたしまして、現在まで相当数の申請が出ております。たとえば東京で申しますと、NHKの総合並びに教育、日本テレビ、ラジオ東京、大阪におきましては、NHKの総合、教育並びに大阪の読売放送、朝日放送、これらが申請を提出してございます。その他申請をしておるところが二、三ございますが、九月初句を期して直ちに放送実施に入れるというのは、先ほど申しました東京、大阪の局だけでございます。たとえば、名古屋の中日放送というようなものも申請書を出しておりますが、これは認可をされても、十二月一日からでなければできないというような状況でありまして、また徳島の四国放送は、やはり申請書を出しておりますが、認可の日から八カ月を必要とするというような状況になっております。
 また、各社に対しまして、カラー放送の開始をする意図があるかどうかということを問い合わせてみましたが、その結果を総括しますと、まだ全然方針をきめていない、あるいは回答のないというような会社が二十二社、他の約二十社は、三十五年度から四十年度にかけて徐々に開始するという計画になっております。現在のところ、まだ中継用のマイクロウエーブはカラー化しておりませんので、地方で申請しました会社のカラーのやり方は、主としてビデオテープとフィルムでやるということになっております。逐次マイクロウエーブがカラー化しましたならば、中継も可能になる、こういう状況でございます。
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