田中伊三次の発言 (地方行政委員会法務委員会連合審査会)
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○田中(伊)委員 警視総監ばかりを責めるわけではありませんが、暴行の起こるような情報がなかったということが警視総監の一貫した報告であるけれども、大体警視総監お考えになるとわかるように、六月には河上事件が起こっておる。七月には現職総理大臣の岸事件が起こっておる。そういう大事件のあった直後に、総選挙を行なわんとする直前の三党首の演説会だ。具体的な情報があろうがなかろうが、想定としては、何らかのことが起こる危険があるということは、警視総監の頭で考えなくちゃならない。情報の有無の問題じゃない。客観的事実は六月なり七月あるのです。そういう場面の警備を行なうときに、ある時間は監視をしておった。場内が騒ぎ出したらその大事な監視が解けて、その警備員は場内に流れ込んだ。これでは警備は完全ですか。一体だれを警戒しているのです。三党首を中心としてその身辺を警戒している。三党首が会堂の中の演壇におる間に、どこでどんな騒ぎが起ころうとも、その会場に入ってくる聴衆を監視するということは怠ってはならぬ。五時間の時間にわたって三党首が会場の中におられたとするならば、会場の中におられる時間は初めからしまいまで入口を監視しなければならぬ。凶器を持った人間が、事を起こそうという人間が、監視をしておるときに入ってきますか。監視の目を離した瞬間に入り込んでくる。この札つきの少年が何時何十分に入場をしたかということの確認ができておらぬようなことでは、当日の警備というものにこの点においてまず第一に万全を期したということは言いかねるのではないか。まことに遺憾では事は済まぬ。どうする、これから後もこういう警備をやる考えなのか。あぶなくて立会演説なんかやれやしない。何を目的に警備をするのか。三党首の身辺を警備することが目的ならば、三党首が会場の中におられる間は、一分間も表の入口は見放してはならぬ。こういう整備のやり方において、まずこの点についてのみ考えてみて遺憾な点がなかったか、警視総監からお答え願いたい。