田中伊三次の発言 (地方行政委員会法務委員会連合審査会)
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○田中(伊)委員 警視総監のお言葉を聞いておると、やらぬでもいいことをやったのだ、こういう工合に聞こえる。身体検査をして凶器を持っておるかどうかを調べるというような事柄、怪しいと思うと入ることはいけないといって拒否するような事柄は、法律が許さない。しかし法律、制度の許す範囲において万全の警備とはどういうことを言うのか。距離の離れたところの警備員の目で入場してくる人間の姿を監視することはどこがいけない、どこが普通でないのですか、これは許されることじゃないか。はるかに距離の離れたところから入場してくる者一人々々を監視する、これは自由ではないか。通常やるべきでないとおっしゃるが、重要なときにはやっておるから、これはいいのだという。法律で許されたことにおいて全力を尽くすことはやらなくちゃならぬじゃないか。やらなくちやならぬことなのに、やらぬでもいいことをやっておったのだから、警備しておる時間もあったが警備しておらなかった時間もあったということは差しつかえないという言い分であるが、そうは問屋がおろさない。法律の範囲内においてやらねばならぬ最善の警備とは――ここはよく聞いてもらいたい。入場する者一人々々を監視をすることは法律上許された最大の仕事である。やらねばならぬことである。そのやらねばならぬことを、ある時間はやっておったが、中が騒ぎ出したらやらずにおいたというのではいけない。これは万全か。あなたはこれを万全とお考えになるかどうか。責任を追及するのではないですから心配せぬでいい。事を明白にしておかなければ国民ががまんをしない。これが万全であったと考えるのかどうか。重要な関所をたとい瞬間の間でも手抜かりがあったということに重要な点があるのではないか、もう一度お答えを願いたい。