葛西嘉資の発言 (社会労働委員会)

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○葛西参考人 今のお尋ねの、病院の中の労務管理と申しますか、そういう方面に改善すべき点があるという点は、私もその通りだと思います。それで、自分のことを申すのもおかしいのですが、過去数年来院長の会合等には、これらの点を改善していかなければならぬということで、毎回病院長の会議にはそういう方面の指示あるいは対策等はでき得る範囲のことはいたしてきたつもりでございます。しかし何にいたしましても、大きな点になりますると財源を要する問題にぶつかってしまいます。先日ある病院長とも私話したことでありますが、私の病院では、もう金がなくてやれることはみなやっておりますというようなことまで申したような院長もおったようなこともあるのでございます。しかし、全体的に見てそこまでいっておると私ここで申し上げる自信はまだございません。私どもとしてはそれらの点を十分やっていかなければならぬ。今ちょっと組合の話は引かぬ方がいいのでしょうが、今何かストに対策していろいろ指令を出したのがばかにけしからぬというような話もあったかと思うのですが、これも私どもはストがけしからぬからどうこうという意味でなくて、ストになった場合に患者に迷惑をかけては悪い。そういう点で、保安要員でありますとか、あるいはどういうふうなことをしなければならぬというふうな指示はいたしております。また管理の問題について、これは具体的な例でございますが、二、三年前ある病院で、改善すべき点があるというのは病院のシステムというものがはっきりいっていないために、それを適当の伝票制という——これは薬の点でございまするが、薬を購入いたしまして倉庫へ入れる、倉庫へ入れたものを各病院が使ったというようなことを伝票でずっとつけるような制度がございます。そういうふうなものに改善をしたために、その病院で一カ年に約四百万の経費の節約ができたという実績をもっております。こういうことも広い意味の病院管理、そういうもののむだを排除して、そして一つは患者のサービスにそういうものを向けるし、あるいはそういう財源をもって低い階級の者にやるということは、これは私どもそうしなければならなぬと思っております。今申し上げましたのは、関東近県のある一つの病院の実例でございまするが、何せ数が百もございまして、場所は全国に広がっている。しかも経済はまちまちだというふうなことで思うように至っておりませんので、御指摘のように今の労使関係といいますか労務関係といいますか、こういうものについて私どもがさらに一段と努力をしていかなきゃならぬという点は、今お述べの通りだと思って今後努力をして参る所存でございます。

発言情報

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発言者: 葛西嘉資

speaker_id: 25628

日付: 1960-12-15

院: 衆議院

会議名: 社会労働委員会