葛西嘉資の発言 (社会労働委員会)

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○葛西参考人 大へんむずかしいお尋ねで、私ごとき者が申し上げていいかどうかわかりませんのでありますが、私どもの病院長など、あるいは私ども相談をしたところでは、どうしても現在の医療費では困るということで、とりあえず二割七分の引き上げをしてもらいたいということで、これは関係方面にもお願いをしております。医師会の方は三割ということでありますが、病院長が集まりましたときにいろいろ計算をいたしました結果、二割七分だけはぜひやってもらわなければならなぬ。その中にはいろいろのファクターがございます。その一つには、今の国家公務員のベースが上がるというようなことになれば、うちにはほとんどそれには追いつけない状態、そこらにもやるというようなことを考えますと、二割七分は最小必要だというようなことでございます。なおまた私どもとしましては、今の医療費の値上げということのほかに、また現在の——これは要らぬことでございますが、たとえば看護婦の養成でありますとか、あるいは先ほども述べたと思いますが、設備というようなものが古くなって参ります。赤十字の病院は古いのがございます。そういうことで改築を要する、あるいは進んだ医学に応じて新しい設備をしなければならぬ、これは金がなければできません。ところが今の状態では、一般から寄付を求めるというようなことも、若干はできますけれども、大きなものはやはり何とかせねばならぬ。それは政府にお願いしている長期低利の金融というような措置で、これは返さなければならぬ金でありますが、そういうものをやっておるわけでございます。こういうものがもしないとすれば、ことにまた公的医療機関というようなものの責任をほんとうにやっていくということから考えますると、医療法何条かにありますような、国なり公の援助を仰ぎたいというふうなこと、そういうふうな点をただしていただきますと、それだけの財源というものは別の方面に使うことができるというようなことで、そういう大へん失礼なことでございますが、医療費の値上げ及びそれに関連をした、あるいはまたいろいろな保険の制度等にも改善の問題があろうかと思います。そういう方面は、これはあるいは赤十字というよりは私個人の意見だ、こういうふうにお聞き取りをいただきたいと思います。いろいろございますが、そういう問題に関連があることを御了承願いたいと思います。

発言情報

speech_id: 103704410X00219601215_028

発言者: 葛西嘉資

speaker_id: 25628

日付: 1960-12-15

院: 衆議院

会議名: 社会労働委員会