葛西嘉資の発言 (社会労働委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○葛西参考人 今大へん御好意のあるお言葉でございまして感謝にたえませんが、私実は少し勘違いをしたのかもしれませんのであれですが、今の基本的な態度というような点につきまして、これは先ほど申し上げましたように、私どもの給与体系が古過ぎて困る、従って給与体系を改める、これはまだ実は大体の骨子みたいなものがきまっておるだけで、ここで申し上げるわけにはいきませんが、できるだけ国家公務員に近づいて、赤十字の色彩を入れたものにしてやる、そういう給与体系をまず作る。
 それからもう一つは、先ほど申し上げましたように、今全員に対して一律ということは、医療費でも上がらぬことにはどうにもならぬ。しかし今の財源のある病院については、アンバランスの是正ということで特別昇給ということはいい、年末賞与でやるのはいい。こういう財源のあるものはやる。これは今まで説明したことでございますけれども、具体的にいえば、私どもはそういう態度でございます。
 それから今のお年玉のことや義援金の問題が出まして、非常にいい機会でございますので申し上げさしていただきたいと思いますが、お年玉の寄付金は毎年いただいておりますが、これは郵政審議会の方の御意向で、臨時費にしか使ってならぬ。従いまして私どもはここ数年来、みんな原爆の病院でございますとか、あるいは病院におけるガンの治療センターでありますとか、あるいは非常に不足な肢体不自由児の施設というような施設費にいただいておるだけでございます。従いまして、今度の問題の財源にはならないわけです。
 それから、義援金を伊勢湾台風その他のときに集めておるのは、これも御承知の通りであります。この義援金は、今のお言葉では医療の関係の方に若干入るのじゃないかというお話ですが、これはほとんど入っておりません。きました物はもちろん向こうへ参りますし、お金の方もこれは全部罹災地に、政府と相談をいたしまして按分率をきめてやりまして、罹災地で緊急な、たとえば食料品でありますとかあるいは衣料品でありますとかいうような方面に使っておりまして、これはもう利子ほか一切別に経理しております。全部罹災地にやる、従いまして、病院等にいく金ではございません。こういうことになっております。
 それから、お話のように大へんいい機会でございますが、どうも無理じゃないかというのは、私どもとして財政上どうもできぬので、やはり医療費値上げとかなんとかいうことができたときにやっていただくより仕方がないというような点を御理解いただきたいと思っておるわけでございます。

発言情報

speech_id: 103704410X00219601215_071

発言者: 葛西嘉資

speaker_id: 25628

日付: 1960-12-15

院: 衆議院

会議名: 社会労働委員会