石田博英の発言 (社会労働委員会)
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○国務大臣(石田博英君) 引き続いて労働省を担当いたすことになりました。どうぞよろしくお願いをいたします。
この機会に所信を申し述べまして皆さんの御理解と御協力をお願い申し上げたいと存じます。
わが国の経済は順調な拡大発展を続けており、これによって、雇用情勢は著しい好転を見せました。一部では労働力の需要に対し、供給が不足する等、労働力の需要に不均衡が牛ずる傾向すら現われております。このような雇用情勢は、今後の経済発展によってますます顕著になるのでありますから、労働行政もこれに即応して適切な施策を行なってゆかなければなりません。この見地から、全国的視野に立った広域職業紹介の充実とともに、労働力の産業間、地域間の流動性の増大をはかってゆきたいと存じます。また、技術革新が急速に進展しておりますので、これに即応した技能労働者の養成に施策の重点を注ぐ必要があると考えます。
次に、経済、雇用情勢の改善が著しい今日こそ、中小企業労働者の労働条件や福祉が向上する絶好の機会と思いますので、最低賃金制、週休制、一斉閉店、時間制、中小企業退職金共済制等、各方面にわたって中小企業労働者の労働条件の改善をはかりたいと存じます。
さらに、かかる好況にとり残されがちな家内労働者、未亡人、孤児、身体障害者等については、それぞれの実態に応じたきめのこまかい対策を進めて参りたいと存じます。
最後に、よき労使慣行の確立を強調いたしたいと思います。労働運動が自由にして健全な展開を遂げることは、民主主義社会の発展にとってきわめて重要な意味を持つものでありますから、政府もこの方向に向かってさらに努力いたす所存であります。
以上きわめて簡単でありますが、私の考えを申し述べ、労働行政の運営にあたっては、皆さんの御意見を十分拝聴しながら力を尽くして参りたいと存じます。何分よろしくお願いをいたします。