栗山良夫の発言 (商工委員会)
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○栗山良夫君 私、ただいま若干、一部の地域で問題になっております電気料金の改定問題について、ごく全般的な点を一、二お尋ねをいたしたいと思っております。
まず第一に、ただいまの電力料金が改定になりましたのは、最後は昭和二十九年の十月一日付で実施に入っておると思います。その当時の料金改定につきましては、いろいろ各方面から批判があり、意見が述べられまして、そういう点については、通商産業省から当時発行された、私、今持っておりますが、「電気料金の概観」というのに相当こまかく出ております。この内容を見まするというと、要するに、二十九年度以前に数回行なわれた電気料金の改定というものは、当時のインフレーションの進行に伴う原価是正が中心である。ところが、二十九年にはデフレの状況にあったにかかわらず、電気料金の改定を行なわざるを得なかったことは、終戦後の新しい投資による資本金の負担といいますか、これが非常に高くなって、そうして原価高になったために、これに補正を加えないというと、将来の電源開発等に支障が来る、こういうことが理由で当局は認めざるを得なかったということが書いてあります。で、まあ、その他一、二の例はありましょうけれども、中心点は、私も当時、国会で審議に当たった一人でありましてその通りであったと思います。
一番われわれが今その当時を振り返ってみて、お尋ねをしなければならぬ重要な点が一点あるわけです。それは当時、いろいろなまあ経営状態にあった九電力事業社を、経理的には応二十九年十月一日現在において一つのスタート・ラインに並べた。全く同じ条件のもとに並べた。そうしていよいよスタートの信号を発して九社一斉に新しい経営に入った。ですから、当時の計画がそのまま行き、各社が同じ力を持っておるならば、今日も九社とも同じ経営状態であり、同じような内容でなければならぬ。それが現実には、非常に各九社とも格差が出てきておるわけです。経営内容の上において格差が出てきておる。ですから、この格差が出てきた理由というものは一体どこにあるかということを私は検討しなければいけないと思う。それが一番問題点だと思う。そこでまずお尋ねをしたいことは、二十九年の十月一日に同じスタート・ラインにおいてスタートした九電力事業というものが、非常な企業格差が出てきている。その企業格差というものはどのようなものであるかということを伺いたい。で、数字的なことは、またいずれお尋ねをするとして九電力会社の今の企業格差はいい方から並べますと、どういう順序になっているか、これをまず伺いたい。