大堀弘の発言 (商工委員会)
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○説明員(大堀弘君) ただいま御指摘の通りに、これはまあ九電力を全体合わしてみますと、人件費が二十九年から総経費に対する比率としては非常に下がってきておるということが出ておりますが、合理化の問題につきましてちょっと私今手元に持っております数字を御参考に申し上げますと、キロワット・アワー当たりの人件費としましては九社平均で三十年が一円三十八銭でありましたものがずうっと毎年下がりまして、三十四年で一円二銭というふうに下がって参っております。一人当たりの販売電力量自身が二十六年当時二十二万六千キロワット・アワーでありましたものが、三十五年には五十七万五千キロワット・アワーにふえております。これは明らかにそういう意味におきましては人員がほとんど二十九年以来総人員ではふえておりません。それにもかかわらずキロワット・アワーは相当大きな伸びを示しております。ちょっと二十九年の数字との比較は幾らになりますか、再編成以来ちょうど容量といたしましてことしの三月でほとんど倍以上になっているわけでございまして販売電力量も倍ぐらいになって人員の方はほとんどふえないでやってきております。まあ、こういう形になっております。その意味でまあ合理化はわれわれとしてはまだ不十分で、さらに努力してもらいたいと思いますが、相当の成績が上がっておるのではないかと思います。たとえば送電ロス率につきましても、二十六年当時再編成直後は二四・九%の高いロス率でありましたが、その後ずっと下がりまして、三十四年で一二・九%、という、送電ロス率が半減しております。それから火力の熱効率につきましては、二十六年度は平均で一八・八六%ということでしたが、これは現在熱効率は三一・一一%というふうに非常に上昇いたしております。これらの面で総合しまして、非常に合理化はとにかく進められてきておるわけでありますが、人件費につきましては、ただいま申し上げましたように、人はほとんどふえないで設備は倍以上、燃料費も従いまして火力がふえましたから石炭の量が、絶対量が非常にふえておる、こういうことが経理の数字に出ているわけであります。