石橋政嗣の発言 (内閣委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○石橋(政)委員 ちょっとお尋ねをしておきたいのですが、それは恩給を受ける権利もしくは資格を喪失した公務員を、個々のケースにわたっていろいろ調査してみますと、非常にお気の毒なケースがあるような気がするわけであります。そういったものをこの際政府の方で全部洗っていただいて、救えるものはできるだけ広範囲に救っていただきたい、こういう感じを持ってお尋ねするわけでございますが、まず一つのケースとしてこういうのがあると思うのです。
 それは終戦前にいろいろな法律がございました。たとえば代表的な悪法と言われているのは治安維持法ですが、そのほかにも、私たちの調査いたしましたところによると、国防保安法、治安警察法、あるいは言論、出版、集会、結社等臨時取締法、思想犯保護観察法、いろいろあります。陸軍刑法、海軍刑法、軍機保護法まで含めるならば、相当の数があるわけでございますが、こういった新憲法の精神とは著しく相反するようないわゆる悪法によって処分を受け、そのために恩給の受給権を失った、資格を喪失したといったような人たちがずいぶんあるように聞いております。数にすれば大した数でもないかと思うのですが、こういった人たちをやはりこの際救済してやるべきじゃないかというように考えておるわけです。これが一つのケース。
 そこで最初に恩給局長にお伺いしたいのですが、こういった私が今申し上げたような例でおわかりだと思いますけれども、新憲法制定前の思想と学問の自由を拘束した治安維持法あるいはこれと類似の悪法、こういうものによって処分をされたために権利を喪失した人たちがどの程度おるものか、おわかりでしたら一つお答えを願いたいと思います。

発言情報

speech_id: 103804889X03519610516_006

発言者: 石橋政嗣

speaker_id: 5436

日付: 1961-05-16

院: 衆議院

会議名: 内閣委員会