受田新吉の発言 (内閣委員会)
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○受田委員 旧秩序ということをしきりに言われておりますが、これは実態に即しなければならぬと思う。大東亜戦争のような規模の、国内戦などということは予想もしなかった古い時代に作られた規定を、今ごろそのまま用いて価値判断をするということは、私は公平の原則に反すると思うのです。実際戦地であってもその危険の度合いがはなはだ薄いところもあったし、国内であっても大東亜戦争の末期の様相は、大都市及びその周辺などは、非常な危険にさらされたのですから、戦地、危険地域と指定されたところ以上の危険を感じておった時期があったのですから、そういうものを全然無視して、危険の度合いを旧秩序で考えていけるというような旧観念でこの問題が処理されると、新しい時代感覚から見たらはなはだ公平の原則に欠ける。国内で特別危険な地域に勤務した人、戦地から帰ってきて、国内の危険地域に転勤して終始空襲にさらされて、多くの犠牲者も出たところで勤務された人が除外されるということになると、先ほど申し上げたような立場から見ても、旧秩序が大東亜戦争の様相では、末期では変わってきたのではないか。そのことまで含めたものを旧秩序として見るべきではないかと思う。