角屋堅次郎の発言 (農林水産委員会)
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○角屋委員 近く通水等を実施をし完了の段階にあります愛知用水事業は、外資導入等をやった画期的な開発事業ということに相なりまして、今日までの段階でも、本委員会でもしばしば現地調査を実施をし、また、必要な段階では参考人招致等もやりながら、今日事業完成というところまで持ってきたわけであります。この間、農林省なりあるいは愛知用水公団、県、あるいは地元関係のなみなみならぬ努力というものについては、私どもも深く敬意を表するにやぶさかではございませんが、申し上げるまでもなく、愛知用水事業の基幹的な工事が今日終了したのであって、これから実際に愛知用水工事を実施した成果の実りをどうして作っていくかということが今後の問題になるわけであります。しかも、また、かねて問題になっておりました知多半島方面における今後の工業等の発展に伴います工業用水の問題が、愛知用水事業の基本計画あるいは用水配分等の関連の問題の中でどう相なっていくのか。いわゆる非灌漑期の幹線の水路の利用なり、あるいは灌漑期においても、兼山におけるところの毎秒三十トンの水というものは常にフルに運転するわけじゃないから、通水断面を活用してやるとかいうふうないろいろなことが従来から流布されて参っておるわけでありますけれども、これは、下流地域との関連の問題もあり、また愛知用水事業の基本計画という問題もあって、今後ある長い展望の上に立つと相当の問題を持ってくるのじゃないかというふうに思うのであります。しかも、きのうの参考人招致の中でも、これらの問題については、公団あるいは県側でも、具体的には相当程度慎重を期しているのじゃないかと予想されながらも、表面的にはなかなかあいまいにいたしておるわけであります。この際、農林大臣として、愛知用水事業の基本計画における、特に農業用水優先確保の問題と、今後の名古屋、知多半島方面における工業の伸展に伴う愛知用水事業のこれに対する寄与の問題、こういうふうな問題について、どういうふうな段階にあるのか、あるいはまたどういう方針で今後臨まれようとするのか、この点一つ明確にお伺いしたいと思います。