河野密の発言 (予算委員会)

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○河野(密)委員 私は、他国にクーデターが起こるかどうかということを別に探索しろとかそういうことを言っておるのではないのであります。その国の政情が安定しているか安定していないかということは、いやしくもその国を訪問して、今お話のように学界を除いて、政界、財界あらゆる階層の者と会談をする機会があったならば、その国の政情が安定しておるか、これを会談の対象として差しつかえないかどうかということは当然わかるべきものである、政治的感覚によってもわからなければならないはずだ、それがわからなかったならばどうかしておると言わなければならぬと思うのであります。現に、私たちは朝鮮問題に対する専門家ではありませんけれど、われわれがちらちらと耳にする情報だけでも、私たちはこの張勉政権が安定しておるとは考えておらなかった。現にその安定していないと思われる節としては、張勉政権のもとにおいても依然として汚職のあとが絶えない、こういうことが国民の不満を買っておる。あるいは農村を中心とする窮乏が非常に蔓延しておる。こういう事実を見て、張勉政権というものはきわめて不安定なものであると私たちは判断をしておったのであります。でありますから、私も質問の要綱を差し上げるについて、日韓会談を進めるについて張勉政権をどう評価するんだ、政府の評価が聞きたい、あぶないじゃないか、こういうことを書いて差し上げておいたのでありますが、それが、きのう差し上げて、きょうはすでにクーデターが起こっておる、こういう事実について、私は外務当局として、あるいは外務省の担当の局長として、あるいは政治家として、そういうことは私は責任を感じなければいけないと思う。その点どうですか。

発言情報

speech_id: 103805261X02219610516_018

発言者: 河野密

speaker_id: 28496

日付: 1961-05-16

院: 衆議院

会議名: 予算委員会