佐藤尚武の発言 (外務委員会)
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○佐藤尚武君 さっきも森委員の質問がございまして、認証官の問題に関連して、私からも御質問申し上げたいと思うのです。ほんの一言です。
それは、私も衆議院の内閣委員会で附帯決議があったということを承知いたしましたが、実のところ、何のための附帯決議だか、私にはよくこの意味を解し得ないのであります。決議文だけを見ましたところでは、よく理解ができないのでありまするけれども、その決議文では、認証官の制度がいかにもバランスを失しておる。であるからして、認証官制度全般について再検討を要するし、特に外務省関係の認証官の問題について検討しなければならない。しかも、それはすみやかに検討するを要するということを強く要望する、何か非常に強いような印象を受けたのでありまするけれども、それがバランスを失しておるからして、ことに外務省関係の認証官の問題について検討を加え、なければならぬというと、いかにも、それを読んだだけでは、外務省の認証官の数が多過ぎて、全体とのバランスがとれていないというふうに読めるのでありまするけれども、これは、実のところ、私にはどうしても了解できないのであって、あるいは、現実の問題として、外務省関係の認証官の数が多いかもしれませんけれども、それは、先ほど来当局から説明がありました通りに、外国へ派遣する大公使の数によりけりであって、その大公使の数というのは、日本と関係を持つ外国の数によることでありまして、その日本との関係を持ち、大公使を交換する外国の数がふえれば、自然外務省の認証官がふえていくという結果になるわけであります。これに反して、あるいは内地におきまする認証官の数が現在よりふえることがあるかもしれません。これは、私はよく存じませんけれども、そういう可能性は確かにあると思うのであります。そうなったならば、内地勤務の認証官の数がふえて、バランスが違ってくるということになり得るので、これはバランスの問題ではなく、ことに外務省関係としましては、相手国の数いかんに関係する問題でありまするがゆえに、私は、との衆議院の内閣委員会での附帯決議をどうも理解することはできないのであります。しかしこれは、今参議院の外務委員会で取り上げて論議する問題ではないと思いまするが、ただ、後日、衆議院との関係において、何らか参議院の外務委員会でもこの問題を取り上げるということがありましたならば、私は、そのときにまた発言をすることを今から留保しておきたいと思います。それだけ申し上げておきます。