柴田元良の発言 (決算委員会)
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○説明員(柴田元良君) ただいまの御質問についてお答えいたします。
最初に先生からロータリーの運転が少ないじゃないかという問題がございましたけれども、除雪をいたしますときの順序としましては、まず線路に積もります雪があまり多くない時代におきましてはラッセル、要するに線路の中の雪を両側に押し寄せまして、結局壁が両側にできるわけでございますが、そういう状況で通すわけでございます。ラッセルがしばらく活躍をいたしますと、しかもその後雪が続きますと、ラッセルがだんだん壁の方に向かって押しつけられなくなって参ります。そういたしますと両側にあります壁の雪を線路の中にかき寄せまして、かき寄せましたものをロータリーで壁を越えてそとに押し出すわけでございます。こういった一連の作業を繰り返すわけでございまして、まずラッセルが働く。それからある時期になりましてロータリーが活躍する。こういう順序でございます。従いましてただいまちょっと先生のお話の中の、ロータリーが初め働いてないじゃないかというお話につきましては、私どもの作業の順序から申しますとそういうようなロータリーの使い方をいたすわけでございます。
それから豪雪地帯に対する除雪の設備の問題でござい汚す。この点につきましては全国的に見ますと、やはり豪雪地帯というものにつきましては、過去におきましてもかなり努力をして参っておりまして、今日の状況におきましても国鉄全線のうち約七千八百キロが、何らかの防雪設備で一応防護されておるわけでございます。しかし全線非常に延びておりますために部分的にはいろいろとまだ問題のある点があるわけでございます。そういった見地から今日いろいろ検討いたしておるわけでございますが、一番問題になります流雪溝はまことに先生の御指摘の通りでございまして、こういった設備に対しましてやはり大きな構内におきましては特に流雪溝というものが必要でございます。こういうものを今後相当実際やっていかなくちゃならないというふうに考えておるわけでございます。特に北陸沿線の大駅については、今具体的にいろいろと検討して、できるだけ早い時期に着工いたしたいというふうに考えておるわけでございます。ただ流雪溝は御承知の通りに溝を掘っただけではいけないのでありまして、やはり適当な水源、しかもかなり水温の高い水源がございませんとこれを流すことができないわけでございます。常時雪のない時期におきましては、やはりこういったものがございますために構内の作業にもかなり困難を与えるという逆の面もございますので、そういった点を考えながら水がとれるかどうか、こういったところを十分検討いたしましてできるだけ流雪溝を増備する、こういうふうに私どもは計画をいたしております。
そのほかのただいまなだれのお話もございましたが、なだれにつきましては、なだれが実際どうやって起こるかという気候がなかなかまだはっきりいたしておりません。やはり斜面の状態とかあるいは植林の状態、あるいはまた気象、雪の質いろいろ問題がございます。ただいま実際のなだれなどをダイナマイトを使って起こしたりいたしまして、検討いたしているわけでありますが、そういうことと別個になだれを防止いたしますためのさくを作るとかあるいは擁壁を作りますとか、場合によりましては線路の上におおいをいたしましてなだれを外に流す、こういったことも具体的に検討を進めているわけでございます。過去におきまして、大体こういう設備に毎年約一億程度の経費が投入されております。
なおその他特に鉄道林、これを手を入れているわけでありますが、こういったものにもやはり経費として約一億程度の金が毎年こういった面に使われているわけでございます。