山田節男の発言 (決算委員会)
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○山田節男君 私も関連質問したいと思いますが、先ほど運転局長あるいは施設局長の答弁、それから武内委員、大倉委員の質問に対する報告を受けまして、今回の未曾有の豪雪による数万人に及ぶ乗客の迷惑並びに数億の国鉄の損失を来たしたこの事実について、いろいろ答弁を伺ってみると、これは未曾有の豪雪であった。これは間違いないことです。しかし、雪は地震とか洪水とは違うのです。たとえば洪水による損害だったら建設省の責任もあるでしょう。しかし、雪というものは、一時間で数メートルも積もるものではない、なだれ以外においては、そういう異常な積雪になることはないと思うのです。先ほど武内委員の質問によると、正月の元日に新潟市外に電話をかけたら、除雪作業についている除雪車は一台しか動いていない、こういう御答弁でした、こういう御報告が今あったわけです。ところが雪というものは、やはり少なくとも数時間……、常識で考えても一時間か二時間で積もるものではない、鉄道が不通になるということは考えられない。そうしますと、かりに三時間ないし五時間の間に除雪作業をすみやかに開始すれば、そんなべらぼうな雪害による旅行の被害者というものはふえなかったのではないか。そこに私は今の新潟の支社を設け、あるいは除雪車は今九台と言っておられるが、たとえ九台にしてもタイムリーにこれを動かせば、今度のようなそういう迷惑あるいは損害を及ぼすような雪害は防げたのではないか。そういう一面においては、鉄道の新潟支社なら新潟支社の除雪に対する人員配置の機動性というものが、敏活を欠いたということです。そこに私は第一の原因があると思う。
第二は機械化の問題です。先ほど運転局長のお話を聞きますと、今からディーゼル除雪車を試作して実験して非常な効果をあげている、こういうことを今この委員会で述べるというのは何たることだということになる。不用意きわまるではないか。少なくとも今日の日本のように鉄道に依存している国においては、国鉄としては万全を期して大地震あるいは大洪水あるいは大雪害というものについては直接科学的な調査をすること、そして機械的に対処する方法を考えねばならぬ。私は少なくとも全国の北海道を除いて、内地でたちまち寒冷地において動員し得る除雪車、あの地域について除雪車は何台あるか知りませんけれども、それも聞きたいのですが、ロータリー車にしてもあるいはラッセル車にしても、全部機動性を持たしてあそこに集中すれば、こんなべらぼうな雪害は防げたのではないか、もっとそれを減殺できたのではないかということをわれわれはしろうとながら感ずるわけです。そういう点で先ほど来の武内委員の質問に対する答弁を聞いていると、私は国鉄の運営状況は知りませんけれども、どうも国鉄が独占事業であるためにマンネリズムがある。これはたとえばフィンランドとかスイスなど、ことにスイスの場合、日本よりももっと地理的には雪害の多かるべき所においても雪害がない。これは時間的にもそれに対処する機械化、機動性、こういうものを徹底的にやっているのではないか。こういう点において国鉄においてはいささか劣っている。いわゆる怠慢とは言いませんが、もう少し先見の明のある対策を講じないためにこういう被害を及ぼしたのではないか。これに対する国鉄当局の見解を一つ承りたい。