山田節男の発言 (決算委員会)

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○山田節男君 これも要望になりますけれども、先ほど大倉委員も言われましたが、私、当日あの状況下においてのテレビの放送を見たときに、シャベルを使って除雪をやっている状況を見まして、これはもっとも駅の構内であったような気もいたしますが、これを見て、私は今日の国鉄のそういったような災害が起きた場合の対策の、とっさのこととは言いながら、決してこれは怠っているというわけではないが、非常に原始的なことをやっているという印象を受けた。少なくとも今日は機械化の時代、科学技術のこれほど進んだ世の中において、国鉄がシャベルを持って細長い沿線の雪を片付けなければならぬという、こんな非能率な原始的な状況を見て、私、全般を知るわけではないが単なるこれは除雪の問題ではない。私は一つの国鉄全体のマネージメントに対する本委員会としての要望を持っているわけですが、これはその一つの表現です。私はこういう点を見て非常に情けなく思った。さっき御答弁がないけれども地震とは違うのです。時間的にいえば少なくとも数時間を要するのです。その間になぜ間髪を入れず機動性を持たせられなかったか。新潟方面で作業に一台しか動かなかったという、現実に電話をかけた武内君がおられるのですから、そういう点はいかに弁解されようと、私は国会議員として要望しなければならん点を非常に強く感ずるわけです。ですからこれは国鉄の国営の一番の欠点は、そういうことに対する機敏な効果的な対処を講じ得ないという官僚組織の一番悪いところです。命令系統というものが科学的にできてないのです。平素からいわゆるオペレーション・リサーチというものをやっておけば、こんなばかな、世界で驚異をもって見られるようなこんなふしだらなことはない。ですから今日のところの弁明は一応了とするけれども、将来こういうことがあり得ないという保障はないのですから、もう少し真剣になって科学的基礎において、せっかく機動性を持つレールを持っているのだからレールを利用する。時間的にかついで歩くのじゃ間に合わないのですから。そういう点については少なくとも国鉄当局のオペレーション・リサーチに対する認識がきわめて甘かったというところに、今度の不時の災害とはいえ国鉄の不用意が暴露ざれたのだ。はなはだ気にさわるかもしれないけれども私はそういうふうに判断せざるを得ない。少なくともこういう点は、日本のような地震国、洪水国、それからときとして雪というものに対して雪害の可能性のある地域においては、もっと真剣に科学的にしかもタイミングよくきわめて短時間にやるだけの平素十分の用意をしておかないから、こういうことにな
 るのじゃないかということを私は感ずるわけです。これは外部からですから、内部的な事情はいろいろありましょうけれども、しかしわれわれ外から見れば、決してあなた方の弁明は正当化されないのです。この点一つ単なる局長だけではなくして、大臣初め次官等もこの際こういうものに対する特別の配慮をまじめにして頂きたい。金はかかってもいいです、人命に関する問題ですから。一そうこの点について私は強い要望を申し添えて質問を打ち切ります。

発言情報

speech_id: 103814103X00219610206_029

発言者: 山田節男

speaker_id: 17379

日付: 1961-02-06

院: 参議院

会議名: 決算委員会