山田節男の発言 (決算委員会)

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○山田節男君 私、幸い西村長官がお見えになっておりますから、総括的な質問を二、三いたしたいと思います。
 実はこの平和条約ができまして、警察予備隊が自衛隊に変わって早々、まあ昭和二十七、八年の間は、自衛隊の創設といいますか、拡張のために会計が非常にずさんであった。当時参議院の決算委員会におきましても、各省のうちで、防衛庁が一番会計検査院の批難事項、不当事項が多かった。この事実から見まして、私は三十三年度の決算を見まして、防衛庁のいゆわる業務監査というものが相当改善されているということは、これは認めます。
 ただしかし、三十三年度の決算においても、報告を見ましても、なお億に余る金額の不当な支出ということが指摘されておるわけであります。そこで私お伺いしたいことは、この二十七年、八年のころ、防衛庁の発足早々、非常にずさんな、極端にずさんなことをやっておる。たとえば物を調達する場合におきましても、アメリカから自衛隊員の制服の服地が供与されておるにもかかわらず、防衛庁が二重にこれを発注しておる。あるいはひどいのになると、物品の発注に対して〇を一つ間違えた、こういうようなことが実はあったのです。そこで防衛庁としては、調達の最高責任者を置かなければならないというので、今現に行なわれておるように調達実施本部というものを設けて、調達に対する最高責任者をきめたわけです。そして同時に監査業務を組織的に科学的にやれというので、これを見ますというと経理局の下に、監査というものをちゃんと置いておられますが、今与えられた資料を見ますというと、一体これだけの千数百億の予算の執行にあたって、業務監査というものに対しての予算が全然計上されていない。しかも、この与えられたる資料を見ますというと、陸上、海上、それから航空自衛隊、この三自衛隊に対しての、そういう予算が、全然予算に計上してない、監査の費目がないように、これは報告されておるのですが、一体こういう点は、どういうようなことですか。監査業務に対して、これは普通の省におきましては監査局、あるいは監査部という独立のものがあるわけです。この自衛隊において業務監査というのは非常にルーズに見えるのですが、人員から見ましても、海上、航空、陸上合わせて百九十一人、この人員から申しましても非常に少ないのです。
 こういう点について、一体防衛庁の業務監査というものに対する、私はどうも熱意が足りないような気がするのですが、その間の事情を一つお伺いいたします。

発言情報

speech_id: 103814103X00319610208_074

発言者: 山田節男

speaker_id: 17379

日付: 1961-02-08

院: 参議院

会議名: 決算委員会