吉岡照義の発言 (決算委員会虎の門公園地に関する小委員会)
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○参考人(吉岡照義君) 当時のことを申し上げますというと、まことにただいまの相澤先生のおっしゃるようなことがたくさんございまして、私どもは何をおいてもあの当時のことでございますから、経済科学局あたりの御要望にこたえて一日も早く仕事をしたい、それから、われわれ業者でございますから、それに従いまして関連した外国のメーカーの品物を扱いたいというものもございましょうが、とにかくトップを切って一日も早く仕事をしたいということで、それ以外に何ものも考えておらなかったのでございますが、ところが先ほどお話がありましたように、やってみるというと、あの土地は接収地だということで、ちょうど私当事者であったものですから、GHQの別のセクションから呼び出しがあったのですが、行ってみるというと、とんでもないことであったのです。そこですぐその足で東京都にかけつけまして言ったところが、東京都も全くびっくりしたのです。それで夢にも思わなかったのでございましょう。さっそくその書類を引っぱり出しまして調べてみたところが、あの一帯が接収予定地であったということが初めてわかったという状況で、東京都としても、これはどうもまことに恥ずかしいことだということで、東京都も進んで接収解除の申請に当たってくれたようなことでございます。
さて、そういたしますというと、いろいろお役所間の手違いというものがあったのでございましょうか、ただいま飯沢代理人から申し上げましたように、建設省の方から、それは公園まかりならぬということで、だいぶ時間がかかりまして、その間実にどうも悩んだのでございます、私どもは。片方でとにかく全部関係者が集まりまして、あの土地はいいということで、あれはその年の初めでございましたか、会合がありまして、七月一日まで開設できるからやってくれということで、お役所といたしまして、東京都もわれわれも、それからGHQの方も、それで会議を開きまして、いよいよ建築にかかろうといったときに、そういうような状況であったものですから、私ども非常に困りまして、それから東京都も、確かに当事者の方は困ったのですが、何といっても建設省が公園の主管官庁だということで、ただいま御指摘のありましたような契約の更改ということを実は申されたようでございます。そこで東京都としても全く立場に窮しまして、そしてその更改のような条件ではんこを押せということになりまして、私どもも当時ずいぶんいろいろ検討いたしましたのですが、とにかくあそこに建てざるを得ない立場に追い込まれましたものですから、結果から見ますというと、まことに一貫したあれがないように見えますのですが。