田中一の発言 (建設委員会)
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○田中一君 今住宅局長は、公営住宅は非常に格差があるというけれども、非常にあるかないか、それを知りたいから質問しているわけなのですから、非常にあるか少なくあるか、あるということだけは今どうやら副総裁もあるいは住宅局長もそう言っておるからあるのだろうと思いますが、あるならあるということを知りたいと思うのでお示し願いたい。そこで二年前に法律を改正した公営住宅の問題につきましては、われわれ社会党としては反対しています。というのは、同じ考え方をもってその是正をしなきゃならないという態度は二年ほど前にわれわれ党はきめまして、その提案をしておった。そこにわれわれの考えておるものと違っておる。欠陥があったから反対したのであって、その考え方についてはもう同じでございます。そこで住宅公団はそうした意味の家賃の格差、地域的格差、年次的格差というものと、それからまあ大体、都心を中心としていいと思います。通勤費等生計費となって現われてくるところのものを考えながら、家賃というものが生まれてくると思うのですよ。たとえば多摩平にあれほど大きな団地を作ったが、東京に出てくるのに一時間二、三十分かかる、都心にくるのには。歩いてずっときた場合ですよ。歩いてきたというのは国電に乗るための歩行時間も入れて。ところがあそこから立川あるいは八王子等に通うなら、これは非常に便利だ。しかし入居者はこの団地に対してはかくかくの勤労者を入れるのだという規定はないわけなのです。東京あるいは横浜に通う人でも、松戸の団地の入居の希望があればこれを入れるということにしているわけですから、やはりそういう点でも戸数は相当ふえて参りますと考慮されなければならないと思うのですよ。ただ家さえ作ればいいのだというのじゃなくて、やはり国家機関の一つ、ことに十年目には国民の総所得が倍増するのだなんということをいってうたっている、それからその他今国会で数々出て参ります、いろいろな所得倍増をもたらすための産業に対するところの手当というものが、資金の面はあそこで相当やっておりますが、そうするとそれらのものと睨み合わしたやはり計画というものがほんとうの計画にならなきゃならないと思うのです。そこで前回にも再三質問している既成市街地における開発ということが重点的に取り上げられなきゃならぬと思うのです。そういう意味で一体現在のこれはまああなたの方ではそれを知ってなきゃならないはずなのです。またそれくらいの調査が行き届いていなきゃならないと思うのですが、一体現在松戸にはどういう居住者がおってどこへ通勤しているか、この人の収入はあなたの方で基準をきめておりますが、大体これくらいあるということまでは、十分に入居する当時の申し込みの条件としてのがいろいろありますから、それを集計したものがあるかどうか伺っておきたい。そういう入居者はどこに通っているとか、どこに職場が変わったとか、やはりそういうものがもうここで付帯的な事業を行なうという段階になると、居住者そのものに対する生命力の問題等を考えて、やはりよい環境に住ませるということが主眼にならなければならないと思います。ある場合には松戸の人が横浜に職場を持っているから松戸から通っている。ある人は千葉に通うのにどっか東京の方から通っているというのもあるのです。そういう点は住宅公団という、今後とも相当仕事を伸ばしていこうという住宅公団としてはこれはそういう点の調査が、もうこの辺で満五年たっているのだから、そういうものに対する手当というか、基礎的な調査を持って考慮されなければならぬと思うのですよ。こういう今度の法律の改正によって居住者そのものに対するところのサービスといいますか、あるいはよい環境——よい住環境、よい私生活というものに対する手当をするならば、実際にやむを得ずそうしているというような方々の生活というものを、やはり相当あなた方が握っていなければならないと思います。この辺で。公営住宅の場合にはおのずから性格が違っております。また制約されておりますけれども、あなたの方では何といっても日本全国を対象にする、日本全国が事業場でありますから、そういう点の調査が今までできておるかどうかちょっと伺っておきます。