木下友敬の発言 (建設委員会)
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○木下友敬君 私も非常に精密な統計を持ってお尋ねしているわけではないのであります。戦前から、たとえば国鉄がある所に社宅を建てるというようなことになると、比較的高い値段で買うから、その地方が非常に値が上がる。そこでその地方に土地を持っている農民などは、あるいは喜んでいるかもわからないが、今日のように住宅難で困っている都会の人は、やはり土地が上がるというのは困るのです。公団がだんだん大きくなっていきまして住宅が何十倍というような競争でなく入れるようになれば別ですが、なんとかこの地価が上がるということを防ぎながら、そうして団地の造成ができるというような頭をしぼっていかなければならぬ、こういうように思うのです。そのためにはやっぱり団地の所は、旧陸軍が持っていた今、大蔵省の所管になっている所とか、そういうような所に特に目をつけるという方法があるのではあるまいかと思うのです。
それからこれはやっておられると思うのですが、私有地を買収するから高くなっていく、これはきわめて初歩的の考えですから、むろんやっておられると思いますが、そういうことについての御所見をお聞きしたいと思いますし、それから今まとめてやる、むしろその方がいいのだ。小きざみにあっちこっちやる方が、かえって地価の上がる方では、むしろその方が地価が上がることになるのだというようなお考え、これは私とは意見が違っているわけですが、これは実際にどうであるか、実例をもって論ずる以外に手はないので、ただこう思う、ああ思うではいけませんから、これはさらに迫りはしません。私はそういう機会を持たないから、小さくやった場合と大きくやった場合の、地価の上がり方の実際の実績がもしおわかりだったら示してもらいたいが、この点は御留意を願いたいという程度でとどめておきます。しかし今いろいろ申しましたが、一応あなたの御意見を聞きたいと思います。