稗田治の発言 (建設委員会)

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○政府委員(稗田治君) 団地を訪れましたときに、ただいまお述べになりましたような御感想を持ちますのは私どもも同感でございまして、ほしものの満艦飾というような状況が晴天の日には見られるわけでございます。これにつきましては、将来できるだけそういうような、環境を害しないようなところにほしものをほすというようなことも考えていかなくてはならないかと思うのでございます。
 また、居住者の住まい方の問題でございますが、一般に日本人は自分の住居の占有している中は非常に小ぎれいな住まい方をしておりますけれども、周囲との環境ということにつきましては割と神経を払わない。従いまして、外側からながめますと、あるいはアメリカ等から来られた方は非常にスラムのような住まい方をしているように感ずるかもしれないわけでございますが、部屋の中へ入ってみますると、非常に小ぎれいな住まい方で、これはまた向こうとは逆じゃないかというようなふうに住まっておるわけでございます。従いまして、今後そういった住環境、自分たちの家の中だけでなしに、周囲の住環境というものをこわさないようにといったようなアパート団地の住まい方というようなことも、居住者の方にそういった習慣をだんだんとつけていく必要があるのではないかと思うのでございます。
 なお確かに、今お述べになりましたように、気候風土の関係もございまして、私も昨年五月末から約一カ月半で回って見てきたわけでございますけれども、実はものほしの満艦飾というところを外国ではどうかということで見てきたわけでございますが、英国の団地におきましても若干ほしものがほされておるのが見えましたし、これがイタリーに行きまして、驚いたことには、日本以上にそのほしものの満艦飾があったわけでございます。これはやはりイタリーの方が湿度が非常に日本と似ておるものでございますから……。そういうような関係もあるのではないかと思うわけでございます。なお共同施設といたしましては、英国やドイツにおきましては、地下室に共同洗たくをする機械を備えてございましたり、それから蒸気で乾燥するような、地下室に乾燥室を持っているというような設備も見てきたわけでございます。今後できるだけそういった全体の住環境を害しないで洗たく等のできるように、そういうようなふうに設備をふやしていきたい、かように考えております。

発言情報

speech_id: 103814149X01119610309_009

発言者: 稗田治

speaker_id: 707

日付: 1961-03-09

院: 参議院

会議名: 建設委員会