内村清次の発言 (建設委員会)

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○内村清次君 ただいま静岡県の由比町の地すべり問題につきまして、所信表明がございましたが、大臣の所信表明の中にありましたように、二十三日の委員会は、私たちは当時この地すべりの状態を実地に見てきました者としまして、非常な実感をこめた委員会の審議もやり、同時にまた決議もしたような次第ですが、予算委員会で御出席がなかったために大臣にぜひ一つ聞いていただきたいこともあったわけです。当時も私建設省関係につきましても河川局長にも意見を申し上げておったわけですが、現地を見てみますと、これはまあ地すべり法が制定されました由来は、農林省の従来所管として治山関係の砂防を主として今日までやっておったような現状で、その所管はおもに農林省の方でやっているというような問題がここで明らかになったわけです。ところが私たちが見てきましたその実感からいたしますると、これはまあ大臣も御報告を聞いてよく現地の状態も報告の上においてはよく知ってのことだろうと思いますが、現地は国道一号線もあり、特にまた東海道線の一番交通の激しい個所であるし、その道路とそれからまた鉄道とのはさまった由比町全体といたしましては、あの膨大な山くずれの地すべりのために住民は非常に戦々きょうきょうとしている現実であります。こうやった実情からいたしまして、あの中の沢に通ずるところと、それから寺尾沢に通ずるところの渓流の砂防の問題は、従来におきましても渓流の水速が、急な斜面のために急速となり、そのために東海道線は不通になったというような事例も過去においてありますし、これが当然農林省林野庁に任すべき砂防の事項ではない。これはむしろ建設省がこれこそ閣議決定のかつての昭和四年のあの事項に照らしても、建設省がみずから費用を投じて堅固な砂防工事を施行すべき個所であるというふうに私は認定いたしまして進言したわけです。そのためにはぜひ一つその衝に当たっている河川局長なり、あるいはまた砂防課長なり、その技術的な責任のある人を派遣して、そして十分農林省とも打ち合わせの上に急速な防除の施工をすべきであるということを、私はここでるる進言したわけでございますが、先ほどからこの報告の中にも砂防課長も今回は派遣すると、池田国務大臣がどういう責任体制から行かれるのかは、私はそれは内閣の都合でございましょうからして、あえてそれを非難するような言葉は言いたくはございませんけれども、いやしくもああいった大きな事故発生の要因のあるところにつきましては、責任あるところの大臣に一つ直接これを実状を見ていただいて、そして急速に一つ日本の技術陣を動員して不安を一日も早く除去していただきたいというのが念願です。これは建設省としても先ほど言いましたように、砂防工事を一つ建設省みずからがやるというような意図になることができないかどうか。この点につきまして大臣は河川局長の報告を聞いて今回の、近々砂防課長を御派遣になるというような御意図になられたのかどうか。その点を一つ。決意表明ののちではございますけれども、あえて一つ御答弁を願います。そういった意図を一つ十分披瀝していただきまして住民の不安を早く除却していただきたい、と私は考えますがゆえに特に付言したわけです。大臣の御所見を一つ表明していただきたいと思います。

発言情報

speech_id: 103814149X01519610328_004

発言者: 内村清次

speaker_id: 20010

日付: 1961-03-28

院: 参議院

会議名: 建設委員会