建設委員会
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会
会議録情報#0
昭和三十六年三月二十八日(火曜日)
午前十一時開会
——————————
委員の異動
本日委員松永忠二君辞任につき、その
補欠として武内五郎君を議長において
指名した。
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出席者は左の通り。
委員長 稲浦 鹿藏君
理事
田中 清一君
松野 孝一君
武藤 常介君
内村 清次君
委員
岩沢 忠恭君
小沢久太郎君
太田 正孝君
小山邦太郎君
木下 友敬君
田中 一君
武内 五郎君
藤田 進君
村上 義一君
国務大臣
建 設 大 臣 中村 梅吉君
政府委員
建設政務次官 田村 元君
建設省計画局長 関盛 吉雄君
建設省河川局長 山内 一郎君
建設省道路局長 高野 務君
事務局側
常任委員会専門
員 武井 篤君
説明員
大蔵省主税局税
制第二課長 志場喜徳郎君
運輸省鉄道監督
局民営鉄道部長 石井 健君
自治省財政局財
政課長 松島 五郎君
——————————
本日の会議に付した案件
○建設事業並びに建設諸計画に関する
調査
(静岡県由比町における地すべり防
止に関する件)
○道路整備緊急措置法等の一部を改正
する法律案(内閣提出、衆議院送
付)
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この発言だけを見る →午前十一時開会
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委員の異動
本日委員松永忠二君辞任につき、その
補欠として武内五郎君を議長において
指名した。
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出席者は左の通り。
委員長 稲浦 鹿藏君
理事
田中 清一君
松野 孝一君
武藤 常介君
内村 清次君
委員
岩沢 忠恭君
小沢久太郎君
太田 正孝君
小山邦太郎君
木下 友敬君
田中 一君
武内 五郎君
藤田 進君
村上 義一君
国務大臣
建 設 大 臣 中村 梅吉君
政府委員
建設政務次官 田村 元君
建設省計画局長 関盛 吉雄君
建設省河川局長 山内 一郎君
建設省道路局長 高野 務君
事務局側
常任委員会専門
員 武井 篤君
説明員
大蔵省主税局税
制第二課長 志場喜徳郎君
運輸省鉄道監督
局民営鉄道部長 石井 健君
自治省財政局財
政課長 松島 五郎君
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本日の会議に付した案件
○建設事業並びに建設諸計画に関する
調査
(静岡県由比町における地すべり防
止に関する件)
○道路整備緊急措置法等の一部を改正
する法律案(内閣提出、衆議院送
付)
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稲
稲浦鹿藏#1
○委員長(稲浦鹿藏君) ただいまから建設委員会を開会いたします。
初めに委員長及び理事打合会の結果について御報告いたします。
本日は、初めに建設大臣から、静岡県由比町地内における地すべり防止に関する本委員会の決議に対する所信を伺いまして、そののち道路整備緊急措置法等の一部を改正する法律案について、午前午後とも審議を行ないます。
なお三十日は道路整備緊急措置法等の一部を改正する法律案のほか、公営住宅法第六条第三項に基く承認案件についても審議をいたすということに打ら合わせをいたしました。右報告をいたします。
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本日は、初めに建設大臣から、静岡県由比町地内における地すべり防止に関する本委員会の決議に対する所信を伺いまして、そののち道路整備緊急措置法等の一部を改正する法律案について、午前午後とも審議を行ないます。
なお三十日は道路整備緊急措置法等の一部を改正する法律案のほか、公営住宅法第六条第三項に基く承認案件についても審議をいたすということに打ら合わせをいたしました。右報告をいたします。
稲
稲浦鹿藏#2
○委員長(稲浦鹿藏君) それでは本日の議事に入ります。
初めに去る二十三日に行ないました静岡県由比町の地すべり防止に関する本委員会の決議につきまして、建設大臣から所信を伺います。
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中
中村梅吉#3
○国務大臣(中村梅吉君) 去る二十三日の静岡県由比町寺尾地内の地すべりに関する決議をいただきまして、当日私予算委員会に出席しておりましたものですから、在席をいたしませんでまことに恐縮でございました。この問題につきましては、先般二十三日に当委員会におきまして決議されました御趣旨を尊重いたしまして、極力努力して参りたいと思います。
実はこの二十三日の前から関係閣僚で集まりまして、対策を検討しておったわけでございますが、同じ御決議がありました三月二十三日の閣僚懇談会におきまして応急対策といたしましては、土砂で閉塞いたしました寺尾沢並びに中の沢の排土をまず行なう必要がある。この排土を行ないまして水路を整備いたしますると同時に、山腹斜面の湧水を処理する等の応急措置を講じまして、さらにこれと並行して恒久対策を早急に立てて引き続き実施することを目標としております。
なお、これらの対策を検討いたしまするために、池田国務大臣を団長といたしまして、建設、農林、運輸、郵政、自治、各省幹部職員が三月二十九日現地視察を行なうことに相なりました。建設省からは山本技監、荒尾砂防課長、谷口博士、道路局から井上技官等が池田国務大臣に随行する予定でございます。かくして御決議の趣旨に沿いまして、応急対策等を引き続いて恒久な、安心のいくような施策を強力に進めて参るということにいたしておりますので、御承知を願います。
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なお、これらの対策を検討いたしまするために、池田国務大臣を団長といたしまして、建設、農林、運輸、郵政、自治、各省幹部職員が三月二十九日現地視察を行なうことに相なりました。建設省からは山本技監、荒尾砂防課長、谷口博士、道路局から井上技官等が池田国務大臣に随行する予定でございます。かくして御決議の趣旨に沿いまして、応急対策等を引き続いて恒久な、安心のいくような施策を強力に進めて参るということにいたしておりますので、御承知を願います。
内
内村清次#4
○内村清次君 ただいま静岡県の由比町の地すべり問題につきまして、所信表明がございましたが、大臣の所信表明の中にありましたように、二十三日の委員会は、私たちは当時この地すべりの状態を実地に見てきました者としまして、非常な実感をこめた委員会の審議もやり、同時にまた決議もしたような次第ですが、予算委員会で御出席がなかったために大臣にぜひ一つ聞いていただきたいこともあったわけです。当時も私建設省関係につきましても河川局長にも意見を申し上げておったわけですが、現地を見てみますと、これはまあ地すべり法が制定されました由来は、農林省の従来所管として治山関係の砂防を主として今日までやっておったような現状で、その所管はおもに農林省の方でやっているというような問題がここで明らかになったわけです。ところが私たちが見てきましたその実感からいたしますると、これはまあ大臣も御報告を聞いてよく現地の状態も報告の上においてはよく知ってのことだろうと思いますが、現地は国道一号線もあり、特にまた東海道線の一番交通の激しい個所であるし、その道路とそれからまた鉄道とのはさまった由比町全体といたしましては、あの膨大な山くずれの地すべりのために住民は非常に戦々きょうきょうとしている現実であります。こうやった実情からいたしまして、あの中の沢に通ずるところと、それから寺尾沢に通ずるところの渓流の砂防の問題は、従来におきましても渓流の水速が、急な斜面のために急速となり、そのために東海道線は不通になったというような事例も過去においてありますし、これが当然農林省林野庁に任すべき砂防の事項ではない。これはむしろ建設省がこれこそ閣議決定のかつての昭和四年のあの事項に照らしても、建設省がみずから費用を投じて堅固な砂防工事を施行すべき個所であるというふうに私は認定いたしまして進言したわけです。そのためにはぜひ一つその衝に当たっている河川局長なり、あるいはまた砂防課長なり、その技術的な責任のある人を派遣して、そして十分農林省とも打ち合わせの上に急速な防除の施工をすべきであるということを、私はここでるる進言したわけでございますが、先ほどからこの報告の中にも砂防課長も今回は派遣すると、池田国務大臣がどういう責任体制から行かれるのかは、私はそれは内閣の都合でございましょうからして、あえてそれを非難するような言葉は言いたくはございませんけれども、いやしくもああいった大きな事故発生の要因のあるところにつきましては、責任あるところの大臣に一つ直接これを実状を見ていただいて、そして急速に一つ日本の技術陣を動員して不安を一日も早く除去していただきたいというのが念願です。これは建設省としても先ほど言いましたように、砂防工事を一つ建設省みずからがやるというような意図になることができないかどうか。この点につきまして大臣は河川局長の報告を聞いて今回の、近々砂防課長を御派遣になるというような御意図になられたのかどうか。その点を一つ。決意表明ののちではございますけれども、あえて一つ御答弁を願います。そういった意図を一つ十分披瀝していただきまして住民の不安を早く除却していただきたい、と私は考えますがゆえに特に付言したわけです。大臣の御所見を一つ表明していただきたいと思います。
この発言だけを見る →中
中村梅吉#5
○国務大臣(中村梅吉君) 実は御指摘をいただきました点につきまして、私どももいろいろ協議をいたしたのでございます。この山は御承知の通りさきに農林省の所管ということにきまりまして、農林省の指定の砂防地域になっておったわけでございます。そして農林省がその後、寺尾沢、中の沢等に砂防工事を施しまして、まあ砂防工事としては相当に施設を整えまして、県にこの砂防を引き継いだわけでありますが、その後こういったような事態が起こって参りまして、最近までは県を中心に県に対策本部ができまして、応急処置を講じてきたわけでございます。そこで御指摘のように鉄道、道路との関係もございますし、農林省所管の砂防地域に指定された歴史は、保安林等の関係がありましてそういうことになったようでございますが、現状から見ますと、建設省がこれは責任をもってやらなければならない場所のように私ども感じまして、いろいろ心配をいたしたわけでございます。そこで関係閣僚が集まりまして対処策を協議いたしました際にも、ただいまお話の点が話題に出ましてわれわれもその意見等も述べたのでございますが、現状はこの山は応急処置及び恒久対策を講ずると同時に、山全体がほとんど果樹園になっておりまして柑橘類の畑であります。そこでこの復旧にあわせて周辺に及ぼす影響及び山の果樹園の被害等、こういうことの処理も並行してやる必要がございますので、応急処置と恒久対策ともう一つ加わるのがこの被害の復旧及び補償、こういうようなことが伴うわけでございます。さような関係で農林省が所管しておった山でございますから、農林省が一つ中心になってやるのがよかろうという結論に相なりまして、そして農林省が常時恒久の責任者を現地に駐在さして、そして各省と連絡をとって応急処置及び恒久対策を講ずるという結論に相なったわけでございます。そこで今度の現地をとくと視察をすると同時に、対策の資料になるべきものを検討いたしますについて、だれか国務大臣が責任者として関係官を連れていって研究をする必要があろうということから、いろいろの都合で池田国務大臣がよかろうということにまとまりまして、池田国務大臣をわずらわすことに相なったのであります。なお御指摘のようなことで私どもも非常な責任を感じておりましたので、地すべり研究の谷口博士——谷口技官に、この問題が起きて以来もう初めから現地に行ってもらいまして、実情及びその対策をいろいろ研究をしてもらっておったわけでございます。現在も多分谷口博士は現地に行っておると思いますが、これは地すべりの問題を研究してきた相当の谷口博士のような権威者に、地下水の関係あるいは今後恒久対策としてどういう措置を講ずれば絶対安全になるか、というような基本をしっかりつかんでもらう必要がありますので、谷口技官に努力をしてもらっておるわけでございます。
なお、内容といたしましては実はこのような応急処置を講じ、さらに将来安心のいけるだけの恒久対策を講ずるについては、相当建設省の力というものが加わらなければできないのじゃないか。そこでそういったような基本的な調査及び池田国務大臣の責任において現地調査をいたしました結果、建設省が担当すべき部分、そうすることが結果の上によろしいという部分につきましては、建設省はたとえ農林省の所管の山でございましても、全面的に技術及び力の上で協力をするからいかようにでも申し入れてもらいたい。またこちらの気のついたところは、こちらからも申し入れをするというようにして、相協力して政府一体になって一つこの点の措置を講じようというようなお話合いをいたしておりますような次第でございます。従いまして建設省といたしましても責任の一半をにないまして、必要な措置を講じて参りたいと、かように考えております。
この発言だけを見る →なお、内容といたしましては実はこのような応急処置を講じ、さらに将来安心のいけるだけの恒久対策を講ずるについては、相当建設省の力というものが加わらなければできないのじゃないか。そこでそういったような基本的な調査及び池田国務大臣の責任において現地調査をいたしました結果、建設省が担当すべき部分、そうすることが結果の上によろしいという部分につきましては、建設省はたとえ農林省の所管の山でございましても、全面的に技術及び力の上で協力をするからいかようにでも申し入れてもらいたい。またこちらの気のついたところは、こちらからも申し入れをするというようにして、相協力して政府一体になって一つこの点の措置を講じようというようなお話合いをいたしておりますような次第でございます。従いまして建設省といたしましても責任の一半をにないまして、必要な措置を講じて参りたいと、かように考えております。
田
稲
田
田中一#8
○田中一君 ちょっと僕はおくれてきたので前段にそういう御説明があったのかもしれませんが、国としての法的な態度は地すべり防止法を全面的に適用してやるということなんでしょう、大臣のお考えは。
この発言だけを見る →中
田
田中一#10
○田中一君 地すべり防止法は保全の建前をとる。今度のやつは崩壊というか地すべりが活動しておる。これに対する態度は災害ですか、それともこれを保全という形でいこうとするのか。災害という見方をして今のいろいろなお話の設備をやろうとするのか、その点はどうなんですか。
この発言だけを見る →中
中村梅吉#11
○国務大臣(中村梅吉君) 実は先般の関係閣僚の相談におきましても、地すべり防止法による防止ということと、それからすでに柑橘の畑等には相当災害が起こっておりますから、災害の復旧あるいはその災害に伴う補償というようなこともあわせてやっていこう、そうして経費としましては、農林省の緊急治山というこの費目の予算が、三十六年度三億七千万円か、ついております。そこで今さしあたり予備費とか何とかいうことでなく、もうすぐに三十六年度が参りますから、今やる分は仕越し工事か何かにして三十六年度の緊急治山の経費でまかなって参りたい。もし将来、緊急治山の必要がある災害等が起こりました場合には、それらを必要に迫られたときに処置を講ずればいいだろう、とりあえずその費目でできるだけ安全なところまで、少々金はかかりましても思い切ってやらせるようにしよう、こういうことだったのであります。
この発言だけを見る →田
中
田
田中一#14
○田中一君 そうするとわれわれは、ああした相当異常な現象、事態ができた、緊急かつ日本の交通の動脈というものを阻害されるようなおそれのある災害が発生した、そういうような場合には、大体おれは公共土木のワク内に入らないものだと思うのですが、現在では。それを今度直轄でやろうということになると、将来でもそういうようなことがあり得るということに理解しておってもよろしゅうございますね、それでは。
この発言だけを見る →中
稲
稲浦鹿藏#16
○委員長(稲浦鹿藏君) 次に、道路整備緊急措置法等の一部を改正する法律案を議題といたします。
これより質疑を行ないます。建設大臣のほか担当政府委員として道路局長、経済企画庁から加納計画官、大蔵省から志場税制第二課長が出席しております。
それでは御質疑のおありの方は順次御発言を願います。
この発言だけを見る →これより質疑を行ないます。建設大臣のほか担当政府委員として道路局長、経済企画庁から加納計画官、大蔵省から志場税制第二課長が出席しております。
それでは御質疑のおありの方は順次御発言を願います。
内
内村清次#17
○内村清次君 建設大臣にお尋ねいたしますが、今回の新道路整備五カ年計画は三十六年から出発をするという御構想のようでございます。過去におきまして建設省関係の事業といたしまして、道路及び治山治水の問題ですね、これはたびたび計画的な年次計画をお立てになったが、その年次の途中におきましてまた年次計画が変わっていくというような過程をたどっておるのです。私たちはその原因が一体どこにあるかという点につきまして、多分にその真相がわからない点がたくさんあるわけです。国の計画であります以上は、これは特に道路や治山治水というような国土と関係をいたしました問題につきましては、国の計画に従ってやはり地方公共団体の計画という問題も両々相待って立てておられるでしょうし、これがあげて日本の経済の発展と民生の安定という問題に不可分な重要な関係を持ってくるわけです。今回の五ヵ年計画の経緯を見てみましても、道路整備費の財源等に関する臨時措置法というのが昭和二十八年七月二十三日に公布されております。これによりますと昭和二十九年度以降の道路整備五ヵ年計画が閣議で決定をされておる。それから越えて三十三年の三月三十一日には道路整備の緊急措置法の公布がなされておる。これによりましてもまた五ヵ年計画で二千六百億円の予算をもって、二十九年から三十二年、これが三カ年間の事業費として一千九百二十五億円をもって、進捗率は七四%で打ち切られておる。さらに三十三年の三月三十一日には、先ほど申しましたように道路整備緊急措置法でこれまた国庫負担率の特例を継続をして、五ヵ年計画をもって約一兆円の予算計画がなされておる。でこの進捗率が四七%で打ち切られておる。まあこうやった形で今回の三十六年度からの五ヵ年計画に入ったわけですが、もちろんたびたびこの事業計画というものが変更されていくという過程におきましては、国の経済の成長率からくるところの財源の関係であるか、あるいはまたその計画自体がずさんというと語弊がありましょうが、とにかく計画が緻密周倒でないというような関係であるか、何か振り返ってみてその計画自体に非常に実情に合わないような計画がなされておりはしないか。そのためにくるところの先ほど言いました地方計画というものが非常に困っておる。特にまた困るばかりでなくて私たちは一番残念に思いますることは、この地方的な格差というものがだんだんと拡大していくような状態になっておりはしないか。というのはこの年度計画の過程からいたしまして、たとえば三カ年計画、五ヵ年計画というような当初の計画の予算量というものはごく少ないのです。これはいかなる計画においても今日までの保守内閣の計画自体は予算が少ない。そうして二、三年たって最終年度に多くしましょうというような口約束ばかりで打ち切られてしまっておる。そうやった過程の中に実は地方に委員会として調査に行ってみると、まあたとえば東北地方の青森や秋田あたりの方では、年度の最終には何とかなるだろうというようなところで非常に首を長くして待っておるという状態で、いつまででもその国道の建設というものが伴っていかないというところで、だんだんこの地方的な格差というものが非常に増大しているような現況が見えておるのですが、まあ今回の三十六年度からの五ヵ年計画でも、今回はまあ特別会計も求めてややその財源的にも確保したというような形は見えておりまするけれども、まあこれでも五ヵ年の間ではあるいはその財源も、あるいは計画自体も変更になりはしないかというような、もう当初からそうやった雰囲気が地方にもまた各委員の間にも考えられておる。そうやった従来のその経緯は一体どこに原因があったのか。その点は新大臣として十分究明されて今回の計画をお出しになったと思いまするが、まあこの点につきまして一つ御説明を願いたい。
で、加えまして今回の予算、計画から見ましても、最初は二兆三千億だったかあるいはまた十カ年間では五兆、十兆というような非常な選挙前までの宣伝でありましたけれども、だんだん計画自体というものが財政的にも縮小してきた。あるいはまた単価の問題についても疑惑があるというようなことも内蔵しての五ヵ年計画でありまする以上、大臣として一体過去また将来を考えて、その計画自体に寸秒も決して心配のないように五ヵ年計画というものを樹立したんだ、という自信をもって施行の最後に至るまで責任をもっていかれるかどうか、その点を一つあわせて御説明願いたいと思います。
この発言だけを見る →で、加えまして今回の予算、計画から見ましても、最初は二兆三千億だったかあるいはまた十カ年間では五兆、十兆というような非常な選挙前までの宣伝でありましたけれども、だんだん計画自体というものが財政的にも縮小してきた。あるいはまた単価の問題についても疑惑があるというようなことも内蔵しての五ヵ年計画でありまする以上、大臣として一体過去また将来を考えて、その計画自体に寸秒も決して心配のないように五ヵ年計画というものを樹立したんだ、という自信をもって施行の最後に至るまで責任をもっていかれるかどうか、その点を一つあわせて御説明願いたいと思います。
中
中村梅吉#18
○国務大臣(中村梅吉君) お話の通り計画がしばしば変更をされておるわけでございますが、この計画変更の原因にはいろいろな要素があると思うのであります。まあ私ども考えるとこにろよりますと、大体計画を立てますときには経済の成長率等も手がたく押さえて、これだけは絶対に大丈夫だろうという線を押さえて、そういう経済成長率の上に立って計画が立てられる。ところが実際は、過去における日本の現状は、経済成長率が予想したよりもはるかに上回って成長をしてきている、こういう点が一つあろうと思います。同時に道路財源として、ガソリン税の収入が特別財源として法律制度化されておりますので、ガソリン税の伸びがやはり予定よりも多く伸びて財源がふえてきておる。それからガソリン税の財源がふえるということは、かたがた自動車の交通量等が予想を上回って激増をいたしまして、道路需要というものもそこに高まってくる、こういうようなことが主たる関連であると思うのであります。同時に日本の道路を見ますと、過去におきましては食べること、着ること、寝ること、こういうことに戦後の重点が置かれて参りましたので、どうも実情よりも道路投資等はおくれてきておる、このおくれをどこでか取り戻さなければならない。幸い経済成長率も相当に高まりまして財源もできつつあるという段階で、それに見合ったおくれの取り戻し、及び先行状態を築いていこうということが必要になって参りまして、かようないろいろな要素から前の五ヵ年計画で見ましても、三十三年からでまだ三カ年を経過しただけでございますが、ここに道路整備投資の改定をしなければならない、またする必要のある段階、またしようとすればできる段階というものが参りましたので、この改定をすることに相なったような次第でございます。
将来の点につきましては、御承知の通り所得倍増計画を審議されました経済審議会が、いろいろな角度からあらゆる資料に基づいて日本の経済成長の度合いというものを算出をされ、またそれに見合った道路投資としては十カ年間に四兆九千億程度が妥当である、こういう結論等も出ましたのでこの十カ年四兆九千億というのに見合って、前期五ヵ年ではどのくらいの規模のものをやるべきがいいかというようなことを、経済成長率ともにらみ合いまして生み出されたのが、今度の二兆一千億五カ年計画でございます。かようなわけで、本来からいえば、長期計画通り実行されるのが本来の姿でなければならないと思いますが、日本の経済成長の度合いその他を手がたく押さえたので予想よりもはるかに上回ったということが、年度途中で改定の必要を生じた根本原因であろうと私かように考えておる次第でございます。
この発言だけを見る →将来の点につきましては、御承知の通り所得倍増計画を審議されました経済審議会が、いろいろな角度からあらゆる資料に基づいて日本の経済成長の度合いというものを算出をされ、またそれに見合った道路投資としては十カ年間に四兆九千億程度が妥当である、こういう結論等も出ましたのでこの十カ年四兆九千億というのに見合って、前期五ヵ年ではどのくらいの規模のものをやるべきがいいかというようなことを、経済成長率ともにらみ合いまして生み出されたのが、今度の二兆一千億五カ年計画でございます。かようなわけで、本来からいえば、長期計画通り実行されるのが本来の姿でなければならないと思いますが、日本の経済成長の度合いその他を手がたく押さえたので予想よりもはるかに上回ったということが、年度途中で改定の必要を生じた根本原因であろうと私かように考えておる次第でございます。
内
内村清次#19
○内村清次君 まあ今回、その建設省からこの五ヵ年計画に対しますところの道路整備事業の基本方針というものが出されておりますが、この基本方針によりまして、大体一級国道、二級国道あるいはまた寒冷地関係の道路、それから日本道路公団の行なうところの事業、首都高速度道路公団の行なう事業、まあこういった道路に対するところの今後の事業計画というものが明確に出してありまするが、一番私たちがこの中にまだ質問したい点はたくさんございます。この点はあとにしまして、重要に考えておりますることは地方のその道路計画、これが先ほど言いましたようにやはり国の基本的な道路計画に対して、地方でもやはりその地方道の道路計画というものがなされている。その道路計画をいたしまする上において、やはり国の計画自体というものが計画的に進捗していかないとマッチしていかない。こういった関連がおりまするが、この点は地方関係とは十分なる打ち合わせをもって、そうしていつでも一つ委員会の方に出すような資料をお作りになっておるか、どうか、この点はどうですか。
この発言だけを見る →中
中村梅吉#20
○国務大臣(中村梅吉君) 一般道路の規模、有料道路及び地方単独、これらの内訳をきめるにあたりましては、いろいろな方面と連絡をし、ことに地方単独分あるいは地方負担分等につきましては自治省とも十分連絡をとりまして、将来の地方財政の見通し、こういうものとにらみ合いまして実はその結論を得たような次第でございます。
この発言だけを見る →内
内村清次#21
○内村清次君 いや、今大臣がおっしゃることは、当初の建設省の計画というものは、一般道路は一兆五千億でしょう、それから有料道路が五千二百億と、そうして地方単独事業の道路が二千八百億と、で、それが今回の閣議決定によりまして三千五百億になったんだからして、これは前の委員会のときにどうもそういった地方の単独事業というものが急に増加してきたんだが、地方というものはこの単独事業の費用の財源というものを、十分地方だけでまかない得るような体制がとられておるかどうか、この点は自治省とも十分お話し合いの上であるかどうかという点に対する御答弁だったと思うのです。この点は私もまた後刻自治省の方からも十分この点は聞きたいと思うのです。はたしてこれが十分話し合いができて、そうしてこの三千五百億の財源関係について、単独事業というものがスムーズに遂行されていくかということを聞きたいと思うのですが、私が申しましたのはこの単独事業を施行するにあたりましても、やはり国の基本的な七項目のこの国の道路整備とマッチして、地方の道路計画という問題も解決していかなければならない。ややもすれば私たちが地方に調査に参りましたときに、この国道一号二号というような舗装のまだできておらないところもたくさんありますが、むしろ重点的には県道や市町村道を産業道路としてむしろ力を入れていかないと、住民の幸福、産業の開発に対して困っておるというような地方もたくさん見受けるわけです。むしろ国道よりも地方道の方が舗装も完全にできて非常にいいというようなところもあるのですね。そういった、やはり計画というものがマッチして、国は国としてまずまっ先に国の一級、二級国道というものが中心になって、そしてそれに市町村道というものが並行し県道というものが並行して、そうして住民の幸福、産業の開発という問題が関連的に発展していかなければならぬ。それで初めて地方自治というものも発展していくのではないかということを私たちは考えておるわけです。けれどもそれがさかさまになっておるところもあるわけです。そういったところが今後の五ヵ年計画においてよく地方とお打ち合わせができておるかどうか。この点一つ、県の国道というものは何年目には一体こうなるのだと、二級国道はこうなっていくのだというような青写真というものが、各県市町村の担当者の中には、十分察知されたような形で計画というものが施行されておるか、どうか、ということを聞いておるわけですよ、その点はどうですか。
この発言だけを見る →中
中村梅吉#22
○国務大臣(中村梅吉君) 大体まあ一級国道、二級国道等につきましては一応の目安を立てまして、なお主要地方道、あるいはその他従来は地方単独でやっておりました地方道等につきましても、その地方の状況を見ながら国の補助をつけまして、補助道路として改良整備をはかっていくというようにして参りたいと思っております。で、この点は格差是正等の問題もございますし、近年政府としても力を入れております工業の分散あるいは後進地域の開発、こういうようなことを五ヵ年計画の中におきまして十分にらみ合っていかなければならぬと思うのであります。これについてはひとり建設だけでなしに、やはり産業立地条件の調査等も予算上計上されまして他の省でも進めておられますので、こういう産業の立地条件あるいは後進地域の開発、工場の地方誘致と、こういうようなことと十分にらみ合って、相談をしながらやはり地方道に対しても国が力を入れるべきものは入れていき、できるだけ融通性を持たせて後進地域の開発に役立つような施策を進あていきたい、こういうように考えておるわけでございます。
この発言だけを見る →内
内村清次#23
○内村清次君 その点は、まあ従来から等閑に付せられた問題が、所得倍増の長期計画につれて、後進地との格差の開きを一つ縮小していこうじゃないかというので、非常にアップされてきた、これは非常に当然な話であって、こういった地方格差を解消していくという見地に立った具体的な計画というものが、道路局長その他から直ちにいつでも私たちの要求によって、計画自体というものが提出ができるような体制ができておるかどうか。大臣の気持だけはわかりますけれども口でばかりではどうも納得いかないのですね、これは。すでに現実おくれているのですから、だからいつでもこういった計画の中にこれだけの格差の解消というものが盛り込まれておりますというようなことが、具体的に御提出になれるようなその計画ができておるかどうか、この点どうですか。
この発言だけを見る →中
中村梅吉#24
○国務大臣(中村梅吉君) ただいま御指摘の点は、建設省の各ブロックごとの建設局がございますので、建設局が地元の各市町村等と常時連絡をし、そうして地元の要望も取り入れまして、そうして最も妥当性のあるところに優先的に力を注いで参りたい。また県によりましては財政力が豊かで地方単独を多く受け持てるところ、あるいは地方単独を十分に担当できない地域等もございますと思いますので、これらの各地建を通じまして緊密に地元の府県市町村と連絡をとりまして、遺憾のないように具体的に進めて参りたい、かように思っておるわけでございます。
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内村清次#25
○内村清次君 ただ私たちが大臣に一つ聞いていただきたいことは、もちろん中央におってこういった膨大な道路整備計画の計画自体を考えていく上におきましては、また当面やはり東京のような、ことに交通が詰まっており、あるいはまた東海道線のような交通量が逼迫をしておるというような見地に立ちますると、この問題をどうかして打開していこうという気持があることは、これはいなめないかと思います。またそれでなくても緊急な問題でもございましょうが、しかし地方に行ってみまするとほんとうに道路が悪い、いかにも悪道だ、こんな道路がまだあるかというような道路がたくさんあるのですね。これが一級国道にも二級国道にも、これが二級国道かというような道路もたくさんある、府県道しかり、市町村道しかり。こういった地方に行きますると特にひどいような悪道が介在しておるところの現段階におきまして、やはり国の方針というものが、やはり今回は産業基盤の重要な問題として道路の問題を整備していくのだという旗がしらが出てくるのは、これはやはり必然的な問題ですね。これによって今回県会や市会の道路予算も大体各県別に相当増加しつつあることは、これはありがたいことだと私たちは思っておるのです。がしかし、それがはたして国の計画とマッチしているか、まだまだ見劣りするような府県道というものはありはしないか。それに対する指導性というものは一体どうなっておるのかという点を大臣や、またたとえば道路局長あたりはどういうふうにお考になっておるか。この点も、指導方針といいますかね、一つ明確にしていただきたいと思います。
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中村梅吉#26
○国務大臣(中村梅吉君) ただいまの点は、大体各県の土木部では県内の事情を十分精査いたしまして、いろいろ県としての希望があるわけでございます。建設省としては、地建を通してこれらの地元の府県の土木部とはもう常時連絡をとりまして、そしてできるだけ県の要望に沿って、全幅的に県の要望通りというわけにはいかないかもしれませんが、大体県の要望をいれるような努力をいたしまして、それに建設省としての大局から見た考え方も加えまして、実行をさせるような実は方針でやっておるわけでございます。現実にはもう連日のように県と地建との連携をいたしまして、極力地元の意向が達成されるような方向に実は努めておるような次第でございます。
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内村清次#27
○内村清次君 先般この委員会に道路局の方から資料が出まして、その資料の中に第一号線から四十五号線ですか、六号線ですか、これまでの大体の概算予算計画というものが出されたのですが、今回の二兆一千億の予算の中におきまして、その数字というものは変更になりますか、この点はどうですか。
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高野務#28
○政府委員(高野務君) お答えいたします。さきに御提出いたしました各路線別の資料は、その当時申し上げましたように作業過程の数字でございます。従いまして多少のその後の精査によりまして修正は加えているわけでありますが、一級国道は当初の予定通りこの五ヵ年計画で完成する、また二級国道は今後十年で完成するということにつきましては変更がございませんので、精査の結果修正を加えた点以外にはそれほど大きい変化はないものと思います。
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内村清次#29
○内村清次君 今の自治省関係で財政課長がちょっとほかの委員会に行きたいというような申し出が来ておりますから、ちょっと聞きますが、先ほど申しましたように、今回の整備五ヵ年計画では、地方の単独事業が三千五百億になった。でこの予算の変更というものは、地方財政の上には大きなやはり負担増しになったのじゃないか、このために地方の財政計画にも、私たちは相当困難な点もありはしないかという点も考えておるわけですが、そうでないというような理由がありましたならば、一つその財政措置をどうされておるか。
さらにいま一つは、交付公債というものが打ち切られておりますね。そうやった関係で、特別会計の中に現金納付がもう各県ともに完払いをしたというようなこともいわれておるのでありますが、それが事実かどうか。その交付公債の打ち切られた関係で、今後の財政措置というものはどういうふうになされていくか、この点もあわわせて説明しておいていただきたい。
この発言だけを見る →さらにいま一つは、交付公債というものが打ち切られておりますね。そうやった関係で、特別会計の中に現金納付がもう各県ともに完払いをしたというようなこともいわれておるのでありますが、それが事実かどうか。その交付公債の打ち切られた関係で、今後の財政措置というものはどういうふうになされていくか、この点もあわわせて説明しておいていただきたい。