内村清次の発言 (建設委員会)
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○内村清次君 建設大臣にお尋ねいたしますが、今回の新道路整備五カ年計画は三十六年から出発をするという御構想のようでございます。過去におきまして建設省関係の事業といたしまして、道路及び治山治水の問題ですね、これはたびたび計画的な年次計画をお立てになったが、その年次の途中におきましてまた年次計画が変わっていくというような過程をたどっておるのです。私たちはその原因が一体どこにあるかという点につきまして、多分にその真相がわからない点がたくさんあるわけです。国の計画であります以上は、これは特に道路や治山治水というような国土と関係をいたしました問題につきましては、国の計画に従ってやはり地方公共団体の計画という問題も両々相待って立てておられるでしょうし、これがあげて日本の経済の発展と民生の安定という問題に不可分な重要な関係を持ってくるわけです。今回の五ヵ年計画の経緯を見てみましても、道路整備費の財源等に関する臨時措置法というのが昭和二十八年七月二十三日に公布されております。これによりますと昭和二十九年度以降の道路整備五ヵ年計画が閣議で決定をされておる。それから越えて三十三年の三月三十一日には道路整備の緊急措置法の公布がなされておる。これによりましてもまた五ヵ年計画で二千六百億円の予算をもって、二十九年から三十二年、これが三カ年間の事業費として一千九百二十五億円をもって、進捗率は七四%で打ち切られておる。さらに三十三年の三月三十一日には、先ほど申しましたように道路整備緊急措置法でこれまた国庫負担率の特例を継続をして、五ヵ年計画をもって約一兆円の予算計画がなされておる。でこの進捗率が四七%で打ち切られておる。まあこうやった形で今回の三十六年度からの五ヵ年計画に入ったわけですが、もちろんたびたびこの事業計画というものが変更されていくという過程におきましては、国の経済の成長率からくるところの財源の関係であるか、あるいはまたその計画自体がずさんというと語弊がありましょうが、とにかく計画が緻密周倒でないというような関係であるか、何か振り返ってみてその計画自体に非常に実情に合わないような計画がなされておりはしないか。そのためにくるところの先ほど言いました地方計画というものが非常に困っておる。特にまた困るばかりでなくて私たちは一番残念に思いますることは、この地方的な格差というものがだんだんと拡大していくような状態になっておりはしないか。というのはこの年度計画の過程からいたしまして、たとえば三カ年計画、五ヵ年計画というような当初の計画の予算量というものはごく少ないのです。これはいかなる計画においても今日までの保守内閣の計画自体は予算が少ない。そうして二、三年たって最終年度に多くしましょうというような口約束ばかりで打ち切られてしまっておる。そうやった過程の中に実は地方に委員会として調査に行ってみると、まあたとえば東北地方の青森や秋田あたりの方では、年度の最終には何とかなるだろうというようなところで非常に首を長くして待っておるという状態で、いつまででもその国道の建設というものが伴っていかないというところで、だんだんこの地方的な格差というものが非常に増大しているような現況が見えておるのですが、まあ今回の三十六年度からの五ヵ年計画でも、今回はまあ特別会計も求めてややその財源的にも確保したというような形は見えておりまするけれども、まあこれでも五ヵ年の間ではあるいはその財源も、あるいは計画自体も変更になりはしないかというような、もう当初からそうやった雰囲気が地方にもまた各委員の間にも考えられておる。そうやった従来のその経緯は一体どこに原因があったのか。その点は新大臣として十分究明されて今回の計画をお出しになったと思いまするが、まあこの点につきまして一つ御説明を願いたい。
で、加えまして今回の予算、計画から見ましても、最初は二兆三千億だったかあるいはまた十カ年間では五兆、十兆というような非常な選挙前までの宣伝でありましたけれども、だんだん計画自体というものが財政的にも縮小してきた。あるいはまた単価の問題についても疑惑があるというようなことも内蔵しての五ヵ年計画でありまする以上、大臣として一体過去また将来を考えて、その計画自体に寸秒も決して心配のないように五ヵ年計画というものを樹立したんだ、という自信をもって施行の最後に至るまで責任をもっていかれるかどうか、その点を一つあわせて御説明願いたいと思います。