熊崎正夫の発言 (社会労働委員会)

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○説明員(熊崎正夫君) お手元に「六月集中豪雨災害に対する対策」ということで、厚生省から出しました資料を差し上げてございますが、それに基づきまして簡単に御報告を申し上げたいと存じます。各局共通事項がございますので、官房の方で一括御説明いたします。
 中身は、「厚生省のとった応急措置」と、それからその裏に出ております二枚目の「今後の対策」というふうに分かれてございますが、応急措置につきましては、「災害救助対策関係」と「伝染病防疫対策関係」と「その他」に分けてございます。
 それで、災害救助法が適用されましたのは、ただいま政務次官が御説明いたしました通り、三枚目の資料にございますが、十三県百十五市区町村になってございます。別紙1でございます。それで、被害状況は、五枚目のところをごらんになっていただければおわかりと思いますが、人的被害は計千五百七十三名、住家の被害が、合計のところをごらんになっていただきますと、全体の戸数と世帯数と人員が出てございまして、人員にいたしまして百二十一万八千名という多大な被害に相なっておるのでございます。
 それで、厚生省といたしましては、すぐ指導官を現地に派遣をいたしますとともに、救援物資の発送をいたしました。CAC物資、これはアメリカの宗教団体から贈っていただいております物資でございまして、これを特に長野県の方に急送いたしますとともに、日本赤十字社から衣類等を急送いたしました。それから二のところに出ておりますように、災害救助法に基づきます国庫負担金の概算交付を合わせて三千五百万円、長野県と岐阜県に概算交付をいたしまして、これはすでに交付済みでございます。それからホに出ておりますように、災害救助法の適用基準につきまして、長期の水びたしになっておる地域等につきましてはたき出し期間等の延長を認めておるわけでございます。
 それから次の伝染病防疫対策関係につきましては、係官を急派いたしましたことは、従来の通りでございます。それから地域指定と消毒等の実施といいますと、これは伝染病予防法に基づきまして鼠族昆虫駆除等の実施を厚生大臣が指定するのでございますが、これを各県について行ないまして、あわせてハのところで長野県に対しまして、特に飯田地方につきましては非常に浸水が激しかったのでございますので、防疫班を各県から急派いたしました。
 その他のところにおきましては、従来の災害の例にかんがみまして、世帯更生資金の増額決定を資料に出ておりますように各県につきまして決定済みでございます。それから一枚めくっていただきまして、国民健康保険の事務費・療養費の負担金の繰り上げ支給を実施いたしました。金額は計上されておる通りでございます。
 次に、Bの今後の対策でございますが、今後の対策につきましては、まだ詳細な資料が各県から出てございませんので、これは一応電話連絡によりまして概算見込額を計上いたしましたのでございまして、これらに対しましてはそれぞれ予備費の支出、あるいは現在の予算の範囲内での増額というふうな措置をそれぞれとる予定にいたしてございます。おもな分を計上いたしまして、なおこれ以上の被害報告が出て参りました場合は、それぞれ適切な措置をとる予定にいたしております。金額的に非常に大きな額に上ると考えられますのは、口に出ております「下水道終末処理施設及び水道の施設災害復旧につき特別助成の検討」でございまして、これは各県にわたっておりますが、特に長野県において多大の被害をこうむった地区が多いようでございます。
 それから三の「社会福祉対策関係」の対策につきましては、これまで大災害がありましたたとえば伊勢湾台風そ他の災害に準じまして、それぞれ所要の措置を講ずることにいたしております。
 以上、非常に簡単でございますが、資料に基づきまして御説明を終わらせていただきます。

発言情報

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発言者: 熊崎正夫

speaker_id: 15975

日付: 1961-07-15

院: 参議院

会議名: 社会労働委員会