太宰博邦の発言 (社会労働委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○説明員(太宰博邦君) まあ今回の災害が発生いたしますれば、これはもうすぐにそれぞれの現地に災害対策のまあ本部と申しますか、そういうものができる。ことに一番ひどいと思われました長野県の下伊那地方は副知事がそこに常駐して、その下に地域を分かって部長クラスが二、三人常駐して指揮をとっているというようなことで、その辺はそういうことで、それからまた私一週間ほどたってから行きましていろいろ聞きましたのですが、大体厚生省の応急救助に関します限りにおいてはまあまあ私は順調にいっていたと、これはいろんな、現地は現地なりに苦労しておると思いますが、そういうことでうまくいった。今回の特色というか、一つの困りました点は、まあ下伊那地方は御承知のように、天龍川という非常に荒れる川を控えております。それにしかも山くずれ等がありましたために、その山奥の山村への救助に非常に困ったようであります。これがとても陸路では行けない。自衛隊の出動を頼んで道路の開設をやっておりますが、まあたとえば飯田から束の方へ参ります大鹿村、それから上伊那郡の中川村の四億という部落は、このようなところはおそらく今日でも道路が十分についていないのじゃなかろうか、そういうようなところはとても道路の開設を待っては救助が間に合いません。そこで空路でやらなければいかぬというようなところから、これはヘリコプターを動員いたしまして、これは陸上自衛隊の方に頼みまして陸上自衛隊の方から十六機、それから民間のヘリコプター、これが多いときで大体五機ほど、それからまあ米軍の方で六機ほどまた応援がありました。締めて二十七、八機のものが飯田あるいは上の方のヘリコプターの基地を中心としてそれぞれ分担して、まず医療班の派遣、それから救助物資の輸送、それから陸路の便ではそういう山奥でけが人をどうにも処置できない、それから医療班をもってもそれはだめですから、病院へ運ぶためにというようなことで、これは相当活躍をしていただきました。これによってこういう奥地の救助がようやくできた、こういうようなことであります。こういう山間僻地のそういう救助の関連につきまして、今のヘリコプターというものがあったためにようやくどうにかできた、もしこれが陸路でやるというと、とても屈強な山になれた人でも峰から峰を七、八時間伝わっていくというような地域でございますので、とてもそれは間に合いません。そういうようなことは今後の災害救助の対策についても、私どもとしても考えなければならぬ面がある。そういうようなことが教えられたわけです。この辺が一つの救助の面では特色でございます。
それからよけいなことになりますが、伝染病関係がだいぶ出ておりますが、実はまあ私が参りましたときに聞きましたのでは、その前から下痢患者があった、その前から下痢をしておったというのがだいぶありました。それにやはり災害のときの疲労なり何なりというのが加わっております。この辺のことはあります。しかし、そのあとの防疫の方は非常にやはりうまくいっておるのでありまして、その前からの分がこの赤痢患者の発生なんかにもある程度加わっているのですが、防疫の万もうまくいっているようにまあ考えているわけであります。さようなことでございまして、中央におきましては中央対策協議会をさっそく開きまして、これは各省との連絡を緊密にとるという対策をとっております。これは前回と同様でございます。