鮎川幸雄の発言 (社会労働委員会)
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○説明員(鮎川幸雄君) ただいま御質疑の点は、一つは現在の河川改修工事がどういうふうに行なわれているかという点と、それから狩野川の放水路の問題、それから黄瀬川の改修と住宅の関係ですが、まず河川改修のただいまの根本的な考え方を申し上げますと、御承知のように、伊勢湾台風以後相当な被害を受けまして、もちろん過去における二十八年の災害その他いろいろの点で災害を受けましたので、建設省といたしましては河川改修の根本的な対策を講じておったわけでございますが、昭和三十五年度からは治山治水緊急措置法に基づきまして、治山及び治水両方ともに昭和三十五年度を初年度といたしまして十カ年で河川の改修の基本的な事業を達成するという目標でやっているわけでございます。昭和三十六年度はこの十カ年計画の第二年度に当たるわけでございますが、十カ年計画は御承知のように、前期五カ年と後期五カ年に分かれておりまして、昭和三十六年度は治水事業の基本計画から申し上げますと、第二年度に当たるわけでございます。今度の災害におきまして、直轄河川及び中小河川等も相当の被害を受けておるわけでございますが、全般的にまだ治水事業の面から見ますと十分な域に達してないというような状況でございまして、私どもといたしましては、今般の災害の状況等にかんがみまして、応急の対策はもちろん、治水事業につきましてもいろいろな点に検討を加えております。できるだけ全般的に工事が促進するように考えておるわけでございます。
それから第二点の、狩野川の治水に関する改修事業の問題でございますが、御承知のように、狩野川は、先般大災害を受けまして、狩野川につきましてはそれに対する災害復旧工事を施工いたしました。また、放水路工事は、この狩野川台風前から、ずっと昔からこの放水路工事の計画はあったわけでございますが、いろいろの災害の結果、放水路工事を早く完成するということで、建設省といたしましてもできるだけ放水路の完成に力を注いで参っておるわけであります。ただしかし、現在、完成間近には来たっておるわけでございますが、放水路周辺の地盤等が若干悪い所がございまして、これに対する措置等について早急にやらなきゃいけないという問題が起こって参りまして、放水路工事の全体の完成が若干おくれておるという状況でございます。
それから狩野川全般について申し上げますと、今度の災害におきましては、今度の災害復旧工事等によりまして、本川その他の点についての洪水による被害は非常に少なかったわけでございますが、大場川その他中小の河川等におきまして若干の破堤等ございまして、はんらんを起こしているわけでございますが、そういう点につきましては、私どもは現地をただいま調査もいたしておるわけでございますが、今後、そういう狩野川の本川と結びつきのある中小河川につきましてもその調査を十分にいたしまして、本川とともにそういう中小河川の災害が起こらないように全力を注いで参りたいというふうに考えておるわけでございます。