藤原道子の発言 (社会労働委員会)

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○藤原道子君 大へん委員長が時間をに気してらっしゃるので、急いで申しますけれども、とにかく、その十カ年計画を聞いたって間に合わないんですよ。実は、この狩野川の水害のあったときに、その当時の建設大臣であった遠藤さん、放水路もできるし、黄瀬川の工事もできるから大丈夫だといって、地元へ来て演説してらっしゃるものだから、地元民は安心していたわけです。今度、私の家なんかでも、あっというか間に屋根まで来ちゃった。で、留守番の人がおぶさって表に出たときには胸まで……。そういう所に十カ年住んでるんです。しかも今度は、非常に土手がいたんでいるために、沼津全市が水浸しになるんじゃないかといって大騒ぎした。今までは、こちらといいますか、狩野川の沼津駅寄りの方があぶなかったんです。今度は対岸の方も浸水している。そういうことで、しかもそれは建設省——あなたは住宅でないから仕方がないけれども、住宅の係の人たちが、遊水地帯として前から建設省が言われた所へ公庫の住宅、そこが毎年やられている。あと半数以上の人は自費で引っ越しておる。しかも、大臣は大丈夫だといって、来て演説している。そして、そこが毎年々々……、まあ死ななかったからいいようなものですが、もし人命に損傷があったらどうしますか。沼津市民の気持としては、できるならばあそこ一帯を遊水地帯として全市を守ってもらいたい、こういう希望に燃えているわけです。建設省としても、中小河川だからといって、あまり問題にしないで、だんだん毎年被害がふえてくる。この前の被害よりも、ことしの被害は倍加している。こういう点、十分に対策を立ててもらいたい。神戸の被害だって住宅地の造成が適切でなかったために被害を受けておる。公庫の住宅を建てるにしても国の費用で建るわけですから、もう少し予算を大切に、しかも人命を尊重する建前から土地を選んでいただきたい。こういうことを一つ大臣に十分申し伝えておいて、今後再びこういう事態が起らないように御考慮願いたい。時間がないようですから、これは実地を十分検証してもらいたい。狩野川と黄瀬川のくっつく場所なのですから、そこから二百メートルしか離れてないところに住宅を建てるなんて、そんなあぶないことはない。こういう点十分に対策を立てていただきたいと強く要望しておきます。

発言情報

speech_id: 103814410X00219610715_024

発言者: 藤原道子

speaker_id: 16070

日付: 1961-07-15

院: 参議院

会議名: 社会労働委員会