藤田藤太郎の発言 (社会労働委員会)
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○藤田藤太郎君 私は、国民健康保険の今度の改正点があまりにもワクが狭過ぎるし、そして厚生省自身は、国民皆保険というものをどう見ておられるか、私は非常に疑問でならぬのです。この予算作成にあたりまして、今の地方自治体の国保に対する国庫負担の要求、それから被保険者の非常に苦しい状態、これは私はやはり市町村単位で国保をやっていますから、だから、市町村の長としては自分の自治体の財政も苦しい。しかし、それとあわせて住民の所得の多い人はいいけれども、所得の少ない人の現状は見ていられない、こういう立場から、全国市町村長会、議会において少なくとも四割ぐらい上げてくれなければ今の負担に、四割ぐらいの国庫負担をしてくれなければ市町村の財政がもたない。あわせて、少なくとも七割・七割の給付ぐらい最低必要だという要求があるわけです。で、まあ政府は、国民の世論の上に立って政治をやるとおっしゃるのですから、政党間における、国会の論議における問題を乗り越え、この地方自治体の苦しみというものをどうして採用するかというところに心をいたさなければならぬと私は思っている。厚生省としては五分の一、七・七で一割上げてやろうということで一応はお出しになりました、予算要求のときに……。ところが、一応知らぬ間に消えてしもうて、結核と精神病の、それも世帯主負担だけをこれをやる、七・七に上げる。私はそれは少し、せっかく国保によって日本の医療制度、保険制度の残ったところを皆保険でやろうということは、全くもって私は根本的にはずれてしまったのじゃないか、こういう工合に思っているわけです。だから私は、一番先に聞きたいことは、厚生省は、この皆保険の今は経済面それから給付の面と言っていますけれども、もっとたくさんの問題があります。無医地区もあり、無薬局地区もあり、そういう問題もわれわれ明らかにしなければなりませんが、まず第一に申し上げたいことはこの問題ですね。保険経済がどういう工合にして維持していくか、それから国民生活の関係において給付をどういう工合にやっていくか、この問題を私は、予算を出したのだから厚生省はしようがないということでなしに、厚生省としては、将来国保を具体的に進めていくのにどうすればよい、どういう覚悟があるかということを初めに聞いておきたいと思います。