徳永正利の発言 (社会労働委員会)

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○徳永正利君 何か制限しよう、出すまい出すまいというようなお考えのように聞えるわけなんです。ところが、公務に起因ということをおっしゃいますが、あのサイパンが陥落した以後というものはとにかく片輪でなければほとんどみんな引っぱり出すというような状況下にあったわけなんです。それがあるときはざんごう掘りあるいは防空壕掘って大へんに苦労をし、泥水を飲んでろくに飯も食わぬとやっていた。そういうものを私はもう公務に起因……、そういう方々が結核になりあるいはまた、いろいろな病気になり、負傷したときにろくな手当もできないというようなものは、私はこれは公務であろうと思うが、ところが、非常に厳格に公務というものをお考えになっていて、鉄砲のたまでもすぱっと当たらなければ、どうも解釈を非常に厳格におやりになる、こういうところにも問題がある、それに関連した。ですからして病気なんというのは、当時は医者にかかろうにもお医者さんが少ないし、今でも無医村が千なんぼも日本全国にあろうという現状ですから当時はひどかったのです。一ぺん医者にかかってそしてそれが一ぺん断ち切ったら完全なからだになったというふうに厚生省ではお考えになるようでございますが、しかし、当時のことを考えると、そうはいかないわけです。ですから、これも私は人数にしても、かりに二年、六年にしても人数にしても大したことはないのです。第三者から見るといろいろなことが考えられましょうが、御本人になってみると、これはもう耐えられぬことだと思うのです。一つこの点もよろしく御検討になっていただきたいと思います。
 それから当時の徴用工員であるとか、あるいは動員学徒、女子挺身隊、国民義勇隊員、満州開拓義勇隊員、これはまあいわゆる白紙召集といわれておったのでございます。これも当時の気分からすれば白紙も赤紙もあまり変わりはないわけなんです。みな私は進んで出ていったと思うのです。そしてこの爆撃とかあるいは銃撃にあってなくなった。今では遺族給与金と称して遺族年金の半額が出ております。二万五千五百円というものが支給されておる。しかもこれは五年限りでもう上げませんぞ、来年でもうこれは切れるわけなんです。しかも、それには非常な制限がついておる。扶養する直系血族というものがおればだめだ。ところが、その扶養する直系血族というものは、これがまた年収なんぼあればだめだというような点で押えておられるようでございますが、このお父さんやお母さんが、年収一体幾らこの直系血族がとっておったならば支給しないというふうなことに相なっているのか、その点ちょっとお伺いいたします。

発言情報

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発言者: 徳永正利

speaker_id: 7708

日付: 1961-05-30

院: 参議院

会議名: 社会労働委員会