藤田藤太郎の発言 (社会労働委員会)
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○藤田藤太郎君 そこで、九州の今の状況を見ると、五月十三日現在で三百十三人、三十日現在で三百九十二人と、非常な速度でふえているわけですね、たった十五日間で。現地の声というのは、非常に深刻な御意見、世論があると思うのですね。しかし、小児麻痺というものが、実際上の、外国やそこらの先進国の状態が、環境衛生の高い国では、中、高年の人も罹患することがほんとうに国民にわかって参りますと、今のような、子供を持つ親だけの問題から離れていくということです。環境のいいところは、五十才くらいまで罹患率が変わらぬということですね、統計に示す通り。九州では、中学生とか高校生というような者が罹患しているということも聞くわけです。だから、大量に、国民的な人間麻痺ですね。小児麻痺じゃなしに人間麻痺のことなんですから、この人間麻痺の状況というものを、今のような緩慢な速度でやられているというところが、僕はよくわからぬ。もっと熱意のできないものか。物理的な準備のための日限が必要なことはわかりますけれども、しかし、いずれにしたって、三十五万回分やろうと、試験的にもやってみようという実施をせられて、されるような心がまえの基礎になったものは、あのセービン博士から十万単位、十万人分の生ワクチンが来て、試験をされたんです、予研で。あの予研で試験された結果はどうなんですか。